ただ、チームは決して下を向いていない。
清水戦では完全アウェイの雰囲気の中、チームが目指す“ノンストップ・フットボール”を存分に体現して昇格候補の筆頭格を苦しめ、長崎戦はサブ中心のメンバー構成で3得点。両試合とも敗戦の中で手ごたえをつかみ取っていた。
また、長崎戦ではルーキーの谷岡 昌と舩橋 京汰も存在感を発揮。主力組に刺激が加わり、チームに好循環をもたらすことにも期待したいところだ。
熊本としては今節こそ今季初勝利が欲しいところ。
開幕戦では清水相手に先手を取るも、守勢に回った終盤に逆転を許して黒星スタート。引き続きホームで戦った前節は群馬を迎えて、エース・石川 大地のゴールで先制し、その後も主導権を掌握。勝利を手にしたかと思われたが、終了間際に追いつかれてしまった。
2試合ともリードを奪う展開で悲観する内容ではないが、追加点を奪い切れない点は気になる。今節はその課題にどこまで向き合えるかも勝利へのカギとなるだろう。
熊本が通常通りの試合間隔で試合を迎えるのに対し、ミッドウィークにルヴァンカップを戦った愛媛は中3日の戦いとなる。その試合で愛媛は大幅なターンオーバーを行ったものの、守備の要となる小川 大空、尾崎 優成は120分間のタフな戦いを繰り広げたばかり。コンディション面にやや不安を抱えて今節へ臨むこととなる。
[ 文:松本 隆志 ]

