約3週間の中断期間を経て、明治安田J2が再開。仙台と清水が、その初戦で顔を合わせる。注目の上位対決だ。
アウェイの清水は、17勝1分6敗の勝点52で、首位につける。ホームでの勝負強さが光る一方、6敗はすべてアウェイで喫している。ただ、アウェイで行われた前節・大分戦は勝利。3連勝を収めて中断期間を迎えており、今節もその勢いを持続できるかが問われる。
清水はタレント揃いで、どこからでも点が取れる攻撃性が強み。頼れるセンターFW
北川 航也を筆頭に、サイドからパワーを発揮する
ルーカス ブラガら個人で突き崩せる選手たちは今節も躍動できるか。守備でもルーキー・
高木 践の台頭がチームに良い競争をもたらしている。
ホームの仙台は、10勝8分6敗の勝点38で6位。森山 佳郎監督を迎えた今季は
中島 元彦や
郷家 友太が前線から献身的にプレッシングを仕掛け、ボールを奪えば全員で押し上げて相手を崩す形を得意としてきた。シーズン中盤戦からはボール保持の形も整備してきたが、最近はケガ人が出たり相手への対策に意識が向き過ぎたりして前への推進力を失い、連敗で中断期間を迎えていた。
仕切り直しの試合が首位相手となるが、再び前への勢いをチーム戦術に落とし込んで正面からぶつかる構えだ。
オナイウ 情滋や
有田 恵人といったスピードのある選手たちが清水の守備の背後を突いて仕掛ける速攻や、
鎌田 大夢や
松下 佳貴のパスを生かした遅攻にも注目したい。
両者が夏に迎えた新戦力がもたらすプラスαも見どころだ。例えば清水は
宇野 禅斗のボール奪取能力、仙台は
梅木 翼の空中戦といった具合に。熱い戦いを期待したい。
[ 文:板垣 晴朗 ]