1試合を残してチャンピオンの座に着いたことで、原 輝綺は「正直、メンタル的には難しい試合になる」と明かしつつも、「今年最後の公式戦で、選手たちは試合に出るにふさわしいプレーをしなければならない」と気を引き締める。今週の練習を見た秋葉 忠宏監督は「緩みがなかったことがうれしい」と語っており、チームはこの1試合を単なる“消化試合”として捉えていない。
最終節で対戦する熊本は、原に言わせれば「自分たちのスタイルがハッキリしていて、選手を捕まえるのに苦労する相手」。1試合平均パス数、平均ボール保持率はともにリーグトップで、攻撃力を売りにするチームだ。前節・仙台戦で3-1の勝利を収め、4試合ぶりの白星と複数得点を記録したことは好材料。今季限りで退任する藤本 主税ヘッドコーチを気持ちよく送り出すためにも、ここまで積み上げてきたことの成果を発揮して勝利をつかみたい。
だが、そんな相手に対しても秋葉監督は「われわれが主導権を握る試合にしたい」と宣言。さまざまなチャレンジができる状況のため、「めっちゃ悩んでいます」と本音を漏らしたが、変わらないのは攻撃的な姿勢を貫くこと。「ホームではどの相手だろうと負けたくない」と意気込んでいた。
熊本としては今季の開幕戦で敗れたリベンジを果たす良い機会となるはず。また、IAIスタジアム日本平で行われた昨季の明治安田J2第40節で3-1と勝利をつかんでおり、清水は今季のホームゲームでわずか1敗しか喫していないが、熊本はこの地に対してイヤなイメージは抱いていないだろう。
最後に連勝を果たして締めくくるクラブはどちらとなるだろうか。
[ 文:榊原 拓海 ]

