見ごたえたっぷりの激戦。藤枝が無敗の長崎に土をつける
V・ファーレン長崎
--後半に米田選手が入って、一気に流れが変わりましたね。そうですね。インパクトメンバーの役割を果たせたかなと思います。「(後半)最初の15分で1点を取り返そう」というのをシモさん(下平 隆宏監督)が強く言っていたので、最初の15分間で前に前にエネルギーを出すということに集中していました。 --その中で見事な今季初ゴール。あのシーンを振り返ると?本当に理想どおりというか、(山﨑)凌吾くんから(加藤)大くんに渡った瞬間からポケットのスペースに走り出していて、ワンタッチで出してというタイミングで大くんが出してくれたので、ファーストタッチもうまく決まって、良いシュートが決められました。意外に落ち着いていました。 --あれで勢いづいて同点まで行きましたが、その後の展開はどうでしたか。ちょっとグラウンドと風もあまり良くなかったので、セカンドボールとかでマイボールにできるところを慌てて蹴っちゃったりとか、1つつなげないことによって少し苦しくなっていったかなと思っていましたし、一番は最後のところで守り切れないという守備の課題があるのかなと思いました。最低でも引き分けないといけない試合だったと思うので、悔しいですけど、それをバネにチームとしてもう一度ギアを上げていきたいです。個人的には、もっと良いサッカーというか圧倒的なサッカーができると思っています。
藤枝MYFC
監督
まず(前節で)大分に勝ちたかったというところから入りまして、ルヴァンカップ(1stラウンド1回戦・甲府戦)で非常に悔しい、あってはいけないような負けをして、本当に真価が問われるリーグ戦がまた今日始まって、対長崎。昨季トップ6に君臨した相手にことごとく負けていて、今日は絶対勝ちたいという気持ちで、選手もスタッフもみんな臨みました。だからといって、テンションを上げ過ぎずに、局面だけじゃなくて全体像を見ましょうという話をミーティングでもしました。局面だけにフォーカスすると能力の高い素晴らしい選手は相手にもいますので、そこで負けてしまうようなことにもつながると。局面ではもちろん勝ちたいですけども、そうじゃなくて全体像を見ながら戦いましょうということが、本当にしっかり前半できていて、決め切るときにしっかり決め切れたというところは、すごく評価できるのかなと思います。 昨季ここでやった(J2第36節・)千葉戦は、2-0で勝っていて前半終了間際に1点を取られて、後半怒とうの攻撃でまくられて2-3で負けました。それをハーフタイムに言いました。でも、取られてしまった。長崎の力というのもやっぱりすごいなというのは感じました。けれども、そこで負けなかったというのは、今季ちょっと成長しているのかなというのが分かるような試合内容になったのかなと思います。その後しっかりはね返して、3-2で最後もしっかり守り切った。いろんなジャッジがありますけども、その中でしっかりベクトルを自分たちに向けて戦った結果、こうやって接戦をモノにできたのかなと。もうまったく昨季とは違うようなメンタル的な強さを表現できた試合なので、自信を持ってもらいたい。ただ、過信にならないように。また次が来ますから、しっかりまた準備をして次節を迎えたいと思います。
V・ファーレン長崎
監督
われわれが昇格という目標を掲げて、そこに向かっていくためには、今日もしっかり勝点3を取らなきゃいけなかったゲームでした。ただ、今日の藤枝さんは本当に素晴らしく、特に攻撃力、ゴール前でのアイディアだったり、中盤の球際も本当に激しく来ていたので、われわれとしては非常に手を焼いたゲームになったと思います。その中でも特に前半の2失点は、1点目はわれわれのミスを突かれてしまって、2失点目は裏を取られてしまったというところでクロスから決められてしまって、厳しい前半になってしまったと思います。ただ、われわれが準備してきたものは選手も前半から表現してくれていましたし、いつもよりも良い入りの前半ができていたのかなと思って見ていました。 ただ、結果的には2失点してしまったので、ハーフタイムで修正して、後半はまず15分以内に必ず1点取り返そうということでエネルギーを出して入りました。その中でしっかり1点目、2点目と立て続けにゴールを奪えた。そこからわれわれが逆転に持っていくシナリオを作りたかったんですけれども、残念ながら3点目を決められてしまった。あとは交代選手を含めてパワーを出してなんとか同点までというシーンを作りたかったんですけれども、最後しっかり守られてしまって……。勝点1でも持ち帰りたかったゲームですけれども、それができなくて非常に残念です。
藤枝MYFC
MF 8
浅倉 廉
--今日はリーグ戦では4試合ぶりのスタメンでしたが、いつも以上の気合いや感情はありましたか。そうですね。ポジション争いが激しい中でチャンスが回ってきましたし、長崎との去年の開幕戦でシュートをポストに当てて決め切れなかったので、その悔しさもありました。絶対に点を取りたいという思いで臨んだ中で、点が取れたので良かったです。 --そのゴールシーンを振り返ると?あの位置に入ったときに、久富(良輔)選手からメッセージのこもった、ワンタッチでシュートを打てるパスが来たので、最初はスペースもあったのでトラップしてから打とうか迷ったんですけど、ここはダイレクトかなと思って打ちました。(打った瞬間は)感触的には良かったので、入るかなと思いました。 --あれも練習の中でやっている形ですか。ああいうダイレクトシュートとか、いろんな形を想定してシュート練習しているので、あれと同じ形を練習していたかはよく覚えていないですけど、ペナルティーエリアの付近では常にどんな形でもシュートにいけるというのは、日頃の練習の成果だと思います。 --2-2に追いつかれたあとはどんなことを考えてプレーしていましたか。2点差あった中ですぐ追いつかれるというのは反省しないといけない。去年からこういうシチュエーションがあったんですが、今年は個人のマインドも、チームの雰囲気や勢いも全然違うので、引きずることなく切り替えて、「まだ0-0だ」、「ここからだ」というマインドに切り替えていけたので、また攻撃的に行けて点を取れたのかなと思います。
DF 22
久富 良輔
今日は個が強い相手ということで、個でのバトルで負けないことと、チームとして2対1をうまく作り出すというところも、できていた部分がかなり多かったと思います。特に前半は良い形で守備も攻撃もできていたんじゃないかなというのは、試合を振り返って感じています。 --千葉 寛汰選手のゴールを完璧なボールでアシストしましたね。エド(川上 エドオジョン 智慧)がラインブレイクするようなパスを出す技術を持っているというのは練習から分かっていましたし、それプラス自分の背後へのランというところは得意とする部分なので、それがうまくかみ合って、あとは寛汰が絶対ここだってところにハッキリ動いてくれたので、ちょっとボールは強くなりましたけどそこに合わせて、決めてくれて良かったです。 --ご自身の2アシストで長崎に勝ちました。もちろん2アシストという結果がついてきたことは素直にうれしいですけど、まだシーズンは始まったばかりで、失点のシーンもそうですけど自分の中での課題というところはあると思うので、そこはもっともっと成長していきたいです。ここが完成形じゃないというのは自分の中ですごく感じているところなので、もっとできる自分というのを信じてトレーニングを積んでいきたいなとすごく感じています。