白熱の上位直接対決は2-2の痛み分けに
大分トリニータ
GK 23
--先発を言い渡されたのはいつだったのか。3日目の紅白戦で、監督がちょっと試すような感じで僕を先発チームに入れてくれた。これはもしかしたらあるかなと思っていたら、次の日のセットプレーの練習のときに僕が先発チームに入ったので、そこで分かった。 --本当は天皇杯で初出場のはずだったが、前日に負傷してチャンスを逃していた。そのぶん、思いも強かったのでは。昨季もケガが多くて、あまり試合に絡めなかったのだが、今季も先発予定だった天皇杯の前日にケガで出場できなくなった。そういういろんなことがあったからこそ、今日試合が終わった瞬間に神に感謝した。僕が望んでいた試合結果とは違っていたが、また試合ができることに感謝している。本当にうれしかった。 --いまはもうコンディションは上がっているのか。今まで試合に出られなかった時期も、日本に来て、たくさんのことを学んだ。サッカーの違いやケガの治療についてたくさんのことを学んで、ブラジルでプレーしていた頃よりも強くなっている。これからはブラジルで学んだことと日本で学んだことを1つに合わせ、もっともっと強い選手になっていきたい。
V・ファーレン長崎
監督
前半戦は相手よりも良かったと思いますし、相手よりも先にチャンスを作れたと思います。そのあと、大分さんが実力のあるチームですし、盛り返してきました。こういう試合は先制点が大事だと思いますし、2点目を取ることもできました。ただ、相手の特長であるサイドからのクロスが分かっていたのに、その形で2失点してしまいました。 --試合前に「アラートさを求めたい」と話していましたが、その点については。ビッグゲームなので、みんなはよくやっていたと思いますが、細かいところでやられてしまったんじゃないかなと思います。ダービーでしたが、ホームでもアウェイでも引き分けという結果です。もちろん、修正しなければいけない点はありますが、良い点もあるので、火曜日から次節に向けて準備したいと思います。 --フアンマ デルガドをターゲットに、2列目の4人が流動的に動いていましたし、サイドの攻撃もかなり機能していましたが、さらに求めていきたいことは。以前も言いましたが、中村 慶太、マルコス ギリェルメ、マテウス ジェズスは途中加入で互いを知る、特長を知るという部分で時間がかかると思います。そこが深まれば、もっと良いプレーが出てくると思います。 --相手は交代でパワーを出してきた。そこで失点して長崎側の交代のプランに影響はありましたか。失点したあと、相手が代えてきて、高さのある選手を入れてきたのでそこは気になりました。
大分トリニータ
監督
順位が5位と6位というシチュエーション、そして“九州ダービー”ということで、非常に多くのファン・サポーターが来てくださった。特に大分のサポーターは大分やいろんなところから集まってくださり、本当に素晴らしい応援をしてくださったことに、まずは感謝したい。 そんなサポーターに勝利を届けたかったのだが、結果として勝点1にとどまってしまって、非常に悔しい。いまわれわれが置かれた状況から考えても、勝点3を取ることで1つ上にいる長崎さんを追い越すことができたので、そういった意味でも本当に悔しい勝点1だった。 ただ、ゲームの内容と、0-2から追いつき、もう1点取れそうなシーンを作ったことに関しては、ポジティブに考えている。最悪は相手に勝点3を渡すことだったので、この勝点1を、また残り9試合につなげていきたい。
V・ファーレン長崎
DF 25
櫛引 一紀
--立ち上がり10分以降、サイドを終始、同じ形で崩され続けたと思います。シンプルに中を通されて、そこからサイドに展開されて、深い位置まで進入される。そこからクロスを入れられるという形を1試合通してずっとやられ続けてしまった。中を閉めているぶん、外を使われてしまったかなと思います。クロスを上げられる本数も多かったし、中央でやられたくないという思いもあったのですが、結果、両方でやられてしまった。 --中を閉める意識が強いわりには、そこでのボールアプローチに強度がなく、簡単に起点を作られる流れはずっと続いているが。ちょっと前半はやられすぎたので、後半は修正して、かなり強めに中を閉じるようにしたんですけど、そうすると今度は外がかなりフリーになってしまって、今度は中から外ではなくて、シンプルに外に速いボールをつけられて、結局そこからクロスを入れられる形になって、対応が難しかった。どっちにしろ(クロスを上げられる)という感じでした。 --内容を考えれば、2-0にできたことは幸運な面もあったが、そこからの試合運びについては。2点リードしたので、今日は何がなんでも勝つんだという意識でやっていましたけど、こっちが得点したあとの早い時間に1点目を返されると難しくなるし、あっちに勢いも出てしまう。1点目の時間帯が良くなかったかなと思います。
DF 23
米田 隼也
--立ち上がりの10分以降、サイドをずっと同じ形でやられてしまっていたが。そうですね。修正できませんでした。ハーフタイムに相手のシャドーの位置で受けようとする選手につけられるのがイヤだから、中盤のセカンドラインの選手たちにもっと中を閉じるように指示があったのですが、それだけやってしまう形になって、簡単にサイドにつけられる形になってしまった。 相手のボールホルダーに全然寄せることができていなくて、ファーストディフェンスができずにひたすら進入され続けてしまった。ああいう形が続くと厳しいなと思いました。 --ボールホルダーに厳しく行けていない現状は、なかなか修正できていないままだと思いますが。大宮戦のほうが、相手が3枚だったので守備でもハッキリできていたのですが、今日は相手が4枚だったときにカイオ(セザール)、マテウス(ジェズス)がその場にいるだけになってしまった。もっとボールホルダーに対して奪いにいく感じを出せれば、相手もボールを下げる形にできたと思うのですが、それができずに簡単につけられて、そこから進入されてしまったなと思います。 --内容を考えれば、2-0にできたことは幸運だった面もあると思うが、そこから割り切って守るような考えはなかったのでしょうか。(中村)慶太くんが「5枚にしたほうが良いんじゃないか」と言っていたのですが、それを言って(自分たちの判断で)変えることができるのかどうかというのもあったし、準備もしていなかった。ただ、そういった試合運びにおけるしたたかさというか、準備的なところは下手だなと思いました。
GK 21
波多野 豪
--入りは良かったと思うが、10分過ぎからはずっとサイドを崩され続けましたが。クロスからの形は警戒していましたし、決めてきた選手のところも警戒はしていたのですが、そこでやられてしまったので、まだまだ集中力が足りないなと思います。 --なかなか修正できずに同じ展開を続けさせてしまったが。前半は間につけられて、フリーで持たれてしまう場面が多かったので、後半は中を閉めて外に出されるぶんには大丈夫だという話だったのですが、実際にはそこからやられてしまった。個人的にも悔しさは強く残ります。 --大宮戦も完封だったが、被シュート数は多かった。勝ちながらの反省を意識していたと思うが、同じような試合になってしまった。毎試合、20本くらいシュートを打たれているような感覚ですし、僕自身止めるという作業はGKの仕事なので楽しめていますが、チームとして勝つのであれば、10本以内に抑えないと上には行けないし、上に行ってたとしても1年で降格してしまう。 もっと上を目指すなら、堅い守備やインテンシティーを高めないと、個人だけで終わってしまう。組織として強いチームを作っていくことが大事だと思います。