3位の千葉は前々節、首位の水戸を相手に後半アディショナルタイムの決勝ゴールで勝利した一方、前節は秋田の守備を最後まで崩せずスコアレスドロー。自動昇格圏である2位との勝点差は、1試合でひっくり返すことはできない4ポイントに広がった。
その状況を踏まえた上で、小林 慶行監督は言う。
「相手のことや順位表、先のことを考えてもどうしようもない。結局は目の前の一試合一試合だし、目の前の一試合はホームゲーム。どれだけのサポーターが俺たちを後押ししてくれるのか。チームだけじゃなくてクラブが持っているパワー、サポーターの方たちの数も含めて、一体感を持って相手に襲いかかっていく」 千葉がホームで全力を尽くして迎え撃とうとする相手は、11位の札幌。ホームでの4連敗、ここ4試合で3敗と直近の成績も影響して1年でのJ1復帰はかなり厳しい状況になっているが、目の前の一試合が大事という点では同じだろう。
千葉に対してはJ1に在籍していた昨季、天皇杯ラウンド16で敗れ、今季もホーム開幕戦となった明治安田J2第4節で1-3と敗れている。小林 慶行監督が「メンバー構成や個々の能力を考えると非常に高い」と評する力を発揮し、なんとか意地を見せたい。
状況を考えれば、勝利への意欲がより高いのは千葉だろうが、札幌も簡単に負けるわけにはいかない。昇格レースの行方を大きく左右する注目の一戦である。
[ 文:菊地 正典 ]
