シーズン中盤を迎えて昇格争い、残留争いが激しさを増す中、19位に順位を下げた熊本が、ホームで6位の磐田と対戦する。
熊本は前節、10試合ぶりの勝利を目指し、前々節・長崎戦から先発4人を入れ替えてアウェイでの札幌戦に臨んだ。開始4分、先発に起用された高校生の
神代 慶人が思い切ったロングシュートを決めて先制。後半に入り、セットプレーから追いつかれたが、途中出場した
半代 将都とのコンビネーションから
藤井 皓也が今季4点目を決めて再びリードを得た。しかし、終盤に2点を失って逆転負け。この結果、富山と山口に抜かれて降格圏に転落した。
10試合勝利なしという苦しい状況だが、「苦しいのは私だけで十分。選手たちは思い切ってやってほしい」と大木 武監督が話しているとおり、できていることを継続して勝点3につなげたい。
対する磐田は前節、ホームで仙台と対戦。相手の倍にあたる12本のシュートを放つなど押し気味に試合を進めたが、後半アディショナルタイムの失点により、9試合ぶりの黒星を喫した。
「十分にチャンスが作れていて、勝利に値するパフォーマンスだった。特に後半は完璧に試合をコントロールして進められたが、最後、決め切るところが足りなかった」と、ジョン ハッチンソン監督。
新加入の
ヤン ファンデンベルフが短い時間ながら今後に期待を感じさせるプレーを見せ、3日には広島から
井上 潮音の期限付き移籍加入が発表されるなど、J1復帰に向けて戦力アップを図っている。7位・長崎が連勝で勝点差を詰めてきているとあって、今節はなんとしても勝点3を積み上げたいところだろう。
前期の対戦では熊本が先制したが、磐田が追いついて引き分けたカード。前節は双方とも終盤に失点を喫して敗れているとあって、最後まで集中して戦えるかも問われる一戦だ。
[ 文:井芹 貴志 ]