鳥栖は前節、アウェイでいわきと対戦。前々節・今治戦で4失点を喫したチームは守備の立て直しを図り、システムをそれまでの4バックから3バックに変更する。3バックのいわきに対して、ミラーゲームにすることで守備時のズレをなくすと、高い位置でのボール奪取からショートカウンターで先制に成功。しかし、守備を意識するあまり、防戦一方となってしまい、いわきの猛攻にさらされ、同点に追いつかれた。勝点1を手にし、開幕からの連敗を『3』で止めたものの、内容としては課題も多く、消化不良の一戦となった。
対する大宮は前節、ホームで山口と対戦。50分に先制を許し、今季初めてビハインドを背負う展開となったが、開幕から快進撃を続ける昨季のJ3王者は動じず。失点から3分後、小島 幹敏のゴールで追いつくと、その後も攻め続け、79分にアルトゥール シルバが逆転ゴールを奪う。終盤は山口の反撃をしっかりとはね返し、開幕からの連勝を『4』に伸ばした。
一方、「J2優勝して1年でのJ1復帰」(小菊 昭雄監督)を目標に掲げる鳥栖にとって、これ以上の足踏みは許されない。3バックを継続するとなれば、今節もミラーゲームとなる可能性が高いだけに、今季初勝利のためには個の局面で上回っていく必要があるだろう。
互いにJ1に所属していた2017年以来、実に8年ぶりの対戦となる両者。鳥栖が今季初勝利を挙げるのか。それとも、大宮が開幕5連勝を達成するのか。鳥栖にとっては早くも正念場となる一戦だ。
[ 文:杉山 文宣 ]
