攻めた藤枝、決めた矢村。磐田を初撃破!
ジュビロ磐田
MF 16
藤枝はすごく難しい相手になると分かっていて、そのためにしっかりと準備した上で試合に臨みました。ただ、サッカーはどの試合でも勝つのが難しいスポーツで、今日はその日ではなかった。自分の中で悔しい気持ちはありますが、この結果を消化しなければいけないと思っています。負けたいと思っている選手はいませんし、難しい試合になった中でも残り8試合残っています。ここで自分たちがあきらめたら終わりなので、チームとしてさらに結束して、あらためて自分たちの目標が何なのかを忘れず、また日頃の練習からしっかりと取り組んでいくことが大事だと思っています。 --チームとしてうまく修正できなかったことについては?チームが試合を通して課題を突きつけられたときに修正していく力は磨いていかなければいけないところだと思っています。ただ、自分たちの中では何が起き得るのかをしっかりと準備して、ジョン(ジョン ハッチンソン監督)が提示してくれたことをかみ砕いて準備してきたつもりです。いまの自分たちにできることは、プロサッカー選手として日頃の練習からしっかりと取り組んで、結果で見せること。それしかできないと思っているので、今日の結果を自分たちの中でしっかりと消化して、また次の試合に臨んでいきたいと思います。
--どんな指示を受けてピッチに入りましたか?思い切ってやることと、相手のウイングバックが高い位置を取ってきたので、スタートポジションは5バック気味でも問題ないという指示を受けて、攻撃は「好きなようにやってこい」と言われました。 --チームとしてどう攻めていくのかという点については?チームとしては毎試合、背後を狙って、そこに動き出して、空いたスペースを誰が使うかというのはやっていることがあるので、どう攻めたらいいかに悩んでいたというよりも、時間帯も含めて終盤はより前にという意識が強くなったので、そういうふうに見えたのかなとは思います。 --前半の戦いぶりを見て、ベンチではどのようなことを感じていましたか?相手のウイングバックを捕まえ切れていないというのがあったので、監督も僕のスタートポジションを低めからという指示になったと思います。フリーを作られてFWの選手が斜めに背後へ走ってきたところをCBがついていけない、というシーンがかなりあったので、そこをどう捕まえるのかは、僕自身も引いたほうが良いのかなというイメージは持っていました。それで試合にはスムーズに入れたのかなと思います。 --攻撃ではどんな意識を持っていましたか?(マテウス)ペイショットが入っていたので、僕自身は積極的にクロスを上げようという狙いはありました。それはやれたのかなと思います。 --ケガが続いていた中、復帰できたのは一歩前進だと思います。残り8試合に向けた抱負は?自分の中ではずっと痛みが続いていた状況だったので、その不安もありましたけど、今日試合をやってみて痛みはなかったので、これからどんどん試合に絡めるようにしたいと思います。テクニックがある選手ではないので、自分のストロングの“走る”というのを思う存分出して、スタミナや対人のところで存在感を出せるようにしていきたいと思います。
藤枝MYFC
監督
われわれのスタイルを出しましょうと、どことやっても逃げずにブレずに、勇気を持って自信を持ってしっかり攻撃的にやりましょうということを、選手はしっかりプレーしたのかなと思います。キックオフからしっかり相手の立ち位置を見ながらボールを動かすことができていて、その中からゴールまでできた。そのシーンは、今日のテーマだったショートカウンターから狙いましょうということがしっかりできた。われわれの“超・超・超攻撃的エンターテイメントサッカー”というのは、ボールを握っているときだけではなくて、オフ・ザ・ボールのときにどれだけゴールを奪うためのマインドでプレーできているか(も含まれている)。それをみんなで共有することが本日の試合では具現化できたのかなと思います。 そこからわれわれにはありがちなビルドアップを食われての失点というところは、なしにしなくてはいけないですけれども、それがあるからやめましょうとか、そういう話になるとわれわれのスタイルが表現できなくなりますので、やりましょうと。それを選手は、ミスの恐れと真摯に向き合って、その壁をぶち破ってしっかりボールを動かせていたのかなと思います。 後半、セットプレーから点が入りました。やはり相手のブロックだったり、相手の守備を崩すにはセットプレーはキーだよねという話はずっとしていて、なかなかそこで点を取れなかったですけど、こういうこう着した試合は、セットプレーからのボールの質とそれぞれの役割、どこに入る、ブロックをする、そういう役割をしっかりまっとうすると、このようなゴールが生まれるのかなと。 欲を言うと、その後もっともっとボールを動かしながら時計の針を進めたかったですけど、そこは少し圧を食らってしまった。ただ、そうなったらどうする、ゴールを守りましょうということを、途中から入った選手も本当に献身的にプレーしてくれたのかなと。その結果逃げ切れたということは、クラブとしての成長が垣間見られた試合かなと思っています。 こういう“蒼藤決戦”で勝つ、しかも今まで全敗していた磐田から初勝利できたということは、本当に自信を持っていいと思います。試合の前にも言いました。紙一重で負けていた試合は、自分たちが手が届かなかったんじゃないと。自分たちが逃げていて手が届かなかったと。相手は何をイヤがっているのか、われわれのスタイルをイヤがっているのであれば、とことんそこをやりましょうということを、今後の試合、どことやっても表現できるようにやっていきたいなと思っています。
ジュビロ磐田
監督
非常にタフなゲームとなりましたが、もっとやれたとは思っています。攻撃ではボールを持っても勇敢にプレーできない、ロングパスにもなっていないロングキックを多用していること、コントロールして前進することができない場面が多過ぎました。また、プレーしようとしても失い方も悪い。安定してボールを受けられない、届けられない。簡単なミスが多い。そこから相手の得点も生まれましたけど、ミスが多かったですし、セットプレー(の守備は)アキレス腱になっています。また失点してしまいましたし、前に入られる、先に触られる。ここまで取り組んできているものの、まだまだ改善しなければいけないところが今日また明らかになりました。
藤枝MYFC
FW 9
矢村 健
--1点目のシーンを振り返ると?中川(創)選手から良いパスが来たので、トラップして、時間もあったし良いところに置けたので、GKを見てタイミングをズラすシュートというか、力み過ぎずしっかりとニアに決めることができました。 --この“蒼藤決戦”という舞台で決められたことについてはいかがですか。自分の中では特に気負うことなく入ったつもりではいましたが、注目されるゲームというのも分かっていましたし、静岡県が盛り上げる中の試合で勝てて、今までジュビロに勝っていなかったという意味でもすごく良い試合になったのかなと思います。 --先制したあとの展開についてはどう感じていますか。失点は自分たちのミスからというところで、良いゲーム展開ができていた中でああいう取られ方はすごくもったいないと思いましたし、個人的にも前半何度かチャンスがあったので、そこでもっと決め切る力が必要だと思いました。ただ、後半早い段階でセットプレーからゴールを取れたというところは、すごく大きかったのかなという気がします。 --その2点目は狙いどおりの形でしたか。はい、狙いどおりの形でした。最初に触って、もう1回こぼれてきたのが当たったという感じでしたけど、そこにしっかり入れたことと、押し込めたことはチームとしての狙いでしたし、ゴールとなったので良かったです。 --残り8試合に向けて、どんな意識で戦っていきますか。1つでも高い順位、1ケタ順位も行けると思いますし、そこはしっかり目指していきたいです。その意味では上の順位のチームに勝ったのはすごく大きいと思いますし、(次も上位の水戸戦だが)相手がどこだろうと関係ないという気持ちは常々持っています。自分たちのやるべきことにしっかりとフォーカスしてやっていければ、良い結果というのはつかめると思います。
DF 4
中川 創
--今日は入りから本当に気迫あふれるプレーをしていましたが、精神的に良いバランスでやれていましたか。個人的にはちょっと振り切っていたのはありますね(笑)。ガツガツ行ってファウルで削っちゃったところもありますし……。でも、その内からあふれ出るものというのは、個人的には消してはいけないと思うので、出せるものがあるなら出すべきだと思うし、そこでコントロールして抑えてサッカーをやっても面白くないとは思っています。 --それが先制点のアシストにつながったわけですからね。そうですね。でも、あれはヤム(矢村 健)しか決められないゴールだと思うので、僕がどうこうというよりは、本当に素晴らしいシュートだったなと。僕はボールを奪ったあとはまったく(矢村が)見えなくて、ただ「創!」と言ってくれた声だけが聞こえて、その辺にいるだろうぐらいの感じで出しました。あの人はいつも求めてくれるし、厳しい声でずっとチームを鼓舞してくれますし、彼が入ったメリットというのがいまは前面に出ているかなと感じています。 --本当に真っ向勝負で勝てたという感覚はありますか。あります。磐田のホームのときは、どちらかというと受けに回ってちょっと相手をリスペクトしたサッカーもした中で、最後の最後で点を取られてしまって負けた形だったんですけど、今回は自分たちからアクションを起こしてボールを奪いにいっていたと思いますし、自分たちでボールを動かせていたと思うので。僕らの感覚としては本当に互角にやれていたのかなと感じています。 --今後も強敵との対戦が続きますが、この勝利を追い風にどう戦っていきたいですか。もう間違いないものが自分たちの手の上にあって、みんなやれるんだよという感覚がすごく身に染みていると思います。どんな相手に対しても自分たちのサッカーを一貫してやり通すことが、こうして勝利にもつながるので、本当に信じてやるだけだとあらためて思っています。だから残り8試合がすごく楽しみだなと感じています。