昨季一緒にJ2初昇格した藤枝といわきが、今季残り5試合の時点でJ1昇格プレーオフ進出争い直接対決を迎える。それ自体が両チームにとって誇らしいことであり、藤枝の須藤 大輔監督は「お互いにすごく成長していると思いますし、どっちがより成長しているかを表現したい試合」と言う。
11位・藤枝はシーズンが進むにつれて自分たちらしいサッカーの成熟度が高まっており、現在2連敗中でもそれは表現できていたため自信を失ってはいない。ただ、前節・大分戦では圧倒的にボールを保持しながら、相手の一発のカウンターから
山原 康太郎の退場とPKによる失点に至り、自滅。最終的に0-2で敗れた。いわきもカウンターの威力が非常にあるため、今週の練習ではリスク管理を徹底することに注力している。
そんな中、大分戦で退場処分を受けたCBの山原と
中川 創が出場停止。ただコマはそろっており、誰が出たとしても「出た選手が自分の特徴を出してくれるのが楽しみ」と須藤監督は言う。
対する8位・いわきのここ6試合は2勝1分3敗。6位・千葉とは勝点2差でプレーオフ進出の可能性が存分にあるため、ライバル対決に勝ってラストスパートにはずみをつけたい。
スタイル的には藤枝と対照的で、多少ボールを握られたとしても奪ってからの速い攻撃というのがチームの武器。これがハイラインの藤枝に対して、大きな威力を発揮するだろう。またどちらも激しいハイプレスが持ち味であるため、そこでの優劣が試合展開を左右する可能性がある。
さらにJ2得点ランキング2位の
谷村 海那(17点)と、同3位タイの
矢村 健(14点)のエース対決も楽しみなところ。非常に見どころの多い大一番となるはずだ。
[ 文:前島 芳雄 ]