0-2からの逆転劇。続々絡んだ甲府の“切り札”
いわきFC
監督
逆転負けして課題が残るゲームでした。 --前半からバタバタしたところに対して、守備のマネジメントや選手にアプローチしたことは?甲府さんが想定していた形では来なかったことがまずあります。前から来て裏返されて、セカンドボールをシャドーに拾われることが増えた。リスクマネジメントについてはまず鳥海 芳樹選手に前を向かせないこと。攻撃面は深い位置を取るように伝えました。 --63分に加瀬 直輝選手と鵜木 郁哉選手を投入してからの試合運びの狙いと、起きたエラーについてどう捉えていますか?2-0になったときに守るつもりはまったくなかったです。五十嵐 聖己選手が右サイドにいることで起点になっていましたし、2トップがボールサイドで良い距離感でプレーしていて、エドゥアルド マンシャ選手に何もさせなかったところは途中まで良かった。加瀬選手には攻撃で違いを求めて、鵜木選手には背後へのランニングを求めました。良い悪いありつつ、自分の采配ミスです。 --ゲーム運びについて、課題感をどう捉えますか?厳しいことを言うと、交代選手を使えば使うほどパワーダウンしたことは伝えました。残り試合はキワの戦いになりますし、おのおのの日々の向き合い方や人間性がピッチに出ると思います。そういうのが露呈した後半の45分です。それも選手にも言いました。堅いゲームになることは事前に伝えていたので、スイッチを入れてやらないといけない。結果的にこうなったのであれば、マネジメントや采配は自分に責任があると思います。
ヴァンフォーレ甲府
監督
いわきは強いチーム、タフなチームで、そこに立ち向かって僕たちもハードワークをして勝ちにいこうと試合に入りました。前半の立ち上がりは良かったものの、時間が経つにつれて相手の圧力に押されて失点して苦しかったです。後半、選手が底力を見せてくれて、交代選手を含めてスタッフも全員で試行錯誤してみんなで勝ち取った勝利だと思います。この勝利を次につなげたい。 --ハーフタイムに2人交代した理由は?前半の最後押し込まれて、メンタル的にダメージがあった。何かを変えたいと思っていました。交代のプランはありました。大島 康樹で(相手に)ダメージを与えて、時間が来たら内藤 大和、マテウス レイリアを投入してという。2人とも良い仕事をしてくれました。 --後半に攻撃的な選手を入れました。0-2からの戦術的な狙いと理由は?ハーフタイムに共有したのは、いわきが前からつかみにくる圧力からシンプルにひっくり返そうとしていました。レイリア、内藤が相手の背中に入っていくことで相手にダメージを与えた。今日はみんなの勝利だと思います。みんなの勝利をつなげないといけない。
いわきFC
MF 8
柴田 壮介
ショックが大きい試合結果となりました。2点先に取って、後半相手の前線に強力な選手が入ってきた中で、受ける形になりました。はね返す力がなく、力不足を感じました。 --試合運びについて、持ち直してから後半押し込まれるようになった原因は?相手が前線の選手を代えてきて、スピード感が出て、ラフに蹴ってくる場面も多くなりました。疲れが出たのもありますし、勢いを止めるくらいの対応力が不足していました。 --2-1にされてから抑え切れなかったですが、相手の勢いのほうがあったのでしょうか。僕たちみたいなチームは守りに入ったらやられてしまいます。失点のところはシンプルなミスもありました。セットプレー崩れの失点がもったいなくて、プレーの流れを切ってスローインにさせるような判断ができれば良かったです。細かい部分が足りずに失点が連続してしまいました。 後半戦ラストになるにつれて、大事な試合が増えてきます。今日勝てば順位が上がって、見えてくる景色も変わっていました。 一試合一試合自分たちの人生が懸っているくらいの意識が必要になるということを理解してやっていかないといけません。そういう意識を持たないと、今日みたいな結果を招いてしまいます。 --これからに向けた課題感は?前節の水戸戦とは違って、得点も取れて試合運びとしては悪くなかったです。細かく徹底しないといけないところで、最初から出ている選手と途中から出ている選手が同じ温度感でプレーできないと、流れを悪くしてしまいます。厳しい負け方をし、練習から甘さが出ているということなので、この敗戦から一人ひとりが意識を持たないと、チームとして選手としての価値が上がらなくなる。プロとして厳しく向き合わないといけません。
DF 4
堂鼻 起暉
入りは良くなかったです。対応が遅れてしまい、佐々木 雅士選手に助けられたところもあります。そこから持ち直してショートカウンターを増やして、ゴールに向かう回数も増えました。後半、開始早々に追加点を取れて良い入りができました。ただ、甲府が前線を2枚代えてから流れが変わりました。パワープレーも増えてきて受ける形になって、そうなることも分かっていた上で、その後のプレーで拾ったあとに広げるとか間に通すとか、球際で相手のやりたいことを防ぐことが大事でした。押し込まれる時間が増えて失点して、自分たちの生命線で相手に自由を与えてしまいました。 --敗れたことを踏まえて、試合で直していくことは?2-0からひっくり返されること自体まず良くないです。6位以内を目指すなら勝ち切らないといけない試合でした。前に行ったときにカウンターを発動させやすい流れもありました。リスクマネジメントで抑えることを監督から伝えられて、前半はそれができていました。失点のところで言えば、セカンドが拾えなくなって相手にペースをとられました。攻撃にパワーを出してきた相手にやらせないような力が必要になります。