J2においてはすっかりおなじみの顔となっているマテウス ジェズス、マルコス ギリェルメ、エジガル ジュニオら長崎の強力攻撃陣。外国籍選手の試合エントリー枠をフルに使い、圧倒的な個の力が束になってゴールへ迫る姿は、相手守備陣にとって大きな脅威だ。
中でもエース格のマテウス ジェズスは絶好調だ。速さ、力強さ、技術を兼ね備えるブラジル国籍MFは前々節・秋田戦でハットトリックを達成するなど、今季ここまで5得点を挙げるアンストッパブルぶり。今治の倉石 圭二監督は昨季長崎のヘッドコーチを務めていたからこそ、そのポテンシャルの高さを熟知しており、「彼らに対して個人で対応すると難しくなる。グループ戦術でどう対応できるかがカギになる」と警戒心を強める。
ただ、今治だって負けてはいない。「自分たちにも強力なブラジル人選手がいるし、クオリティーもある」。そう話すのは今治のエース・マルクス ヴィニシウスだ。
圧巻の体のバネと技術の高さを生かし、チャンスメークからフィニッシュワークまで高い水準で仕事をこなす背番号10。そして、そのパートナーとなるのは高い身体能力を誇り、最前線で力強い突破を見せるウェズレイ タンキ。今季チーム総得点の6割を叩き出すブラジル国籍2トップの爆発力はチームの勝利に欠かせず、ハードワークを生かした組織的でソリッドな守備からシンプルに前線の彼らにつなげるスタイルは、今治の勝利の方程式となっている。
ともにJ1昇格プレーオフ圏内に位置する上位直接対決。今後の昇格レースを占う上でも見逃せない重要な一戦となるだろう。
[ 文:松本 隆志 ]
