白星ならずも、浅野体制初陣で得た収穫
ブラウブリッツ秋田
お互いに勝つチャンスがあった。前節(・群馬戦)に比べて、後ろはよく(失点)ゼロで抑えてくれた。良いところもあった中で、もう少しチャンスの回数を増やさないと点まで結びつかない。ゼロで抑える試合は得点が取れず、逆に得点が取れた試合は守り切れない。攻守がかみ合っていないのが歯がゆい。チームとしてやっていることは間違っていない。自分たちはどんなチームが相手でもやることが同じなのが良いところ。それを続けていく中で、今日みたいな試合を勝ちにつなげていけるように、練習からみんなで取り組んでいきたい。 --できれば後半20分間、攻勢だった時間帯で点を取りたかった。前半の終わりに鹿児島のチャンスが多かった中で、よく耐えることができた。後半の入りから相手コートでプレーする時間が長くて、セットプレーも何度か取れた。自分たちのストロングであるセットプレーで点を取っていかないと上位には行けない。あの時間帯で取り切る強さを身につけないといけない。 --終盤、鹿児島の猛攻を守り切れたが、最後まで得点できなかった。あそこからもう1回はね返して相手陣に入っていくなど、そういう強さをもっともっと出していかないと、自分たちが目指す上位やプレーオフの世界には行けない。ああいうときに奪い切ってチームを前進させられるような選手に、自分もなれるように努力したい。
鹿児島ユナイテッドFC
監督
8年ぶりとなる鹿児島での指揮、ホームゲームということで、私自身もワクワクしながらスタジアムに入った。この緊張感、雰囲気、まさに“帰ってきた”という思いでいっぱいだった。試合は勝点2を失ったということがすべて。秋田のシンプルでありながらハードワークをするプレーに苦しめられた時間帯もあった。選手たちに今週言ってきた守備の部分は、失点ゼロという結果からも、こちらが伝えようとした意図は、少しかもしれないが通じたのではないか。ただ、得点ゼロでは勝つことはできない。終盤に見せた勢いで1点をもぎ取る力も、われわれのチームには必要だと痛感した。これからの試合も、点を取り、失点ゼロで抑えるサッカーができるよう、選手たちと準備をしていきたい。 --就任からの短期間で伝えてきたことは?準備期間は4日間だったが、伝えたのは失点しないための守備のところだった。個人のところで、寄せ方、球際、切り替え、奪われた瞬間に奪い返す、素早くポジションを取る、などを選手たちに伝えてきた。それが効いたかどうか分からないが、最後まで体を張って球際も緩むことなく行っていた。 今日の相手の秋田はそういったところがストロングなチームなので、劣勢になるかもしれないというのはあったが、そこは恐れずにいこうと伝え、選手たちはしっかり出してくれたと思う。その良い守備を、今度は攻撃にどうつなげていくか。われわれのチームの良さは攻撃にあるので、良いボールの奪い方ができて、素早くカウンターに転じて点を取ることができれば、勝点につながってくる。
ブラウブリッツ秋田
監督
--前節・群馬戦に続いての引き分けとなった。同じ勝点1ではあるが、前節と今節の違いは?両試合とも決め切る力をつけること。ラスト20分、チーム全員で守備をしてしのぎ切った。しのいだだけではなくて、全員本気守備、奪い切る守備をして、カウンターに転じる走力、気持ち、球際、攻守の切り替え、全員本気攻撃、それらができてこそ本当の秋田の姿だと思う。苦しいときに、苦しい気持ちを殺して、ひたむきに夢中になって戦う選手を目指す。勝利を目指して、チーム全員で本気を積み重ねていきたい。できると信じている。 --後半、鹿児島の選手交代以降は相手ペースとなったが、最後追い込まれても守り切るだけではなくカウンターから1本決め切るというのが秋田のサッカーだということか?粘り強く、誠実に、泥臭さ、それが秋田の良さ。必要なのは奪い切る、奪ったボールを全員で走力を生かしてゴールへ運ぶ力、苦しいときに相手コート、相手ゴールに行き切る力。必ず選手たちは成長し、成し遂げると僕は信じている。
鹿児島ユナイテッドFC
DF 23
岡本 將成
--J2第7節・水戸戦以来、約2カ月ぶりのクリーンシートだった。場面、場面でみんなが踏ん張り、全員守備・全員攻撃を心がけ、失点ゼロで抑えられたのは良かったが、次の試合では攻撃のクオリティーが求められてくる。次の1週間、今度は攻撃のところも整理して、勝利につなげられるようにしたい。 --ロングボールやセットプレーが強い相手に、どんな意識で臨んだか?分析で蹴ってくることが分かっていたので、蹴ったあとのセカンドボールをみんなで意識した。回収できていた場面が多く、それが良い攻撃につながった場面もあった。 --監督が代わって、守備の意識で変わったところはあるか?「ボールを奪われたら3秒以内で取り返しにいけ」と言われている。そういう意識は全体的にあったと思う。最後にゴール前で体を張ることも全員が意識してやるようになった。それが無失点につながった。
FW 39
河辺 駿太郎
--今季リーグ戦初出場だった。これまではなかなかチャンスがつかめなかったが、今週の練習には手ごたえがあり、ベンチ入りをつかんだという気持ちが強い。調子も良くて、自分の中では良い感覚で試合に入ることができた。浅野(哲也)監督の初めての試合ということで、結果を残して勝利に貢献したかった。 --ファーストタッチで相手ゴールに迫るプレーが出ていた。途中出場の選手にとってファーストプレーは大事にしている。ドリブルで突破して抜けなかったけれど、ファウルをもらって、「今日はやれる!」と自信がついたので、その後のプレーにも良い影響が出た。 --惜しいシュートシーンもあった中であと一歩、ゴールを決めるために求められるものは?練習で改善するしかない。練習から試合を想定して取り組むしかない。今日外した決定機の場面も、よりリアルに練習から想定して取り組む必要がある。ああいうところを決めるか、決めないかで勝点3か、1か、ゼロかが決まってくる。前の選手はチームとしても、個人としても大事にしているところ。ああいうシーンを決められる選手にならなければならない。