水戸は前節、直近6試合負けなしだった鳥栖とホームで対戦。試合を通じてきっ抗した展開となったものの、勝負どころの84分に久保 征一郎が決勝点を奪い、ここまでの勢いそのままに接戦を制してみせた。
一方の今治は前節、アウェイで札幌と対戦。新加入・パトリッキ ヴェロンのファインゴールで先制に成功するも、そのあとに逆転を許す苦しい展開。ただ、終了間際にU-20日本代表での活動から帰ってきたばかりの横山 夢樹が同点ゴールを挙げ、辛くも勝点1を死守した。
今治は札幌戦の1週間前に戦った明治安田J2第17節・大分戦で勝点1を獲得し、連敗こそ『3』で止めたが、現在5試合勝利から遠のいている状況。勢いの面では水戸に分がある。倉石 圭二監督も「相手は苦しくても決め切る勢いがある」と水戸の好調ぶりを警戒。「ウチはまだそのクオリティーや勢いを作れていないので、まずはグループで水戸を超える取り組みをしなくては」と勝機を模索していくが、今節はここまで8得点を挙げている得点源のマルクス ヴィニシウスが累積警告により出場停止。いつも以上にハードワークをベースとしたグループワークが求められるだろう。
水戸は前節、相手のシステムに合わせる形で[3-4-2-1]を採用。前半は課題を残す場面もあったが、「後半、修正してダメな点が減って、良かった点が増えた」(森 直樹監督)と修正力が実り、勝利につなげた。鳥栖と同様、[3-4-2-1]を基本布陣とする今治に対して前節のフィードバックを生かしつつ戦い、一気に首位の座をつかみ取りたいところだ。
[ 文:松本 隆志 ]
