国立での首位攻防戦。勝ちどきを上げる者は現れず
横浜FC
これだけの雰囲気で、横浜FCのサポーターもたくさん来ていた中で勝利を届けたかったですが、そういった意味ではちょっと残念な試合でした。 --それは勝てたなという気持ちがあったからですか?先制もできましたし、そこまで悪くなかったと思いますが、この雰囲気でいつもの100%は出せていなかったのではないかと感じています。局面局面のところで、いつも取られないところで取られてしまったり、取れるところで取れなかったり。相手のクオリティーはありますが、こういうレベルの相手や雰囲気の中でも100%の力を出せないと、昇格したあとも厳しいと思います。そこについては良い勉強になったと感じています。 --得点シーンに絡みましたが、振り返って。そうですね。あれはチームとしていつも練習している形だし、クロスの質も良く、(髙橋)利樹の入りも良かった。チームのストロングが出たゴールでした。 --J1でもあまりない55,000人強の観客の前でプレーしてみて。みんな自然と気持ちは高ぶっていたけど、そこでどう自分の力を発揮できるか、プレーができるのかが、ポイントだと思います。 --残り5試合。優勝争いは最後までもつれ込みそうですが。ここまで来たらもう上がって、できれば優勝して、みんなとサポーターと一緒に喜びたいです。
--ゴールを振り返って。チームとして連係を意識している中でしっかり形が出ました。(髙橋)利樹がニアで触ってこぼれ球でしたが、しっかり押し込めて良かったです。 --前半も福森 晃斗選手のCKからボレーを狙っていましたね。練習していた部分でもあります。あとちょっと下に行けばというところでしたが、日頃からもう少し練習していきたいです。 --対角へのボールもチャンスになっていた印象ですが、手ごたえは?監督から中央で引き出してサイドチェンジをすることは指示されていましたし、日頃からトレーニングしているところではあります。自分の1つの特徴として、引き出して逆サイドに振るところは意識しているので、もう少しそこからゴールにつなげられればと思います。
清水エスパルス
監督
ホーム・国立に詰めかけてくれた55,000人以上のサポーター・ファミリーの底力、このような舞台を用意してくれるクラブ力、すべてのエスパルスを愛する方々が、劣勢の状況で先制されたゲームをドローという結果で終わらせてくれました。われわれに勇気、エネルギー、パワーを与えてくれる、素晴らしいスタジアムの雰囲気でした。ただ、J2最多入場者数の記録を作ってくれたサポーター・ファミリーに勝利を届けられなかったことを申し訳なく思っています。 失点してから見せた攻守のスタイルを、本来ならば90分間を通して見せられるようにしたい。スタートからあのような姿勢を出して、そしてそれを90分間貫けるようなチームを作っていきたいと思います。 --前半45分間のような展開は想定どおりだった?それとも物足りなさを感じた?試合前の時点で、われわれは横浜FCさんに勝点1差をつけて首位に立っていて、この試合をドロー以上で終えることができれば首位をキープできるという状況でした。そのような背景も相まって、先制点を奪われたくない、より慎重に手堅く入ったなという印象です。もちろん、意図して守備に重きを置いたことはありません。そこよりも、メンタル面が大きかったと感じています。今後はより勇敢な姿を見せられるように準備を続けていきます。
横浜FC
監督
まずはこのような舞台を作ってくださった関係者の方や、たくさん集まってくださったサポーターの皆さま、そしてメディアの皆さんも含めて、お礼を言わせていただきたい。チーム、選手、指導者を含めて、こういう舞台でやらせていただけるというのは、こんなに幸せなことはないと、試合をやってあらためて感じました。本当に皆さまにお礼を言わせていただきたいと思います。 試合のほうは攻守に狙いを持って入り、守備はある程度安定して守ることができました。ただ、思った以上に清水さんも堅く入られたのか、あまり前からガツガツ来なかったために、最後のところへの狙いがあまり出せませんでした。相手に下がられたあとの攻撃で少し行き詰まる部分もあって、前半はお互いに大きいチャンスはなかった印象です。 後半はもう少しアグレッシブに行くことと、下がられた相手に対してどう崩すのかを共有しながら入りました。入りから少し押し込む流れができて、良い形も増えて、狙いとする形からゴールを奪えた流れまでは非常に良かった。しかし、ここまでの流れで、堅く守って失点をせず、守り切りながらチャンスがあれば追加点を狙っていましたが、清水さんに素晴らしい崩しで同点に追いつかれてしまったことは反省点です。 引き分けに終わりましたが、リーグの目標は変わらずあるので、残り5試合でJ1昇格、それから優勝と、1つずつ目の前の試合を全力で戦いながら近づいていきたいと思います。 --ハーフタイムの指示をもう少し具体的に教えてください。守備では相手の狙いとするCBを引き出しての背後への動きに注意していくことと、乾(貴士)選手をチームでどうしっかり抑えていくか。攻撃では前線が受けられないにしても止まっているのではなく、動かしながら相手を引き出していくこと。あとは相手があまりプレッシャーに来ないのであれば、ボランチがもう少し引き出していくように。そういったことを共有しました。
清水エスパルス
MF 10
カルリーニョス ジュニオ
--どのような気持ちでピッチに入った?試合に途中から出る選手がやらなければならないことは、チームを勢いづけることです。前半の展開を踏まえても、攻撃面でインパクトを与える必要があると思っていました。ここまでのシーズンは、ほぼすべての試合にスタメン出場していましたが、直近の2試合はベンチからのスタートとなっています。ただ、気持ちの面だったり、僕がやることに大きな変化はないので、ポジティブなマインドで試合に入りました。 --宮本 航汰選手が決めた同点ゴールのシーンについて。テル(原 輝綺)からパスを受けたときに(矢島)慎也は見えていましたし、結果的にゴールにつながったのは慎也のパス。そしてゴール前に走り込んだテルと航汰のおかげです。特に、慎也は途中出場したほとんどの試合で流れを変えるような、素晴らしいプレーを見せてくれています。彼の持つクオリティーが僕のパスを意味のあるものにしてくれました。 --この勝点1をどう評価する?正直に言うと、悔しいです。勝って横浜FCとの勝点差を広げたかったというのが本音です。ただ、先制された試合で追いつくことができたのは大きかったと思います。今日の試合を引き分けで終えて良かったと思えるかどうかは、今後の試合次第です。1-1という結果を正解にできるように、これからの試合で頑張っていきます。
MF 13
宮本 航汰
--自身が挙げた同点ゴールを振り返って。ほぼテル(原 輝綺)のゴールです。自分としては、あの場面は確実に仕留めなければならないと思っていて、念のためにゴール前に詰めようという思いで走り込んでいました。山根(永遠)選手がカバーに来ているのも見えていたので、うまく押し込めて良かったです。 --外から見ていて何を感じた?後半はアップをしていたのであまり見られていなかったのですが、前半の守備に関しては問題がなかったという印象です。ある程度ブロックを組んで、福森(晃斗)選手の左足を自由にさせない守備はチームとしてある程度考えていて、その観点ではうまく守れていたかなと思います。 --55,000人を超えるサポーターの声援は、選手の耳にどのように届いていた?本当に力強い声援で、選手は思い切ってプレーすることができたと思います。僕自身も途中からの出場でしたが、非常にパワーをもらうことができました。 --この勝点1をどのように今後につなげる?残り5試合になりましたが、一つひとつ目の前のゲームで勝ちを目指すということに変わりはありません。去年の(J2最終節・)水戸戦は苦い思い出となりましたが、あの地で勝つことで、その記憶も払しょくできると思います。昇格に向けて前進するため、チーム一丸となって次節(・水戸戦)に臨めたらと思います。