今治が鳥栖を4-1で下し、J2でクラブ初の勝利!
FC今治
--開幕から得点が取れていなかった中で、今日は4得点での大勝。試合を振り返ってください。前節(・藤枝戦)と前々節(・秋田戦)で得点が取れなかったことで、今週準備してきたことはクロスからのシュートやゴール前でのシュート意識を高めることでした。それが試合につながったのかなと思います。 --攻撃において重要な役割を果たせたのではないでしょうか。自分が出たら自分の特長である1対1や運動量、クロスを上げるところでは上げ切ることを意識していたので、それはできたんじゃないかなと思います。 --マイボールから素早くサイドを変えることでチャンスを作れていた印象です。つなぎの部分でも展開したら空いてくるし、あとは相手のディフェンスの裏の部分を使うために相手を引き出すというところで、自分が落ちて(ウェズレイ)タンキが裏に走る。そこにテツくん(加藤 徹也)がボールを入れるという狙いがありました。そこは前半は特にできていたと思います。 --4枚幅の鳥栖に対して、クロスや対角線のボールで大外が空くというのはイメージしていたんじゃないかなという立ち位置でしたが、そこは意識していたのでしょうか。それも意識していましたし、反対サイドから(マルクス)ヴィニシウスがクロスを上げるというのも練習してきました。そこに対して、自分が走っていなかったらあのゴールも生まれていなかったと思うし、ボールが来なかったとしてもそこに走り込むということは意識していました。
サガン鳥栖
監督
今日は2連敗という中で迎えたホーム戦ということで、どうしても勝点3が欲しい試合でした。その中で入りが非常に硬く、そして重心がなかなか定まらない、前に行けない。そういう入りだったと思っています。そこは私のゲームプラン、ゲームコントロール、そこの徹底も含めて、非常に責任を感じています。ただ前半、厳しい結果で折り返したんですが、交代選手も含めて最後まで選手たちは非常によく戦ってくれました。そして、サポーターの皆さんも最後まで大きな後押しをしてくださいました。次の試合はそういった選手の頑張り、スタッフの頑張り、そして、サポーターの皆さまの熱い気持ちをしっかりと結果に出せるように準備していきたいと思っています。 --開幕から2試合は、守備は機能していたと思いますが、今日は4失点。守備の課題についてはどう振り返っていますか。相手の2トップが非常に強烈だということで、前から行きたい前線と(守備陣は)少し重心が後ろに、慎重になってしまった、その前後の思いの共有のところで差があったのかなと。そこで間、間で、特に左サイドですね。ボールを受けられてしまって、そこからニアゾーンを破壊されていく。そういう前半だったと思っています。 --後半には得点を挙げましたが、あのシーンはどう振り返っていますか。得点を奪って、同点、そして逆転につなげていくしかなかったので、攻守ともにより相手のビルドアップに対して前から(プレッシャーを)掛けていく。たとえ最終ラインが同数になったとしても、そこで強烈な2トップに挑んでいく。そういったチョイスをしました。後半は全員が矢印と重心を前に統一することができました。4失点目はこの点差で前がかりに行って、(堺屋)佳介もどうしてもボールを(外に)出したくないという思いで、ああいう流れからの失点になりましたが、後半は全員が同じ矢印を、思いを共有できたと思います。 --ここまで勝利がないですが、サポーターに向けて一言お願いします。後半の0-3という状況の中でも本当に素晴らしい声援を送っていただきました。私もベンチから鳥肌が立ちましたし、サポーターの皆さんのためにも私たちは勝利を届けなければならないということをより強く感じました。それは私だけではなくて、全選手、スタッフが感じていることですので、生みの苦しみを全員でしっかり乗り越えて、私たちはこの敗戦やエラーから一つひとつ成長していきながら、チームを強固にしていく。厳しい状況ですが、全員で乗り越えていく、その強い思いで次の試合に向かっていきたいと思っています。
FC今治
監督
まだ勝ちがなく、(開幕から)負け、引き分けと来た中で今日勝てたことは素直にうれしく思っています。フィニッシュワークのところが課題だったんですが、それも今日得点できて、トレーニングの成果が出たかなと思っています。ただ、前半の戦い方と後半の戦い方でちょっと差があるので、90分を通してしっかりコーディネートできるような取り組みは必要かなと思っています。ただ、勝つことができて良かったなと思います。 --ここまでの2試合は得点がなかった中で、今日は4得点。攻撃陣の評価をお願いします。一人ひとりが高い意識を持って取り組めた。その中でチャンスメークするために自分のタスクを遂行できたので、攻撃陣の評価は高いものがあります。よくやってくれたと思います。 --得点の形も描いていたものを表現できたという印象でしょうか。そうですね。クロスのところ、セットプレーも細かく久保山(由清)コーチがやってくれているので、フィニッシュワークの成果が出たゲームだったかなと思います。 --後半、2トップが入れ替わった中でも得点を挙げられたことは今後に向けても明るい材料ではないでしょうか。(マルクス)ヴィニシウスと(ウェズレイ)タンキという強烈な外国籍選手がいる中で、代わりに入った選手が刺激を与えるというのはチームにとっても良い競争が生まれるので、そこは好材料かなと思っています。 --次節は愛媛との“伊予決戦”になります。今日の試合での良いところは継続するんですが、おごる選手はいないんですが、おごることなく1週間のトレーニングで競争の中でアピールする。そこで良いものを積み上げていくという話を選手たちにはしたので、そこは大事にしながら“伊予決戦”で絶対に勝てるようにやっていければいいかなと思います。 --前半は[5-3-2]のミドルブロックを組んだ中で、スムーズに攻撃に移行できていたと思います。ミドルブロックというより前から(奪いに)行きたかったんですが、なかなか鳥栖さんの可変やボールの動かし方に苦慮したところがありました。その中で良い時間帯というか、良い形で得点できたのは良かったと思います。得点できたことで相手を引き出すという効果があったのかなと思います。
サガン鳥栖
DF 37
森下 怜哉
--3バックのチームに対して、やられたくないことをやられ過ぎてしまった前半だったと思います。自分たちが用意していたものと異なる感じで(今治が)来ていました。ある程度、僕のサイドで相手が高い位置を取ってくるというスカウティングもありましたし、そこを使い分けてくる相手に対して、自分たちはサイドハーフの選手が相手のCBのところにプレッシャーに行くのかどうか。そこでズレがあったり、相手のウイングバックがかなり低い位置を取ってきていたので、俺が行ってもいいのか、行き過ぎないほうがいいのかという感じでちょっと曖昧なポジショニングになってしまい、そこを相手に使われてしまった感じはありました。 --マルクス ヴィニシウス選手にサイドに流れて起点を作られることが多かったですが、そこもその曖昧さとリンクした感覚はありますか。でも、10番の選手(マルクス ヴィニシウス)はFWでこっちからするとウチのCBがマンツーマンでついているし、そこの問題というよりも起点を作られたときの自分たちの守備への戻り。相手はシャドーが2枚いたので、10番がサイドの裏に抜けたあとに自分たちのボランチやサイドの自分もそうですけど、どれくらい戻れるかがカギでした。けど、そこで戻れないシーンが多かったと思います。それもあって逆サイドの(井上)太聖もつり出されて中が薄くなるというシーンが多かったなと思います。 --クロスを上げられるとどうしても相手の5枚に対して、4枚での対応で幅が足りないケースが多かった。そこについてはどう感じていますか。行くところと行かないところをハッキリしなければいけなかったのと、自分たちが行ったときに相手に蹴らせる場面もありましたし、そこで相手の2トップに収められることも多かった。前からプレッシャーに行って相手に蹴らせるのは前線の仕事というか役割で、そこで蹴ってきた相手に対して、後ろの選手たちがはね返すためのポジショニング、バトルのところで負けてしまっていたかなと思います。
DF 13
井上 太聖
--チームとして奪いどころを設定できないまま、中途半端な形の前半だった印象です。細かくつないで、困ったら前の外国籍選手に当ててくるという形のサッカーで今治さんが来ることは分かっていたんですが、思ったよりも守備がハマらなくて、いざボールが入ったときにも後手になってしまった。うまくいっていないのも感じていたし、そこでポンポンと決められてしまったので、立て直すことが難しかった前半でした。 --4枚で横幅を守る中で相手の5枚幅に対して、ほぼ後手を踏んでいましたが、どう感じていましたか。最初は相手の[3-5-2]の『5』のサイドのところに自分たちのSBがアプローチに行くのか、行かないのか。そこがズレてしまって全体が後手に回ってしまうというような感じでした。前半の終わりくらいからは前の3枚で、相手の後ろの3枚にハッキリ当てにいこうという感じで持ち直したとは思いますが、そういった修正能力というのは(西澤)健太くんがやってくれていましたけど、後ろが一番見えていると思うので、もっと僕が提案するのもそうだし、もっと早くに気づかなければいけなかったなと感じています。 --相手の外国籍2トップを封じることもできませんでした。守備者として、そこについてはどう振り返っていますか。前に強烈な外国籍選手がいるというのは大学サッカーとの大きな違いだなと思います。やりながら成長していくしかないかなと思います。うまく、賢く、強くならないといけないなと思います。
MF 33
西矢 健人
--立ち上がりから危ない場面はありましたが、失点を喫せずに済んだ。そこで修正を施すことはできなかったのでしょうか。めちゃくちゃそこだったなと思うのですけど、相手の3バックに対して(どうするか)というのは今後もいまのやり方でやる以上、みんなの頑張りの方向性が違ってしまったらうまくいかないと思います。そこの意思を統一するというところは自分が率先してやらないといけないし、スライドで解決できる部分もあるとは思うのですが、頑張っていないわけじゃないので難しい。もう少しうまくやれるやり方を相手を見て感じて、その場で修正していく作業がもっと必要かなとは思いました。 --今治は[5-3-2]のままで守ってきました。ウイングバックが最初から低い位置に構えるので[3-2]のところはもう少しスムーズに突破したかったと思いますが、なかなかできていなかった印象です。相手が[5-3-2]でしたけど、自分が映像を見た感じでもサイドの(マーク)が決まったら頑張ってスライドしてくるというのも分かっていたので、そこで相手を引きつけてサイドを変えるというイメージはありました。けど、シンプルに相手の3枚に対して切り落として前進するか、シンプルにボールの質で対角に蹴って落とすことができれば、それはそれで完結できたと思います。そこでの迷いは正直あったかなと思います。 --あの守備のやり方の中で相手に対して横の枚数をそろえるために、サイドハーフを最終ラインまで落とすという考えはなかったのでしょうか。難しいですよね。3失点目みたいにサイドハーフがジャンプしてプレッシャーを掛けようとしたけど、相手のCBには(前を見る)時間があって蹴られてしまう。自分がカバーに行ったので、数的優位を作られたわけではないんですが、仕掛けられてそこからのクロスでやられてしまっている。ただ、今日の失点はちゃんと理由があると思います。プレスに行くとなったときにハメる形というのはみんなが100%で行けていなかったと思うし、今日の試合での奪い方の理想はこれだよね、というものを見つけていかないといけないなと思います。