対する富山も第4節・磐田戦での勝利を最後に2分2敗で白星から遠ざかっており、4試合無得点が続いている。失点数はリーグで2番目に少ない『5』と守備面は安定しているだけに、今度こそ相手ゴールをこじ開けて勝利をつかみたい。小田切 道治監督は「自分たちが強みとする守備が機能して成果が出ている。得点を取る作業はそもそも難しい。パスのスピードや精度をはじめとする質の向上に取り組んでいる」と話す。今節もしっかり守った上で、いかに攻撃を構築していくかが問われる。
山口の有田 稜と古川 大悟のパワフルな2トップは、両者がいわきに在籍していた2022年にJ3制覇に貢献しており、当時は富山も対応に苦労した。富山は、彼らをターゲットにしたロングボールへのチャレンジ&カバーを徹底してセカンドボールを拾い、引かずに踏ん張る必要がある。中盤でのボール争奪戦が激しくなるとみられるが、山口のプレスをかわして攻撃の時間を増やしていきたい。
山口は鹿島戦で持ち味のアグレッシブさをフルに発揮した。運動量や球際の競り合いで上回って互角以上に渡り合い、内容面からも自信を深めているだろう。リーグ戦はここ5戦で2分3敗と勝ちなしだが、これをきっかけに勝点を伸ばしていきたい。
前節・愛媛戦から公式戦3連戦で、しかも今節はアウェイゲームとなるため、選手起用はカギになる。鹿島戦でプロ初ゴールを決めた大卒ルーキーの小澤 亮太、攻守に奮闘が光った奥山 洋平ら、鹿島戦で120分プレーした選手にも出番があるかもしれない。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
