終盤に攻め込まれるも逃げ切り成功。磐田が3戦ぶりの勝利を挙げる
ツエーゲン金沢
プランをある程度用意してきたが、磐田さんは技術が高い選手が多かったので、なかなか守備のところでうまくできなかった。押し込まれるシーンは多かったが、前半は耐えながらというのをイメージしていた。しかし、早い時間帯に失点してしまったので、そこはチームとして反省しなければいけない。立ち上がりの失点をまずはなくしていかなければいけない。 --前後半の終盤はペースを握れていた印象があるが?もちろん強いチームは最初から押し込めると思うので、自分たちの力が足りないという部分はあるが、後半の最後は自分たちが負けている状況が多くて、相手も引かざるを得ないところもある。前半の最後のようなシーンを作り続けることと失点が軽いので、そこは全員で改善しなければいけない。 --今後は我慢する時間帯を増やしていくべきか、もしくは主導権を握る時間帯を増やしていきたいか?(守備は)人にというやり方なので、1人がかわされると厳しくなる。その中でも我慢する時間は最初の頃よりも減っているし、自分たちがボールを握れる時間帯も増えてきているが、もっと後ろのテンポを上げないと。自分たちが持たされている感覚になっている部分も若干あるので、もっと押し込めるようにしていきたい。
FWなので、一番ゴールに近い位置で得点を期待されていたと思う。点を取ることだけを考えていた。(出場後の)流れは良かったが、もう1点を取れるチャンスはあった。そこがジュビロとの差だと今日はまざまざと感じたので、また金沢に帰って練習したい。 --中学時代は磐田の育成組織に所属していましたが、古巣との一戦はどんな思いでしたか?プロ入って5年目になりますが、最後にヤマハのピッチに立ったのが小学生の頃の前座試合だった。それからプロに入ってヤマハに来られるチャンスが三度目でしたが、2回ともメンバー外で悔しい思いをしていた。今年こそはと思っていて、来られたことは良かったが、こういう負け方をしてまた悔しい思いにぶつかった。またこのピッチに立てるように頑張りたい。 --チームとして磐田相手にやれたと感じたところは?少なからず得点シーンやボールをうまく運べているところはできていたと思うが、それで得点する、シュートで終わるかというところは、ジュビロのほうがうまかった。そういうのを見たら自分たちは何もできていないというのが正解かもしれません。
ジュビロ磐田
監督
ホーム3連戦の最後の日でしたが、この2連戦はサポーターに勝利を届けられず、申し訳ない気持ちでした。この雨の中でも途切れることのない声援を送り続けてくれたサポーターになんとか勝利を届けようというところで、選手もそれに応えてくれて良かったと思っています。 試合は、先に2点を奪うことができて、立ち上がりで非常に良いスタートだった。このまま試合を終わらせたかったが、一瞬のスキを突かれて、失点したところはまだまだわれわれに突きつけられている課題の1つだと思っています。ただ、この難しいゲームを全員のパワーでモノにできたことはわれわれにとって大きな1勝だと思っている。 --前半の途中で大森 晃太郎選手が交代した理由は?少し足に違和感が出たということで、本人とゲーム中にコンタクトを取りながら、難しいということで交代させた。 --前後半の終盤は我慢の時間帯が続きましたが、あの時間帯はどのように戦況を見ていましたか?前半にリードするまではボールをけっこう動かせていたが、奪ったあとに少し足が止まってしまい、縦パスへの反応も遅れてしまった。サイドを変えたときも少し人数が足りないところもあり、得点を取ったあとの攻撃のところは課題が残った。後半に2点目を決めたあともわれわれがチャンスを作ったと思うが、あのような失点をしてしまった。ポストに救われたシーンもありましたけど、そういうところが未熟なところだと思っている。ただ、全員の力で最後守り切ったと言えるかどうか分かりませんが、勝ち切ったところは少し成長できている部分だと思っている。
ツエーゲン金沢
監督
前半と後半の終わり半分は、攻守でチームとしての狙いをやれた。ただ、相手が疲れた状態でやれるようではいけないし、だからこの順位にいる。相手が元気なときもやれれば、もう少し勝点を取れるだろうし、順位も上がっていく。ただ、まったくやれないことはないと思う。トレーニングを続けていくが、ミスは必ずあるので、そのミスを2人目、3人目がカバーできれば、失点もなくなるだろうし、攻撃も良い形でつなぐことができる。 チームが安定するためには後ろの選手が安定しないとなかなか難しい。GKやCBがもう少し構えられれば、この2試合で庄司(朋乃也)はフィットし始めたので。セットプレーのやられ方は同じ。そこはトレーニングしていくが、やられる人が同じでは難しい。セットプレーを与えないようにするしかない。またすぐにゲームがあるので、コンディションを整えてやっていきます。 --後半開始から加藤 潤也選手と石原 崇兆選手の配置を入れ替えた意図を教えてください。守備のところで変えました。前半はジュビロの左から右にいったところを狙いたかったが、すぐに失点してしまい、難しいところがあった。選手の特徴を考えて右と左を変えましたが、今度は右の選手が中に入って、守備も左の選手がSBについて、5枚になるならそのままスライドしようと。ボランチの梶浦(勇輝)と藤村(慶太)の特長が守備に関して違うので、スライドさせる上で変えました。 --前後半の立ち上がりに苦しんでしまった要因は?そこが(磐田との)差だと思っています。戦術的なところや技術的なところでジュビロの選手たちのほうがメンバーが替わっていても質が高いし、われわれはまだまだプレッシャーが掛かるとミスが多い。遠藤(保仁)や大森(晃太郎)、あるいは山田(大記)あたりは、少しスペースができれば下がってそこに2人、3人と絡んで使える。そういう差を感じますが、その動きがなくなると金沢の選手たちもチームとして狙いを持ってやれるようになった。どこのチームも前後半の立ち上がりは動きを入れて、ボールを動かしてくる。そこでもしっかりとスライドしながらやれると、立ち上がりから安定した戦いができると思います。
ジュビロ磐田
MF 31
古川 陽介
--PKでのリーグ戦初ゴールについて。いろいろと考えましたが、後悔しない蹴り方にしようと思った。高校の最後にPKを外してから一度も蹴っていなかったので、逆に自信を持つことができた。選手権の頃よりは強気に蹴ることができた。 --ゲーム内容について。自分もとても満足できる内容ではなかったし、まだまだだなという印象が強い試合だった。難しい展開が多かったですし、自分も致命的なミスもあった。まだまだだなと感じている。 --自己評価は?自分の武器やチャンスメークが今日は少なかった。試合としても見劣りするというか、自分のプレーでもっとお客さんを楽しませたり、チームを活気づけるプレーがあまりできなかった。そこはこれからの伸びシロだと思う。 --3試合ぶりの勝利について。今日みたいな展開でも勝ち切ることが昇格に向けては大事だし、勝ちながら反省してしっかりと修正し、スタメンに名を連ねられるようにしていきたい。
DF 5
小川 大貴
--積極的な攻撃参加の理由は?前回(J2第21節・甲府戦)はリーグ戦での今季初先発で、この歳ながら多少の緊張もあったし、自分自身に任務を課しながらまっとうしようという思いが強くて、自分(の特長)を押し殺す気持ちも強かった。ただ、その反省もあって、今回はできるだけ自分のストロングをアピールしたいという強い気持ちがあった。 --前後半の終盤にペースを明け渡してしまった印象があるが?30分くらいまでは主導権を握りながら、人も動くビルドアップができていたと思います。ただ、そこから得点したあとに1人ずつの動きがなくなってしまい、個人で打開するようなボール回しになってしまった。あのようにキツいときこそ、ちょっとでも一人ひとりが動かないと難しいと思う。 --ミドルブロックを構える時間が長いことについて。僕は相手に握られるのは本望ではない。なるべく自分たちがボールを握って、ゲームを支配したい。とはいえ、前半の中で守備のスライドのやり方を修正できなかったので、ある程度相手にボールを持たせてしまうところもあった。そこはハーフタイムにある程度修正できて、後半は持たれるというよりも持たせるという形で守備ができた。