消化不良の攻撃。遠かった金沢の逆転ゴール
ザスパ群馬
どっちに転んでもおかしくなかったゲームだった。僕たちはアウェイでなかなか勝点を持って帰ることができなかったので、そういう意味では勝点1を持って帰ることができたのは良かったのかもしれない。相手にもチャンスはあったけど、僕たちにもチャンスがあったので、そこで勝ち切れなかったことがすごく悔しい。上を目指してやっているので、勝点3が欲しかった。 --セットプレーでかなりチャンスが多かった。ここ数試合ヒットできているシーンも多い。セットプレーは僕たちというよりもキッカーが8割ぐらいだと思っている。今日の得点も最後は僕が触ったけど、(風間)宏希のキックが良かった。難しい試合でセットプレーで点を取れたのは良かった。 --守備でも体を張っているシーンが目立った。まずは守備の選手なので、そこで体を張れなかったら役割をまっとうできていないことになる。チーム全員で体を張って守るだったり、相手より多く走ることを自分たちの強みとしてやっている。クシ(櫛引 政敏)の前の砦になれるようにという意識はしている。みんなで本当にハードワークができている。 --加藤 潤也選手との対戦だった。去年まで一緒にやっているし、彼の能力は十分分かっている。味方だと心強かったところが、相手になると非常に手を焼く選手だということをあらためて感じた。前半の潤也のシュートをクシが止めてくれたところは、潤也には絶対にやらせたくなかったので、クシがよく止めてくれたなという感じ。 --畑尾選手自身もブロックをしていた。そういう気持ちが乗り移っているかもしれない。 --試合終了時点で6位にまた浮上した。いまの順位はあまり気にしていない。一試合一試合の積み重ねでしかないと思うし、目の前の1試合にどれだけ本気で向き合っていけるか。42分の1というのを一つひとつ丁寧に積み上げていけるかというのが最終的な数字になっていく。例えば後半戦で1勝もできなかったら降格すると思うし、いまはどの順位にいようと気にしていない。去年もこの時期の順位は気にしていなかったし、本当に一試合一試合積み上げていくしかない。これからは上位のチームとも当たるけど、次はまず天皇杯で、その次は(次節・)大分戦に向かっていきたい。
ツエーゲン金沢
監督
前半いくつかあった決定的なチャンスを決め切ることが重要になってくる。いつも言うけど、トレーニングをしていく。実際、こういうゲームが一番良いトレーニングになるので、積み重ねていって点を取れるようにしていくのが一番良いのかなと思う。後半のように押し込む時間帯はこれからもどことやってもできると思う。押し込んだときにボールを持った人の落ち着きが大事。1人バタバタすると全体がバタバタしてしまう。落ち着くことができれば良い判断もできる。もちろんボールを持っていない人の動きの質も、タイミング等を上げていく必要がある。そういうところをトレーニングしながらできるようにしていく。 --後半、押し込んでからはなかなかブロックの中に入れられなかった。豊田 陽平選手の高さも生かせなかった。それよりもずっとトレーニングしていること、そのまま入れるんじゃなくて、サイドを崩してほしい。いま言ったようにボールを持った人の落ち着きがないから蹴ってしまったり、ぶつけたり。落ち着きがあれば時間をかけてでも崩せる。ペナ(ペナルティーエリア)の外にもスペースができている。そこからミドルもある。トレーニングではやっているけど、次にできるようにやっていく。
ザスパ群馬
監督
前半から縦に速い攻撃に苦労したところがあったが、先に(得点を)取れた。ゲームをコントロールしたかったところはあるけど、湿度は低いが日差しが強くて、気温がそれほどでもないにもかかわらず暑いのかなとか、いろいろな要因があるのかなと見ていた。最後まで粘り強くやってくれて、アウェイで(勝点)1を取れた。『3』はいつも取りたいけれど、しっかりとまた次に向かってやりましょうという気持ちにさせてくれるようなゲームだった。 --ダブルボランチの1人がフリーになってうまく運ぶことができていた。前半にだいぶそういう形が作れた。その先の精度を出したかったけれども、ちょっと外に持ち出すのが早いかなとか、外のところでちょっと選択肢を作ってはいなかったかなというのはあった。金沢さんは藤村(慶太)くんとか梶浦(勇輝)くんとかが人についていくような形で、4枚の間にウチが入り込んでいるところについていくような形をとってくる。だからウチのボランチは空く。そこからボランチが個人でコントロールで外したシーンは良かった。最終的に崩すところをどういうふうにやるか。金沢さんはマンツーマン気味なので、ランニングを入れるだとか個人ではがすだとかというシーンは作らなければいけなかった。そういうシーンもあったけれども、もう1つ怖いところ、一手その前に使ってしまうと最後もう1枚足りないなとか。そこは「もう少しやりたいね」とかだった。 1-0のままでハーフタイムにもっていけば相手の精神的なものも含めてやれるところも作れるんだろうけれども、今日は1-1になってああいう形になったので。そんな中でも勝点1を取れた。ここ最近はアウェイに行って取れなかったので、これをきっかけにしていきたい。
ツエーゲン金沢
FW 11
杉浦 恭平
(得点は)裏に飛び出したら良いボールが来たので、決めるだけだった。相手が来ているのも分かったし、GKが飛び出してくるのも分かったので、ちょっとズラすような形で、GKの届かないような位置に打てば入るかなという意識で打った。 --今日はシュートの意識がチーム全体で高かった。自分の前にボールが来て、良い状態だったらどんどん打っていこうという思いもあったし、今週に関してはそういうところを意識して練習していた。みんな積極的にシュートを打てていたのかなと思う。 --ゴールは簡単なシュートではなかった。抜け出したのは自分でも分かっていて、このまま絶対にシュートで終わろうという意識づけが今週できていたので、ゴールにつながったのかなと思う。 --勝利のためにあと必要なものは?やっぱり前線の選手の決定力は大事。(加藤)潤也もチャンスがあったので、そういうところを決め切ることが勝利に近づくのかなと思う。