力を出し合った好ゲーム。しかし、欲しかったものは得られず
東京ヴェルディ
前半はなかなか落ち着くことができなかった。相手ペースになっている中で、後半の良い時間に得点することができた。そこから押し込まれる時間が長くなり、失点してしまったことが残念だった。押し込まれている中で、マイボールになっても立ち位置が悪く、ロングボールが多くなった。そこでもっとラインを上げてセカンドボールを拾えれば良かったが、できずにタフな試合に、強度の高い試合になった。 --持ち上がることも多かったが?[4-4-2]同士だったので、システム上、自分のところで運ぶことでズレを生じさせることができると分かっていた。そうすることでチームのプラスになればと思っていた。
(2018年の)プレーオフで悔しい思いをした相手とスタジアム。なんとか勝って自動昇格圏に入りたいという思いでやっていた。強度の高い、熱いゲームになった。どこかでチャンスがあれば自分も入りたいと思っていた。勝てずに悔しい。まだ自動昇格の可能性は低くなっていないし、自分たちが緩むこともない。全員でつかみ取りたい。 --サポーターから、多くの声援が飛んでいたが?ウォーミングアップから自分のチャントを歌ってくれていたし、やらないといけないと思っていた。交代で入るときの声も聞こえていたし、グッとくるものがあった。 そもそも全治8カ月という診断で、1人では到底乗り越えられなかった。ケガしてから6カ月ちょっとで試合に出られた。トレーナーの方はつきっきりでやってくれ、家族もピッチに戻ったときの姿を考えただけで泣いてくれていた。まずは元気な姿を見せられればいいと思ったし、チームに貢献したかった。まだ2試合ある。チームに貢献したい。
ジュビロ磐田
監督
今日も本当にたくさんのサポーターがスタジアムに来て、われわれの後押しをしてくれた。その声援を受けてビハインドから同点に持ち込み、最後はひっくり返したかったです。でも、本当に選手が死力を尽くして戦えたのは、そういったサポーターの後押しがあったからだと思います。これを勝点3に持っていけなかったことは、僕に責任があると思っています。選手は本当に死力を尽くしてくれたと思っています。 ゲームは、相手も気持ちの入ったチームでしたし、非常にきっ抗した試合だったというのが感想です。前半は、われわれがやれたこともありましたし、もう少しやりたかったところの両方が出たと思います。後半は、点を取りにいくところで攻撃のセットプレーからカウンターで失点をしてしまいましたが、その後もひるむことなく、ゴールに向かって1点をこじ開けてくれたと思っています。2点目を取りたかったですが、それができずに非常に残念です。この勝点1を次のゲーム、残りの2試合にどうつなげていけるかはわれわれ次第だと思っています。 --前半にもう少しやれたと感じている部分はどの辺りなのか。後半も多少そういったところがありましたけど、相手も切り替えが早く、ボールを奪いにくるところでボールを動かして、サイドに集結させたときに逆サイドへ持っていきたかった。そこはもう少しやりたかったと感じている点です。 前半は早い時間帯から右サイドを攻略できていたと思いますが、そこからシュートなど、ドゥドゥに惜しいシーンがありましたが、もう少し際どいクロスで終われれば良かったというのは感じています。 --後半はカウンターでのピンチが多かった印象だが、その辺りはどう見ていたのか?相手のカウンターはすごく警戒していましたが、結果的にあのようにカウンターを受けて失点をしましたし、危ないシーンも作られてしまった。そこのところは、点を取りにいかなければいけないという部分はありながらも、リスク管理という部分はもっと突き詰めていかなければいけないと思っています。
東京ヴェルディ
監督
本当に多くのサポーターが詰めかけてくれた。彼らの声援は心強かった。彼らと一緒に喜びを分かち合いたかった。それができずに残念です。 内容については、われわれがやれることは前半からある程度表現できた。シュートの数は少なかったが、おおむね自分たちが思い描く守備と攻撃はできたと思う。決定機は1回あったが、もう少しシュートに行きたかった。 カウンターで1点を取って、カウンターでいけそうなところで追加点を取れなかった。サイドの守備で崩されて、点を取られた。そこを強化しないといけないと思いながらも、追加点も取れそうな雰囲気があった。自分の中でも葛藤している中で失点をしてしまった。悔やまれる部分がある。 ただ、ジュビロさんの力を考えたら持っている力を出して良いゲームをしたと思う。勝点3を取りたかったのは当たり前だが、選手が出し切ったことについては胸を張りたいと思う。
ジュビロ磐田
MF 28
鹿沼 直生
勝ちたかった試合を勝ち切れなかったのは非常に悔しい。監督からいつも言われている攻守でボールに関わり続けることを意識して、個人としては良い時間帯も、悪い時間帯もありながらもまあまあやれた感覚はありますけど、チームが勝てなかったことが悔しいです。 --立ち上がりから積極的に自分たちのやりたいことを出せていた印象もあるが?自分たちは勝つしかない状況で、もちろん大一番でしたけど、積極的に、硬くならず、試合自体は進んでいたと思います。ただ、最後のクオリティーや相手に少ないチャンスを仕留められたところはまだまだ足りない部分だと思います。 --球際の局面はかなり見ごたえがあった。そこはシーズンを通して続けてきた成果を出せたのか?ヨコさん(横内 昭展監督)が1年間を通してすごく強調して、意識づけしてきたところ。そこはチームとしても絶対に負けたくないと思っていますし、この時期に来て、やっぱり成長していると感じている。僕自身も感じていますし、自分の特長でもあるので、ジュビロに入って3年目ですけど、ジュビロのサッカーを意識し過ぎて、自分の特長をうまく出せていない時期もあった。そこが自分自身もうまく出せるようになってきていると思います。
MF 10
山田 大記
勝ちたい気持ちやゴールに向かう気持ちは、みんなすごくピッチで表現できたと思います。ただ、それだけではサッカーは勝てない。冷静さとか、ゴール前で相手を見て駆け引きするところとか、そこは少し課題が残ったとは思っている。 --立ち上がりから自分たちの戦いから逃げずにやった部分について。本当にしっかりとファイトするところや前向きなプレーを選択するところは、ある程度やれたと思います。そこをなくして、勝点や昇格をつかみ取るのは難しいので、そこは一定の水準ではプレーできたと思っています。 --失点後に全員を集めてどんな言葉をかけたのか?まずは「相手が得点したあとにどんな変化をしてくるかを見よう」と声をかけたのと、やはりこういう戦いなので、「守備はしっかりとやること。自分たちが優位にやれる可能性は十分にあって、そこは自信を持って、攻撃の時間が増えるだろうから落ち着いてやっていこう」と。失点直後で相手も勢いに乗ってプレーしてくると思ったので、守備の部分で5分くらいはあまり前がかりにいき過ぎず、相手の得点後の勢いというか、失点をしたことを中和させるために「我慢してプレーしよう」と声をかけました。