2025/4/13 (日) 14:05 KO
第9節
入場者数: 19,082人
天候: 晴|気温: 17.1℃|湿度: 31%
ファーストチャンスで先制、理想的な形で追加点。鳥栖が隣県対決を制す
サガン鳥栖
--入りの10分くらいでボールは安定して持てる、運べるというのは確信できたんじゃないかなと思いますが、どうでしたか?試合前の時点であまり前から来ないというのは分析としてあって、想定どおりに前から来なかったので、ある程度のところまでボールを運ばせてくれるなという感覚はありました。持たされている感覚もなかったし、自分たちで意図的に動かして前進できたかなと思います。 --長崎はプレスの1列目を越えられたあとのプレスバックが緩いぶん、ボランチが受ければ余裕を持って出せる感覚はあったと思いますが、どうでしょうか。相当プレスバックについては緩さもあったし、受けたときにフリーだなという感覚もありました。前を向けるシーンも多くあったと思います。前半はなかなか自分のフィーリングが良くなくてミスが多かったかなとは思いますけど、今日はいつも以上に遠くを見て、相手からしたら一番(パスを入れられると)イヤな位置を見てからプレーできていたので、それが(山田)寛人くんへのアシストにつながったと思います。 --アシストのあと、ガッツポーズを見せていました。それだけ数字にこだわっていた表れだと思いますが、心境を教えてください。でも、(J2第4節・)いわき戦以外スタメンで出させてもらっていて、まだ1アシストだということを考えたら物足りないと思います。もっと怖いボランチになるには、ゲームを作るだけじゃなくてゴールに絡んでいかないと上には行けないと思います。1つ数字をつけるまで時間はかかりましたけど、ここからゴールやアシストを増やしていきたいという気持ちはより強くなりました。
--守備でも入れ替わることを恐れずに強気に前に出る姿勢をみんなが90分発揮できたゲームだったと思います。もちろん、相手の外国籍選手が強力だというのは分かっていましたが、そこにビビることなく、行くところはしっかりと行って、それを90分通してやれていたので、そこが勝利につながったのかなと思います。 --鹿児島所属だった昨季、ここでJ3降格が決まった経験や失点を重ねた悔しさを晴らしたいとおっしゃっていましたが、それは達成できたのではないでしょうか。後半の残り2、3分くらいですかね。去年、ここで1-4でやられたことを思い出していたんですが、それだけにホイッスルが鳴った瞬間はうれしい気持ちでいっぱいでした。 --アウェイの前々節・熊本戦でああいう試合をしてしまったあとにもかかわらず、あれだけ多くのサポーターが長崎まで駆けつけていました。あの景色はどんな思いで見ていましたか。ダービーということもありましたし、絶対に負けてはいけない試合でした。熊本戦では勝てずにサポーターの皆さんには申し訳ない気持ちがあったので、今日は皆さんと喜び合うことができて良かったです。
V・ファーレン長崎
監督
まずはわれわれはホームで勝ち続けなきゃいけない、ホームで全勝するという目標を掲げていました。それが今日途切れてしまい非常に残念です。また、リーグ戦も3連敗ということで、いま現実的に厳しい状況に置かれていると思います。 --3連敗という本当に厳しい結果になってしまったことで、試合後のロッカールームの雰囲気はどのような感じだったか、その中で監督はどのような話をされたのかを聞かせてください。冒頭に話したようなこの悪い流れを変えられるのは自分たちしかいないので、しっかりこの流れを断ち切るためにまた前を向いて立ち向かっていこうという話はしました。また、選手たちは当然落ち込んでいます。今日のゲームに関しても良いモチベーションでトライをして、絶対にホームでこの流れを断ち切って勝つという準備をしてきました。当然、勝つことも負けることもあるのがサッカーなので、それがいま続いてしまっているというところでは、やっぱり非常にショックを受けていると思います。 --勝ちへの執着に関して鳥栖が上回っているように見えてしまいましたが、監督としてはいかがでしょうか。もちろんサッカーの戦術的なこともあると思います。ただ、悔しいですけど、今日はそこが鳥栖さんのほうが上回っていたかなというのは、私も随所に感じるところはありました。
サガン鳥栖
監督
まず、今日は“バトル・オブ・九州”ということで、サポーターの皆さまもたくさんこのスタジアムに足を運んでくださいました。素晴らしい雰囲気でゲームができたこと、本当に感謝していますし、幸せに感じています。その中で私たちは攻撃でゲームをコントロールする時間帯と粘り強く守備でゲームをコントロールする時間帯と、その使い分けが非常によくできたゲームだったというふうに思います。特に先制点のところは私たちの一番の生命線であるハイプレスからのカウンター。そこがキレイに決まりましたし、2点目もあの時間帯はかなりボールを握られて、チームがバラバラになってもおかしくない時間帯だったんですが、私たちは強固に、愚直に良いポジションを取り続ける。全員でハードワークする。そのハードワークが実った、素晴らしいカウンターからの得点になりました。非常に大きな勝利だと思いますし、なかなかここ数試合は1-0でクローズする試合が続いていたんですが、ようやく2点目が取れました。先制、2点目、そしてクリーンシートと長崎を相手に素晴らしい勝利ができたこと、成長が感じられたこと、非常にうれしく思っています。 私たちは3連敗からスタートしました。先ほど選手たちにも伝えたんですが、ようやくスタートラインに立っただけなので、ここから次の山口戦に向けて全員で前進していきたいというふうに思っています。 --ハイプレスを掲げながらこれまではウイングバックがすぐに撤退する傾向が強く、そういう場面を作れませんでした。今日はハイプレスからの得点になりましたが、守備のアプローチで変えたところはあったのでしょうか。前半は2つのパターンを用意していました。シャドーが(相手の)SBにジャンプする形とウイングバックを押し出す形と両方の準備をしてきたのですが、どうしても(得点の)前の時間帯はウイングバックが最終ラインにピン留めされて、シャドーが頑張ってプレスに行くんですが、数的不利の状況を作られてなかなか前からのプレスがハマらない。そして、ボールを保持されて押し込まれてしまう。ボールを奪っても深い位置からの攻撃のスタートになりますので、相手に脅威を与えることができませんでした。その中でケガ人が出たときにわれわれの強みであるハイプレス、そこは当然リスクもあるのですが、3バックがしっかりと守備範囲を広く、ボランチも含め、全員でスライドする。そういったところで前重心でハッキリしようと伝えました。得点の10分前くらいからようやく自分たちで本来やるべき守備を全員で共有できたと思いますので、あれがすごく大きかったかなと思います。
V・ファーレン長崎
MF 14
名倉 巧
--鳥栖が中を固めて外に誘導してきた中で、中央で受けるのは難しかったのかなと思います。相手のディフェンスの仕方がルヴァンカップの(1stラウンド2回戦で対戦した)湘南と一緒だったので、チームとしてはGKとCB2枚と(山田)陸でうまくフリーを見つけながら、相手の矢印を見ながら前進していくというやり方でやろうとしていました。ルヴァンカップのときより今日はボールが相手の矢印の方向にばっかり行っちゃうことが多くて、そこでうまくビルドアップができなかったというのは、ボールが動かなかった1つの原因かなとは思います。 --各駅停車みたいなパスが増えてしまったように感じました。そうですね。個人的にはもっと真ん中で引き出したかったんですけど、なかなかボールが来なかったので、つなげないんだったらロングボールのあとの自分のセカンドへの反応とかをもっと早くするべきだったのか、もっと降りてチームのつなぎに徹するのかという、そこの部分がハッキリしなかったのがつながらなかった要因の1つかなとは思います。頑張ってつないでいくのか、簡単に蹴るのか、方向性をもう少しチームとしてもまとめていくべきかなと思います。 --長いボールを蹴ったときにセカンドを拾われて、ボールを渡してしまう形が多かったのかなと思います。名倉選手も松本 天夢選手も足元で受けてそこからさばける選手ですが、それができなかったのは相手の守備が良かったのか、自分たちに問題があったのか、どちらでしょうか。相手の守備も悪くなかったと思いますし、ただこっちがもっとうまくできたんじゃないかなと自分は思います。一人ひとりの立ち位置にもっとこだわるべきだと思いますし、相手のディフェンスの仕方を見ながら、もっとボールを回せるようにならないといけないと思います。そこら辺は1人じゃできないので、チーム全体でもっと共有していかないといけないかなと思います。 --相手のゴール前でのプレーだとか、相手からすれば怖いプレーの回数が多くなかったように思うのですが、いかがでしょうか。そうですね、今日はほとんどゼロに近いぐらい、自分は相手にとって脅威じゃなかったなと思います。前に入ったときにもっと自分で、パスじゃなくてシュートの選択肢を自分が持てるように。ゴールに向かっていけるようなことをもっともっと意識しないといけないなと思います。
MF 34
松本 天夢
--リーグ戦初スタメン、今日の自身の出来はどうでしょうか。そうですね、やっぱり点が取れなかったところで、自分は攻撃を強みにしているので、そこはもっとやっていかなきゃいけない。課題として今日挙がったかなと思います。 --今日はチームがミドルブロックで入って、その中でどうしても攻撃が少し後ろから始まるぶん、いつもよりはちょっと遅くなる。ビルドアップはどんなふうに考えていましたか?そうですね、後ろで回しているだけでFWとかにもつけられず、自分たちインテリオールが前を向くという回数が少なかったので、もっと自分たちが関わって、前を向いてFWを使っていけたらいいなと感じました。 --チームとして外回しはある程度できても、そこから中に入っていけないところは1つ課題なのかなと感じました。やっぱりもっとクロスの質とかにこだわっていかないと相手は怖くないと思います。外回しをしているだけだったら相手も怖くないので、もっと中に進入していくパスだったりを増やしていかないと、ボール回し、ビルドアップというのはあまり効果がないのかなというのは自分の中で感じました。 --そういった中に入っていくところが松本選手は得意なのかなと思います。そうですね、自分はそういったプレー、相手の逆を突くだったりというプレーが得意なので、やっぱりそういうのをもっと試合で出してアピールしていかなきゃいけないというのは思います。