残留争い直接対決となった“九州ダービー”。貴重な勝利を得たのは熊本
ロアッソ熊本
--加入後初ゴールが勝利につながりました。うれしい気持ちと、安心した気持ちと、まだまだ取りたい気持ちがあります。あの角度は得意なところなので、足を振るだけだと思いました。(石川)大地くんが良いところに出してくれました。 --“九州ダービー”で大事なゲームでしたが、意識したことは?ダービーだし順位も近いので、内容も大事だけど勝たないと、チームとしても厳しい状況になってしまうので、本当に勝てて良かったです。 --得点後、ベンチに駆け寄っていました。主税さん(藤本 主税ヘッドコーチ)とか、あそこからのシュートにつき合ってもらっていたし、いろんなシュートの打ち方も教えてもらっていて、そのとおりにできたというのもあって。自分が決めたけど、スタッフや練習につき合ってくれたみんなのおかげだと思いました。
--ご自身の得点場面について。ウイングをやっていて、セカンドボールのときに内側に絞るというところから始まって、もともと内側がスタートだったのと、ヘディングでセカンドボールを(石川)大地につけたあとに、相手のラインが高かったので、「背後に出してくれ」と言いながら走り出しました。本当に素晴らしいボールを出してくれたので、あの大地のボールがすべてだったかなと思います。走り合いのスピードは自分ができる一番のストロングなので、置き去りにして、しっかりGKを見て流し込めて、良い得点だったと思います。 --その得点で先制したことで、落ち着いて進められたのでは?やっぱり得点でチームも落ち着くと思うので、次もその次も、まずは試合に出られるようにしっかり準備して、ゴールやアシストでチームを落ち着けられたらいいなと思います。
鹿児島ユナイテッドFC
監督
絶対に勝点3を取らなければいけない試合にもかかわらず、終始劣勢な戦いをしてしまった。何でもっとボールを取りにいかないのか、積極的に仕掛けないのか。その責任は当然私にあるが、そういったところがすべてだったと思う。チャンスがなかったわけではないが、それよりも全体の戦い方、熊本に対する戦い方、厳しさも含めて足りていなかったことが、この結果に出た。サポーターの皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 --残留圏との勝点差が『9』に広がってしまった。かなり厳しい数字になった。残り7試合すべて勝つ、あるいはそれに近い成績を残さないと難しい状況だ。次の試合はすぐにやってくる。当然、次の栃木戦に向けて切り替えて準備をするが、いまの状況を抜け出すために何か策が必要だと思う。
ロアッソ熊本
監督
同じ九州ですが、アウェイにこれだけのサポーターが集まってくれた。2,000人ぐらいだと聞きました。素晴らしいことですね。それくらい集めるだけの選手の能力はあるということ。なかなか勝てないのは私の問題ですので、選手たちのプレーが、これだけのお客さんを「応援したい」という気持ちにさせるということは事実だと思います。それが今日は勝ちにつながって良かったと思います。1試合勝ったから何かが大きく変わることはないんですけど、また次に向かって頑張っていきたいと思います。 --古長谷 千博選手と唐山 翔自選手の位置を入れ替えてのスタートでしたが、狙いは?サイドに推進力が欲しいということ。千博は悪くないけど、彼はボールを一度収めるようなプレーが多いので、真ん中に置いたほうが良いと判断しました。 --唐山選手が加入後初ゴールを決めましたが、ゲームを通してのプレーについて。これまでのゲームでもシュートを打って惜しい場面があったので、早く取れればいいなと思っていました。非常に良かったと思います。主税(藤本 主税ヘッドコーチ)とシュート練習をやっていますので、その成果が出たと思います。
鹿児島ユナイテッドFC
DF 5
井林 章
--残念な結果に終わってしまった。立ち上がりが良い感じで入れたのに、先制点が取れなかったことが大きかった。J2の中でもボール保持力の高い熊本が相手だと、ある程度ボールを持たれてしまうのは想定の範囲内。守備の出足と局面で戦うことができれば問題ないと思っていた。前半の入りはむしろ自分たちが優位に進められそうな雰囲気もあった。だからこそ、先制点を取られてしまったことが良くない流れを呼び込んでしまった。 --チームとしてやろうとすることと、ピッチ上でやっていることの齟齬を感じた。要因は1つではない。やるのは選手たち。ピッチに立っている11人がもっともっとコミュニケーションをとって、行くべきところは行って、引くべきところは引く。しっかり声をかけて、みんなで合わせていかないといけない。一人ひとりの認識がまだまだ足りないからこそ、そんなふうに見えてしまっていると思う。コミュニケーションをもっともっと増やしていくことに尽きる。 --残り7試合をどう戦う?勝つしかない。無失点で終わることよりも、相手より多く点を取って勝つことをもう一度自分たちで意識したい。後半、最後のほうはリスクを負ってでも前に行こうとして、そこについていく選手たちも増えてきて、相手も下がった印象がある。いかにして相手のゴール前に入り、決定機をより増やしていくかを考えていきたい。
GK 1
泉森 涼太
絶対に負けることが許されない状況で、ふがいない試合をしてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 --後半、アクシデントもあって守備のメンバーが代わったが、後ろから見てどう感じたか?1点ビハインドで後半に入り、点を取りにいかないといけない状況だった。少しは入れ替わる場面があることも想定していたので、僕自身も守備の意識をより高めていたが、2点目を先にやられてしまったところで、ゲーム的にも厳しくなってしまった。 --それでも気迫でシュートを止めた場面もあった。3点目をやられてしまったらより厳しくなるから、やるしかなかった。それ以上に1、2点目を防がなければGKとしての役割を果たしたことにはならない。そのことが悔しい。 --残り7試合に向けて。まだ可能性が少しでもある限り、僕たちはあきらめないで最後までやる。サポーターの皆さんには最後まで信じてついてきてほしい。