熊本は大木 武監督が率いて5シーズン目に入った。毎年、前年の主力選手を上位カテゴリーのクラブに引き抜かれながらも、継続性のあるチーム強化を進めてきたことで代謝を図りつつ上積み。今季も昨年の主力2人がJ1クラブへ移籍したが、それ以外の軸は残っており、既存選手たちの成長と新戦力との融合で、さらなる進化と上位進出を狙う。
清水とのリーグ戦通算対戦成績は1勝3敗だが、昨季は1勝1敗の五分。前回対戦のJ2第40節は逆転で同カード初勝利を挙げており、良いイメージも残っているだろう。
一方の清水としては対照的に、その逆転負けの悔しさが刻み込まれているに違いない。最終戦の目前まで自動昇格圏に位置しながら、最終的には4位に終わってJ1昇格プレーオフへ回ることに。東京Vとの決勝では、先制したものの最終盤に追いつかれてJ1復帰を逃す結果となった。
主力選手数名が移籍したとはいえ、群馬へ期限付き移籍していた川本 梨誉が復帰するなど補強も進んでおり、戦力的にはJ2屈指。それでも今季はチーム数減少により試合数が減ることもあり、就任2年目を迎えた秋葉 忠宏監督の下、より結果にこだわるメンタリティーが植えつけられているはずだ。
お互いにポイントになるのは、チャンスをしっかり決め切ることも含め、勝負の“キワ”で相手を上回れるかどうか。それに成功したほうが、今季最初の勝点3をつかむことになる。
[ 文:井芹 貴志 ]


① 1.webp)