甲府は守備の安定感は構築できているものの、攻撃面では狙いはあっても形の構築はできていない。ここまでの総得点数は『11』で、リーグ最少。これをリーグ8位タイの失点の少なさ(15失点)で支えているが、J1昇格プレーオフ進出を目指すのであれば得点力を高める必要がある。ただ、ある程度ボールを保持しての攻撃を構築するには時間も人材も必要で、目先の勝点3のためには割り切りも必要になりそうな現状ではある。この辺りのバランスをどうとってシーズン中盤戦を戦うのか。その指針になるような勝利、内容が欲しい。
今治は明治安田J2第13節・磐田戦で負傷交代したウェズレイ タンキが復帰できていないが、外国籍選手の総力は高く、日本人選手も奮闘している印象。ここまで7ゴール1アシストのマルクス ヴィニシウスが突出しているが、横山 夢樹や近藤 高虎らの存在感も高まっている上に、直近2試合で先発出場しているヴィニシウス ディニスが能力の高さを発揮している。
対戦相手の研究が進む中、今治にとっては正念場の中盤戦と言えそうだが、プレーオフ圏から離されたくない甲府としても正念場の中盤戦。甲府が躍進中の今治との初対戦でどう勝機を見いだすのかに注目したい。
[ 文:マツオ ジュン ]
