昨季の明治安田J2で3位に入った長崎は攻撃力が高く、リーグ2位の23得点を叩き出している。しかし失点数がリーグワースト3位の『23』と多いため、安定した戦いができずに勝ち切れていない。一方、昇格組の富山は粘り強い守りで失点数はリーグ7位タイの少なさとなる『12』に抑えているものの、得点数がリーグワースト2位タイの『11』と少なく、今季13試合のうち無得点が7試合と半数以上を占めている。両者は持ち味と課題が対照的。どんな結末が待っているのか、興味深い。
ホームの富山は前節・大宮戦で前半と後半の立ち上がりに失点を喫したが、二度にわたって追いつき、2-2で引き分けた。2得点はどちらも足を振り切った鮮やかなもの。1点目は松岡 大智が右からカットインする得意の形で蹴り込み、2点目は碓井 聖生が中央からミドルシュートを決め切った。シュートを積極的に狙うように意識づけをして臨んだ成果がしっかりと表れており、今節も流れを呼び込む一発に期待が寄せられている。クラブは来場者の先着5,000人にベースボールシャツを無料配布する企画などで集客に力を入れており、ホームの声援を励みにして勝利を目指す。
長崎は前節・愛媛戦、11分に大卒ルーキー・松本 天夢のJリーグ初得点で先制したものの、61分に失点。24本のシュートを放った中で1点しか奪えず、1-1で引き分けた。今度は追加点を奪ってリードを広げる展開に持ち込みたい。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
