“地獄”からの生還。甲府が見せた逆転劇
大分トリニータ
もったいなかった。前半の終盤から少し押し込まれ始めた中で、そのときに僕は後ろに声をかけていた。まったく声も出ていなかったし、なんだかパワーが足りないなというイメージでいたので。それでもなんとか無失点で折り返した。相手が激しく来るのは分かっていたので、こちらも準備していたのだが、1つのミスであったりというところで、相手がそれほどプレスに来ていないところでも、自分たちで落ち着きを失ってしまった。落ち着いて1個ビルドアップできれば全然いけたと思うのだが。 --その落ち着きの損ない方は……。経験値だと、僕はずっと思っている。若くて強い選手たちだが、試合の運び方だったり落ち着きだったりというところは、もっと経験していかなくてはならない。今日、彼らがそれを経験できたことは良かったと僕は思っている。これでまた後ろの選手たちが1つ成長して、ああいうプレッシャーの中でも狙いどおりプレーできるようになればと思う。
ヴァンフォーレ甲府
監督
結果としての勝点3は素晴らしかった。ただ、前半の2失点は反省すべき点が多かった。大きく崩されていないが、先制点を取られてゲームを難しくした。ハーフタイムに相手の[4-4]のブロックをどう崩すか(を共有した)。前からのプレスとSBが出ていくタイミングが良かった。早い時間に1点取ることで良い影響をもたらせた。 --7試合ぶりの勝利の味は?本当にうれしいです。0-2で帰ってきたとき、選手は「またか」の表情をしていた。7試合ぶりの勝利、内容から見ればもっとやらないといけないところはあるが、選手の頑張り、サポーターの力に助けられた。
大分トリニータ
監督
言葉にならないような前半と後半の違いで、「悔しい」という一言では言い表せないくらいの負け方をした。試合後もサポーターからゲキを頂いたが、われわれは突き進んでいくしかないし、目標であるJ1昇格の可能性が数字上残っている限りは、もちろん目指し続ける。まずは目の前の試合を1つ勝てるように、選手たちと準備していきたい。 --一番の敗因は?完全に(ピーター)ウタカだった。ウタカ選手が入ったことでわれわれのディフェンスが後手に回って、彼1人にやられたような印象。 --2本のPK献上はどういったところから?1回目に関してはリスク管理のところから。ウタカ選手が途中から出てくることは分かっていたし、ああいう背後への抜け出しは彼の得意なところなので、十分警戒するようにと言ってあり、ペレイラも警戒していたと思うのだが、一瞬の気の緩みでやられてしまった。西川(幸之介)がよく止めたと思う。2本目に関しては、少し無理やりな体勢で後ろからスライディングに行ったので、PKは致し方ない。
ヴァンフォーレ甲府
MF 10
長谷川 元希
--7試合ぶりの勝利について。前半は申し訳ない戦いをしてしまった。(ハーフタイムの)ブーイングの活が効いた。切り替えて結果で返すことができた。なかなか勝てなくて申し訳なかったけれど、勝てた。何かにつながればいい。自力昇格はあきらめていないし、プレーオフ圏内はキープしていきたい(※19時キックオフの試合結果により、7位に)。 --PKについて。今年キッカーをやっていて、冷静に蹴ることができた。PKは「外すとヤバいだろうな」とは思ったが、普通に気軽に、自信を持って蹴ることができた。最初のPKは(ピーター)ウタカが譲ろうとしてきたが、蹴りたいだろうと思って譲った。(失敗して)さすがに2回目のPKは蹴りたくないだろうと思っていた。
FW 9
三平 和司
--7試合ぶりの勝利について。難しいゲームでしたが、自分たちが信じてやってきたことが実を結んだ。 --自身のゴールシーンについて。(松田)陸くんが良いところまで上がって、(クロスの)ボールはあまりよく見えなかったが、(前にいたピーター)ウタカからうまくこぼれてきた。ハーフタイムに「早めに1点を取り返そう」と話していたが、取れて良かった。 --後半のようなゲームをするために大切なことは?2失点しなければプランどおりの試合ができたと思う。前半から後半のようなサッカーができれば苦労しないが、自分たちから強い気持ちが出てきて巻き返すことができた。