前節、アウェイでの大宮戦に臨んだ長崎は、立ち上がりの劣勢をGK波多野 豪を中心とした粘り強い守備でしのぐと、中村 慶太の鮮やかなパスから米田 隼也が先制点を奪う。後半開始早々にも米田がゴールを奪うと、フアンマ デルガドが2点を追加。終わってみれば4-0と大差をつけ、4試合ぶりに勝利を挙げた。
対する大分は前節、ホームで仙台と対戦。前半に保田 堅心のプロ初ゴールで先制に成功し、優位に試合を進めるが、前半終了間際にPKを沈められて同点で折り返すことに。これが尾を引いたのか、後半に立て続けの失点を喫してしまう。それでも、長沢 駿のゴールで反撃の狼煙を上げると、猛攻を見せるが、ゴールをこじ開けることができず。昇格レースにおいて痛恨の2連敗となってしまった。
両者の前回対戦は5月に行われた第17節。このときは長崎が早い段階で退場者を出し、さらに先制も許すという苦しい展開になったものの、少ないチャンスを逃さずにカイオ セザールが同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んでいる。現在の長崎は夏場の積極的な補強もあって前回対戦から大きくメンバーが入れ替わっており、ボール保持の色を強めている。大分もボール保持に長けたチームであるだけに、どちらが握り合いを制すかは試合のポイントになりそうだ。
1試合の重みが増していく最終盤の戦い。長崎はなんとしても連勝が欲しいが、大分も3連敗を喫するわけにはいかない。勝点3への闘志がみなぎる激しい“九州ダービー”になるだろう。
[ 文:杉山 文宣 ]