富山は前節・長崎戦で5試合ぶりに先取点を挙げたものの、相手の個の力に屈して1-2で逆転負け。だが、前半に主導権を握れたように内容は悪くなかった。前々節も上位の大宮と2-2で引き分けており、苦しい状況下でもチーム状態は落ちていない。小田切 道治監督は「開幕時と比較して明らかにレベルアップしており、下を向いている選手は誰一人いない。あとは結果を残すだけ」と話す。キャプテンの吉平 翼は「自分たちの取り組みは間違ってはいない。『やるべきことはなにか』と選手みんなが矢印を自分に向けており、チーム力は積み上がっている」と語った。
その吉平 翼は大分県大分市出身で大分アカデミー育ち。2016年に大分のトップチームに昇格し、秋田、藤枝への期限付き移籍期間も含めて2019年まで在籍した。2021年に富山に完全移籍で加入し、昨季からキャプテンを務める。古巣のサポーターも見つめるピッチで、チームを勝利に導きたい。
大分は4連勝を狙った前節・山形戦を0-3で落とした。3失点は今季ワースト。3連勝中は同じ11人が先発していたが、試合間隔が中2日だった前節は4人を変更。攻撃のキーマンである吉田 真那斗らが外れた影響が少なからずあったようだ。中4日で迎える今節は、コンディションを整えた上でメンバー構成を見直して臨む公算が高い。持ち味の堅守を取り戻して富山の攻撃をはね返しつつ、先取点を奪う展開に持ち込みたい。
[ 文:赤壁 逸朗 ]
