マルクス・ヴィニシウスが今治にもたらした、“9戦ぶり”と“ダブル”
愛媛FC
--前回対戦(J2第4節/2●3)に続き、“伊予決戦”で敗れたことについて。申し訳ない気持ちです。これだけたくさんの方に来ていただいたのに。自分も含めチームは勝ちを目指しましたし、そのための準備も怠ってきたつもりもありません。ただ、これがサッカー。スタートから出させていただいた1人として、チームの全員に申し訳ない気持ちでいっぱいです。 --前半から今治が押し込む中、セカンドボールへの対応は前節・山形戦から改善されたところはあったが、そこから攻撃に転じられなかった。システム上、完全にマンツーマンで当ててきていました。ゲームを作らなければいけないシャドーのところに相手が食いついてきた中、そこを逆手にとって背後へもっとボールを供給できれば良かったです。つなぎに固執したわけではないけど、そこで苦戦してしまったのは事実だと思います。 ただ、後半は立ち位置を自分たちで修正しながら、スピードがある選手が背後を取るところやセカンドボールの回収も意識してできたところは多少なりともあったと思います。前半からもっと中でコミュニケーションをとりながら、最善策が何なのかをもっと話し合う必要があったのかなと反省しています。 --後半はボールロストから難しい局面を迎える場面が増えた。常にボールにプレッシャーが来る試合だったので、その中でも落ち着きながら自分たちが得意なボールを回すことは臆することなくやる必要があったのかなと思っています。
FC今治
監督
“伊予決戦”ということでたくさんのお客さんが来てくださる中、試合内容的には難しい場面は多かったんですけど、気持ちで最後まで粘り強く戦えたことが勝因だったかなと思います。 --9試合ぶりの勝利。試合終了直後のスタジアムの光景をどう感じたか?忘れられない光景というか、指導者冥利に尽きます。こういうダービーマッチで勝利の光景が見られて(自分は)幸せ者だと感じています。 --相手にそれほど多くのチャンスを作らせなかった。チーム全体としての守備が光った。もう一度ハードワークのところはチームとして整理して臨みました。前節(・甲府戦)の4失点を反省して取り組んだ結果、守備陣を含め、全体がコンパクトさを保ちながら粘り強く戦えたことが無失点で抑えられた一番の要因だと感じています。 --攻撃面での全体としての評価は?スターティングメンバーもそうですけど、インパクトメンバーが入ったときもいろんな選手が関わってフィニッシュワークまで行くところで言えば非常に良いところはありました。ただ、課題であるフィニッシュワークのクオリティーは上げていかないと連勝は難しいかなと思っています。 --この勝利の価値、意味をどう感じている?これから順位を上昇させるにあたって、今日は重要な勝ちだったと思うので、ここから連勝していくための1勝になったかなと思います。
愛媛FC
監督
戦前の予想どおり厳しい試合になることを自覚してゲームに入りました。その中で選手たちはすごく戦ってくれて、自分たちが負けたくない気持ちや球際の部分、走力の部分など、前節(・山形戦)で全然ダメだったところは改善されたと思います。その中で勝ちに持ってこられなかったのは僕の責任ですし、彼らを躍動させられなかったのも僕の責任だと思っています。だけど、彼らは100%の力で戦ってくれました。そこは良かったと思います。 --采配が後手に回ったように感じたが、チームのベンチワークをどう感じているか?そう言われるのであればそうだと思います。ただ、僕たちはそこに対してそこまで大きなミスだったとは思っていないところはあります。交代が遅いだとか、そう感じられるのであればそうなのではないでしょうか。 --現状、チームの問題点は?こういう接戦をモノにできない勝負脆さ。勝負のキワの部分でこういう失点をして負けるということは今季続いているのかなと。そこを勝ちに持ってくるところまで到達できていないのがチームの現状なのかなと思っています。
FC今治
FW 10
マルクス ヴィニシウス
--自身が決めた決勝点を振り返って。気持ちで決めたと思っています。自分が次シュートを打てる機会があればシュートを打つと決めていた中、あの場面でチャンスが訪れました。自分が抱えていた気持ち、力をすべて注いで打ったおかげでゴールが入ったのかなと思います。 --“伊予決戦”という重要なダービーマッチを取った気持ちは?今日は本当にビッグゲームでした。どちらのチームも勝ちたいと思う中、相手も良い準備をしてきていたと思います。相手のプレースタイル的に上に蹴ってくることは分かっていたので、自分たちはしっかりセカンドボールを拾って極力前へ、なおかつ速くゴールに向かっていこうとしました。そんな中でしっかりゴールを決めて勝てたことはすごく良かったと思います。 --自身は過去、何度も勝利の立役者となったが、この一戦での決勝点は格別な気持ちなのでは?特別な思いはあると思います。しかも、こういうチームが苦しい中でのホームでのダービーマッチ。そこで勝てたことはすごく良いことです。その中でファンやサポーターの皆さんの力もあり、スタジアムを満員にして素晴らしい雰囲気の中でプレーさせてもらい、勝てたことは本当に大事なことでした。自分たちは練習でも試合でもすごくハードワークをしているので、その中で今日結果を残せたことをとてもうれしく感じています。
DF 5
ダニーロ
--無失点で締めくくって9試合ぶりに勝利を収めた。すごくうれしいです。自分たちはこういう状況でも常にハードワークをしてきていました。すごくクオリティーのあるチームとの対戦が続いて勝てていませんでしたし、ここ数試合も細部のところで落としてしまっていました。でも、引き続き自分たちに矢印を向けてやってきて、しっかり勝てたことはすごくうれしいです。 --ダービーらしい緊張感の中、どういうところを意識してプレーしたか?ブラジルでもダービーマッチはこういう堅い試合になり、どちらも勝ちたい気持ちが出る試合になります。でも、ダービーは勝ち取るもの。今日の試合、内容は素晴らしいものではなかったかもしれませんが、自分たちはこういう状況の中で勝つことが何より大事なことでした。 --自身は外国籍選手の出場枠の関係でメンバーを外れる試合もあったが、そんな中でどのような準備をしてきた?その状況はうれしいことではありませんが、試合によっては攻撃的な選手を多く注ぎ込みたいチームの狙いもありますし、そこはリスペクトして受け入れています。でも、どういう状況でも常に良い準備をし続け、またメンバーに入ったときにしっかりと自分の仕事を成し遂げられるようにしなければいけないと感じています。そして、今日はチームに貢献した中で勝てたのですごくうれしく思います。