この試合が今季のホーム開幕戦となる札幌としては、流れを変える場面にしたいところだ。約2カ月におよぶ長期キャンプの最中にリーグ開幕を迎え、アウェイ3連戦でスタートという日程の難しさもあったとは思うが、得失点を見てもゼロ得点7失点と厳しい立ち上がりである。そうした中で地元のファン・サポーターの後押しを受けながら、本拠地で岩政 大樹新監督体制初白星をつかみ、浮上のきっかけを作り出したい。
一方の千葉は小林 慶行監督が就任して3年目で、ここまではチームの成熟度がしっかり結果に結びついている印象だ。狙いを持ったパスワークで相手の守備を揺さぶり、機を見て速い攻撃も織り交ぜることで背後を突く。セットプレーにも迫力がある。そうしたバリエーション豊富な攻めで開幕から2戦連続完封勝利を収めると、前節は山形との攻め合いを制するタフさも示してみせた。
さて、そんなチーム同士の対戦だが、アグレッシブな攻め合いになることを予想しているし、期待する。札幌のほうはボールを保持しながら相手のスキを探りつつ、近藤 友喜やスパチョークをはじめとしたアタッカー陣が個の突破力を織り交ぜる。千葉も同様にグループでパスをつなぎながら両サイドを広く使い、連動性を発揮した中で横山 暁之や椿 直起ら速さのある選手が一気に仕留めにかかる。そうした互いの特徴が随所に表現される、見ごたえのあるゲームになることだろう。
札幌が流れを変えるきっかけをつかむのか、千葉がさらなる勢いを得るのか。今後のリーグ戦の展開を左右する重要な一戦と言っていい。
[ 文:斉藤 宏則 ]

