ホームの熊本は4シーズンぶりにJ2に復帰した昨季、J1参入プレーオフ決定戦まで進出。今季は主力選手の半数近くが移籍したが、アグレッシブにボールを奪いにいき、自分たちで主導権を握って攻撃するスタイルは一貫しており、新加入選手も徐々にそれぞれの持ち味を見せ始めた。現時点の勝点と順位は昨季を下回るが、得点は増えて失点は減るなど改善された面もあり、後半戦の挽回も十分に可能だ。
エースの石川 大地が負傷離脱したが、前節は粟飯原 尚平が1ゴール2アシストを記録し、4-0でいわきに完勝。今節は江﨑 巧朗が累積警告で出場停止となる中、リーグ最多得点の清水の攻撃をいかに抑えるか。
対する清水は秋葉 忠宏監督就任以降、調子を上げてきていたが、明治安田J2第14節・いわき戦、第15節・藤枝戦と大勝したあとに連敗。前々節・金沢戦は3-0で勝ったが、前節・山形戦は前半終了間際と後半立ち上がりに失点して追う展開となり、20本のシュートを放ちながら1点を返すにとどまった。
水曜日に行われた天皇杯2回戦・岐阜戦も、ペースを握りながら延長戦の末に敗れた。リーグ戦からメンバーを入れ替えて臨んだとはいえ、チームの士気を左右しかねない敗戦を受け、「勝負強さ、しぶとさが圧倒的に足りていない」と秋葉監督も厳しい言葉を述べている。J1復帰のためにも、ここで立て直して結果につなげたい。
熊本が連勝をつかみ、順位をひっくり返すか。それとも清水が連敗を回避し、勝点差を広げるか。注目のカードだ。
[ 文:井芹 貴志 ]


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