2024/11/10 (日) 14:03 KO
第38節
清水エスパルス
清水
1
-0
ロアッソ熊本
熊本
61'
入場者数: 18,137人
天候: 雨のち曇|気温: 19.5℃|湿度: 54%
したたかに。3戦連続ウノゼロで締めた王者・清水
ロアッソ熊本
--チャンスを作れたことと、それでも決め切れなかったことについて、どう評価していますか?相手よりも多くシュートを打っている中で、間違いなく決め切らないといけないシーンもありましたし、遠くからのロングシュート、ペナルティーエリアの外からのシュートも多かった中で、うまく枠に入れてこぼれ球に詰めたり、クロスからのチャンスはありました。どこのチームもそうなのかもしれないですけど、そういうところで決め切るというのは、やっぱり1年間を通しての課題だったのかなと思いました。 --個人的には、1年間を振り返ってどんなシーズンだったでしょうか。2ケタ(得点を)取れましたけど、振り返ればもっともっと決めないといけないシーンもありましたし、そういうところはもっと突き詰めて、もっと上を目指せると思って、しっかりやっていきたいなと。まだまだだなと、1年間通して思いました。
--大木 武監督は「小さいようで大きな差があった」と話していましたが、どんな差を感じたでしょうか。やっている自分たちもそれは感じました。前半は、チームとしてずっとやってきたことを出せたという感覚がある中で、点が取り切れなかった。相手は少ないチャンスでも1点を取ってくるという、その1点の重みというか、その違いはすごく感じましたし、我慢するところは我慢する、我慢できるというチームの強さも感じました。ちょっとずつですけど、確かにその差が、いまはまだあるのかなと思いました。 --最終節ということもあって熊本サポーターも多く来ていましたが、雰囲気はどうでしたか?最高でしたね。この中でやれる幸せを感じて、試合前からテンションも上がっていて、それは自分だけじゃなくて、みんながそういう気持ちになっていたと思います。この雰囲気を熊本で作りたいと思いますし、作るためにはやっぱり上で争うチームにならなきゃいけないなと思いました。
清水エスパルス
監督
未来に光を灯すようなゲームにしたかった中で、正直に言うと、僕の中ではガッカリするゲームでした。もっとワンプレー、一つひとつのパスやコントロールにこだわってやらなければなりません。おそらくJ1だったら、あれだけボールをロストしていたら、0-5ほどの大差でやられていたと思います。最後、相手が仕留め損なったところに救われたゲームだと感じました。 特に若手で、このゲームに出た選手たちというのは、日常から意識して変えていって、クラブの未来を明るく照らしてもらいたい。悔しい思いをしたからこそ、成長につながると思いますので。 --メンバー選考の意図は?欲張りなので、いろんなものをとりにいきました。もちろん勝利を目指すことは大前提で、来年J1で戦うにはどうするのか、3年後や5年後にこのクラブを背負う選手は誰なのか、そんなところの成長を見たいと思っていました。公式戦の舞台でどれくらいできるのかを見たかったのですが、そういった意味では残念な選手も何人かいました。逆に言うと、(成岡)輝瑠なんかは非常に良いパフォーマンスを見せてくれました。彼のレベルでスタンダードだと思うので、J1に行ったらあれ以上のものを見せてもらいたい。ベテランや若手に関係なく、来年もチームのスタンダードを高められるようにやっていきたいです。 --難しい前半だったが、ハーフタイムにはどこを改善しようとした?イージーなロストが多く、切り替えも遅かったので、「これじゃ話にならない」と伝えました。前半は、最終ラインが少し怖がって下がったぶん、中盤の選手が数的不利でプレッシャーに行き、だからこそハマらずにズルズル下げられる場面が増えました。勇気を出して、コンパクトな陣形を保ちながら人を捕まえにいく。ボールに圧力を掛けることをしなければ、常に押し込まれるゲームになってしまう。そのようなゲームをすると、体力も消耗し、技術的なミスも出て、奪ったあとに押し返すことができない。そんな悪循環に陥ってしまいます。前向きな守備と、ボールを奪ったら収めてキープし、止める、蹴る、運ぶ、外す、受けるだとか、基本的なところを見直そうと話をしました。システムをいじったところもありますが、後半に入ってきた選手は良い働きをしてくれたと思います。
ロアッソ熊本
監督
チャンスはあったけど決まらなかったですね。相手にはそんなに多くのチャンスはなかったと思うのですけれども、決められてしまったということですね。やっぱり、守れるか守れないか、決められるか決められないか。ウチのスタッフが言っていましたけども、小さな差のように見えるけれども、すごく大きな差のように感じたと。そのとおりだと思います。それから、あとはサポーターがあんなにたくさん来てくれたのに、遠い熊本まで気分よく帰れないというのは、心が痛みます。本当に申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。 --選手たちはこのゲームに向けて、「優勝したチームに自分たちの力を出したい」と話していました。出せたかどうか、どう捉えていますか?出した、出さないじゃなくて、勝ったか負けたかでしか誰も判断しませんので、負けたという事実があるだけです。 --大木監督のサッカーが楽しいから観に来るという声は少なくありません。来季、どんなサッカーを見せたいか教えてください。変わらないですね。それが私のやる意味だと思います。
清水エスパルス
DF 70
原 輝綺
--個人として今季を振り返って。自分の特徴を発揮しつつも、目に見えるような結果も追い求めようと思っていたシーズンでした。去年からやってきたことを継続させつつ、数字を残すこと、あまり目立たずともチームとして必要なこと、その2つを両立させようという思いでシーズンに入りました。序盤と中盤の何試合かはケガで離脱する期間もあったので、シーズン後半戦は休みなくやらなければと思って、今日までやってきました。優勝も昇格も決まっていてメンタル的には難しい試合でしたが、練習どおりのゴールもできましたし、成果が出て良かったです。 --難しい時間帯を乗り越えて、1点差で勝利する試合が3つ続いた。勝負強さの面では悪くなかったんじゃないかなと思いますが、チームとして90分間どのような試合運びをするのかなど、この先チームがどんどん良くなっていくためには、もっともっと改善は必要かなと思います。(昇格して迎える来季は)リーグのレベルが上がる以上、難しい試合が増えてくるのは当然です。苦しい時間帯をなるべく短くするための工夫や改善は必要だし、自分たちのペースに持っていくために、チームとしての工夫や、試合の中での選手個人としてのアジャストも必要です。選手もコーチングスタッフも、成長しなければならないと思います。
MF 13
宮本 航汰
--前半は自陣に押し込まれる時間が続いた。ボランチの選手としてどのように感じていたか。当初は前からハメにいくイメージを持っていたのですが、相手のポジショニングがうまかったこともあって、最終ラインが低くなってしまったり、人へのチャレンジや僕らのスライドが遅れてしまいました。必然的ではあるのですが、結果的に前や中盤で数的優位を作られてしまいました。奪ったあとの攻撃も収まらなかったり、イージーなミスも多かったです。 このような状況であれば、まずは無失点で折り返すことが最優先事項だと思っていました。当初の想定どおりのプランではなかったかもしれませんが、ハーフタイムに入れば全体に対して修正がありますし、(失点)ゼロで抑えるという共通認識を持って、最低限のものはできたかなという印象です。 --苦しい中でも1-0で勝つゲームを3試合続けた。今日に関しては、前半の厳しい時間帯で失点をしたら、展開的にも精神的にもかなり苦しかったです。今日は相手に助けてもらった試合だと思っています。加えて、直近は勝負強いゲームを続けられていますが、J1でそうなれる保証はどこにもありません。現時点では、自信というよりは危機感のほうが強いです。 --トップ昇格後、清水で最も多くの出場時間を得たシーズンだった。個人として振り返って。今季は多くの試合に出ることができましたが、満足はしていません。もちろん、出場機会が増えたこと自体は良かったのですが、もっと出られたと思う部分もありますし、ピッチに立っているときにもっとできることもあったと思います。来年、舞台は変わりますが、高いレベルの中でもコンスタントに試合に出続けて、結果も得られるようにやっていきたいです。 僕にとっては、乾(貴士)選手や権田(修一)選手の存在が大きかったです。彼らが誰よりも練習している姿を見て、触発されるところもありましたし、試合中は“おんぶに抱っこ”だと言い過ぎですが、すごく頼っている部分もありました。ピッチの中で自信を持てるようになったのは、彼らの支えが大きかったです。