均衡を破ったのはジョアン・ヴィクトル。徳島が5シーズンぶりに開幕戦勝利
徳島ヴォルティス
--加入後初戦で無失点勝利と、しっかりと結果を残しましたが。まだまだ自分のコンディションだったり、プレーというのは納得できるものではないです。もっともっと上げていかないと、チームが目標としているJ2優勝、J1昇格を自分がCBとして年間を通して支えることはできないと思います。徳島のサポーターの方々に認められるときというのは、しっかりとチームを勝たせて、このチームが昇格するときだと思っているので、そこは自分も認めてもらえるような選手に、年間を通してチームをしっかりと支えられるCBになれればなと思っています。 --前半は藤枝の圧を感じたと思いますが、どう自分たちの流れに持っていこうと考えていましたか。前半はけっこう相手にとっていいように受けてしまったというか、自分たちがラインを低く設定してしまって、相手にセカンドボールを拾われて、相手の良い流れというのができていたと思うのですけど、相手の圧がどうこうというよりは、自分たちがやるべきことを徹底できていなかったと思います。それを後半は修正できたことで自分たちの流れができたと思うので、相手どうこうというよりは、まずは自分たちに目を向けなければいけない前半だったかなというのは思いました。
藤枝MYFC
監督
昨季は開幕4戦ノーゴール、ルヴァンカップを入れたら5試合勝ちなしとスタートダッシュに失敗をして、今季はスタートダッシュで勢いづけていきたいという中でスタートしました。 前半は今まで準備してきたものというのが何度も出たのかなと思っています。攻撃の部分、全部が攻撃というテーマで今季は臨んでいますけど、選手たちが非常に一体感を持って、今季のスローガンの『ハイエナジー』をいかんなく発揮できたのかなと思います。 だからこそ、あの前半で仕留めなければいけないですし、相手の後半のシュートのように枠に行けば何かが起きるんですよね。その枠に行かないというのは、そこの質というのは上げていかなければいけないです。ピッチコンディションは非常にデリケートな問題だったので、そこに過敏に反応する選手たちで臨んだ結果、なかなかちょっとしたズレだったり、いつもだったらそこまで集中しないでワンタッチでポンとはがしていくという作業がなかなかできずに、彼らのキャラクターが生きなかったのかなというのは僕の反省点の中にあります。マッチする選手とマッチしない選手がいるなというのは感じたので。このピッチコンディションがどうなっていくかは分からないですけど、ただ相手も同じ状況でしたから、そこまで過敏に反応することではないかもしれないですけども、ちょっとその差は出たのかなと思っています。ただ、そんな中でも決定的な場面というのは出ていたので、ピッチコンディションを言い訳にせずに、枠内に持っていく作業というのはしていきたいなと。ラストパスを通す精度だったりクロスだったりというのは、もっと質を上げていきたい。そして、質を上げつつ回数ももっともっと増やしていきたい。ショートカウンターでハメ込むというシーンも何度もありましたし、ビルドアップではがしていくという狙いどおりの攻撃ができているうちに、点を取るという作業をしていきたい。 逆に相手は、後半に枠内に持っていくという作業で1点を取った。あとはこちらのミスですよね。1点入ってそこで少し気落ちしてしまったのかなというのが、クリアミス、判断ミスにつながったのかなと。そこだけは改善しないと、また昨季のスタートダッシュ失敗のような形になりますから、断ち切る強さ、しっかり精査する分析力というのを持って、次の今治戦に向かいたい。この悔しい気持ちを言葉だけじゃなくて、しっかりとした表現として次に準備してまいりたいと思っています。
徳島ヴォルティス
監督
アウェイの地まで本当に大勢のファン・サポーターが来てくれて、本当に選手の後押しをしてくれて、それが今日の勝利につながったと思います。あとは、ここに来られなかったメンバー外の選手たち、ケガをして来られなかった選手たち、クラブスタッフの方たちみんなが、この開幕戦に向けてしっかり準備をして、みんながここに向かってきた結果がこの勝利につながったんじゃないかと思っています。 内容については、前半藤枝の圧力というか前に前にというところと、やはり奪ったあとのカウンターのところは鋭くて、自分たちも前に前に行けなくなり、少し後ろが重たくなってしまった。後半は選手たちと話をして、そこの修正、気持ちの部分も含めて改善できて、先取点を(ジョアン)ヴィクトルが取ってくれた。初めての日本という地でいろいろ苦しみながら、試行錯誤しながらキャンプのときからやってきたご褒美が、あの1点につながったんじゃないかなと。その後、代わりに入ったパワープレーヤーのルーカス(バルセロス)だったり杉森(考起)が起点になり、2点目が取れたというのは、本当に今日来た20人の力が大きかったんじゃないかなと思っています。
藤枝MYFC
FW 7
松木 駿之介
--前半から持ち味を出して、良い場面も作れていましたね。1つチャンスもありましたし、あそこで決め切れなかったことがすべてというか、今日の結果に響いてしまったと思います。あそこで決め切るストライカーがいて、サッカーというのは勝利を呼び込めると思うので、そこは本当に自分自身の責任だと感じていますし、チームのために点を取れないと藤枝が勝てないので、サポーターと一緒に多くの試合を喜べるように、やっぱり点を決められるようにならないといけないなと思います。 --あの場面やほかの場面も含めて良い連係が出ていたと思いますが。良い距離感でやれていましたし、キャンプを通じても良い感触で今日に入れました。そういう意味で言うと、もっともっとチャンスというのは作り出せる力が僕はあると思っていますし、今日は全然出せていないと思っています。 --プレスの面でも相手のボールを引っかけた場面がありましたが、そこに関しては?あれをゴールにつなげるところまで行きたいですし、今年のチームの取り組んでいる1つとしてショートカウンターというところ、カウンタープレスで奪い切って相手が守備ブロックを固める前に仕留めるというところでは、ああいう形をもっともっと多く作りたいですし、そのための守備のスイッチを入れたいです。そういうところで言うと、もっともっとできると思います。 --本当にすごいチェイシングでスタンドを盛り上げていましたが、あれがご自身のいつもどおりですか。そうですね。もっともっとやりたいですし、守備もそこからの攻撃も極めて、守備も攻撃も藤枝のFWはすごいよね、ってリーグの中で示せるようにやっていきたいなと思います。
DF 4
中川 創
--2失点に関しては、どこを断ち切らなければいけなかったと感じていますか。ミスが連続してしまう場面であったり、ハッキリクリアするところですね。徳島はゴール前でハッキリとプレーしていましたし、危ない場面ではハッキリとクリアできていたと思います。逆に僕たちはクリアからピンチを招く場面もありましたし、立て続けにうまくいかない場面があった中で、ハッキリとプレーする時間帯というのは必要だと思うので、そこを自分たちで見極めないといけないですね。そこを誰が発信していくかというのは自分の役目でもあるので、今日はもっともっとチームに伝えるべきだったなという反省があります。 --「今季はより前から行くぞ」という姿勢はかなり表現できたと思いますが、感触はどうでしたか。ホーム開幕戦でみんな気合いが入っていたので、より一層前からプレッシャーに行けていた部分はありますけど、ピッチコンディションもあってゲームがなかなか落ち着かない時間帯も長かったので、自分たちの色を出し切るのにちょっと時間がかかっちゃいましたし、自分たちの取り組んでいたものでうまく攻撃につなげる回数も少なかったかなと思います。改善するところはたくさんあるし、ただただ悔しいです。 --後ろからパスをつなぐのも、ピッチコンディションを考えて慎重にやっていましたか。今日はすごく慎重でした。でも、そこは徳島さんも一緒ですし、喰われる場面も危ない場面もあったので、もったいないですね。