開幕戦で対戦した2チームが、残り5試合となったシーズン終盤で再び対戦する。開幕戦では後半にホームの大宮が先制し、その後追いつかれたものの、アディショナルタイムに
藤井 一志が決勝ゴールをマーク。大宮の2得点はともにCKからだった。そこから8カ月余り。ともに監督交代を経て、開幕戦以上にシビアな状況での再戦となる。
前節・熊本戦に続いてのホームゲームになる山形は、現在12位でJ1昇格プレーオフ圏内との勝点差は『14』。6位以内に入るためには、残り5試合を全勝で走り切るほかにない。極めて厳しい状況と言えるが、目の前の一戦一戦を勝ち続けることでしか道を拓く方法はない。
6月末に横内 昭展監督が就任して以降は、しばらく負けと勝ちが交互に続き、このところは連勝ができるようになってきたが、2連勝で迎えた前節・熊本戦は1-1で引き分け、3連勝はいまだ達成できていない。仕切り直して迎える今節は、開幕戦のリベンジも果たさなければならない。徐々につけてきた地力を余すことなく発揮できるかが問われることになる。
大宮は宮沢 悠生監督の就任後、ここまで3連勝。監督交代直前の3連敗から立て直してプレーオフ圏内に復帰し、自動昇格の可能性も見据えた中でラスト5試合を迎えている。新体制で初のホームゲームとなった前節・藤枝戦は、チームトップスコアラーの
カプリーニを出場停止で欠いたが、
豊川 雄太が挙げた先制点を守り切る形で宮沢 悠生監督体制において初のクリーンシートを達成した。
不安材料となるのは、前節の終了間際にGK
笠原 昂史が交代するアクシデントがあったこと。今季のリーグ戦全試合で先発してきた守護神だけに、欠場となれば痛手だが、たとえどんな状況でも相手のスコアを上回るだけの破壊力は備えている。あとは勇気を持って前を目指すのみだ。
[ 文:佐藤 円 ]