前節の敗戦から立ち直って勝利をつかみたい。そのような2チームがユアテックスタジアム仙台で顔を合わせる。仙台と千葉、上昇の機運をつかむのはどちらだ。
アウェイの千葉は、4勝2分5敗の勝点14で12位。就任2年目の小林 慶行監督の下で組織を洗練させ、速攻でも遅攻でもスムーズな“3人目の動き”でゴールに迫る。ここまで6得点の
小森 飛絢が引っ張る攻撃には厚みがあるが、最近2試合は先制しながら相手を突き放せないうちに失点を喫し、勝利を逃している。前節・秋田戦では最終盤に2点を決められ、逆転負けを喫した。最終ラインの
鈴木 大輔、長短のパスで味方を動かす
品田 愛斗や
田口 泰士らが、チームの最適なバランスを取り戻して立て直したいところだ。
ホームの仙台は、4勝5分2敗の勝点17で7位。今季から指揮を執る森山 佳郎監督が新たなスタイルを植えつけて、上を目指している。前線の
中島 元彦を筆頭に猛烈なプレッシャーを仕掛け、最終ラインの
菅田 真啓や
小出 悠太も積極的に押し上げながらハードな守備を披露。ボールを奪えば多人数がゴール方向へ「迫力を持って」(森山監督)突き進むスタイルだ。ただ、アウェイでの前節は、清水を相手に前半は消極的な戦いをして敗戦。ホームに戻る今節は、清水戦の後半に盛り返して2点を返したように、相手の圧力や高い個人能力に臆せず、「勇気を持って前に出る」(中島)プレーを出したい。
激しく前に出る仙台と、洗練された組織の千葉。鋭い攻め合いが期待できそうだ。
[ 文:板垣 晴朗 ]