初夏へ近づくにつれてか、甲府のエース・
ピーター ウタカのエンジンもいよいよ温まってきた。前節はホームで群馬と対戦し、
ピーター ウタカの先制点を皮切りに得点を重ね、19分で3-0に。
ピーター ウタカは後半にもゴールを奪い、ハットトリックの可能性も感じさせる躍動っぷりを披露。4-1で群馬を下す原動力となり、チームに今季ホーム初勝利をもたらした。
一方で、今節における愛媛は甲府と対照的な状況だ。
前節・山形戦でエース・
松田 力がシーズン4回目の警告を受け、今節は出場停止。最前線で攻守両面におけるスイッチ役を担う松田の欠場は、チームにとって大きな痛手となるだけに、今節ではより一層サブの奮起が求められるところだ。
昨季は松田が出場停止となった明治安田J3第17節・富山戦で初先発した
深堀 隼平(現・岩手)がハットトリックの大活躍を見せ、そこからチームの勢いが増した。ゆえに石丸 清隆監督は今節においても「いろんな選手がサブから出てきたほうが良い。チームとしても個人としてもチャンス」と、チームとしての新たな発見に期待。伸び盛りの前線の選手たちに勝負のカギを握らせるつもりだ。
とはいえ、
ピーター ウタカ、
アダイウトン、
ファビアン ゴンザレスら強烈な個の力を有する甲府と比べれば、迫力不足は否めないところ。甲府の個に対してアラートさを欠かさずに組織でカバーしながら、要所でいかにチームが強みとする鋭い縦パスからゴール前へ迫れるかも、勝利をつかむ上での重要な要素となるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]