互いに連敗は回避。ただ、昇格争いで優位に立つ『3』は得られず
徳島ヴォルティス
全体的に見ると、相手のやりたいことはやらせなかったのかなと思います。 --つなぎのうまい鳥栖に対して、マンツーマンで対応していたと思います。すべてがマンツーマンというわけではなかったんですが、基本的に最初はマンツーマンでつく感じで、(柳澤)亘くんもけっこう前に出て、自分も(相手の)左シャドーにつく感じになりました。その中でちょっとボールがズレたらスライドで対応するという形で、最初はちょっと戸惑いましたけど、途中からはやりたいことができたのかなと思います。 --15分くらいに裏を取られて危ない場面もありましたが、以降は修正できたという感じでしょうか?僕が真ん中から移動するという形だったんですが、より(人に)ハッキリつく形にしたので、分かりやすくなってつかみやすくなったかなと思います。最初はそこがちょっと曖昧だったかなと思います。 --守備は機能しながらも、得点は奪うことができませんでした。シーズンを通して決定力というかシュートを決め切る、1本をモノにするというところで課題があります。残りが何試合になるかは分かりませんが、やり続けるしかないと思うので、愚直に向き合っていきたいと思います。
--キャプテンマークを巻いてのプレーでした。特別に気持ちを背負うようなことはないんですが、やっぱりキャプテンマークを巻かせてもらう責任もありますし、いま(岩尾)憲くんが負傷から最近復帰して、それまで巻いていた(永木)亮太くんが負傷して、そういういろいろな思いがあのキャプテンマークには詰まっていると思います。普段からディフェンスの中でリーダーという自覚はありますが、いつも以上に自分が90分通して試合を締められればなという思いでキャプテンマークを巻いていました。 --守備では良い場面が多く、無失点で終えることができました。前半15分、20分くらいまでは相手の3バックとダブルボランチにウチも人を当てはめていったんですが、西川(潤)選手のところが思った以上に中央寄りではなくサイドに開いていました。もともとはカヌ(鹿沼 直生)がマークにつく予定で、西川選手が中央に寄ってくるという想定だったんですが、思ったよりもワイドに張っていて、カヌがそこまで出ていくのかどうするのかの迷いがあった中で、20分くらいまではそこのスペースをうまく使われてしまったと思います。 ただ、ベンチからの修正もあって、そこから前半の終わりまではうまく進められましたし、後半もカウンターからの1、2本くらいしか自分たちのピッチではやらせていなかったと思うので、守備に関しては今年1年やってきたことが形になっているのかなと思います。
サガン鳥栖
監督
今日は両チーム負けられない試合、そして勝点3が必要な試合ということで、両チームの守備が、特長が出る堅い試合になるという想定で入りました。入りは良くて、自分たちでしっかりボールを握ってコントロールする。一度右サイドを崩してほぼゴールというところまで行けたシーンが象徴的だったと思いますが、非常に良い入りができたと思っています。 その中で、相手も私たちのビルドアップに対してかなりマンツーマンで捕まえにきて、後ろは数的同数でも圧力を前に掛けてきました。その中で、私たちはその圧に対して一人ひとりがしっかりとその圧をはがしていく。グループではがしていく。そういったところができなくなってしまい、相手の守備がハマり出しました。私たちの守備は今日1試合を通して非常に良かったと思うのですが、攻撃のところで自分たちのリズムを失ったような前半だったと思っています。 後半はもう一度自分たちでボールを握って、一進一退のゲームだったと思うのですが、もっと自分たちで攻撃のところは相手を上回っていけるように、シュートチャンスを増やしていけるようにしないといけないと痛感したゲームでもありました。ただ、先ほども申し上げたとおり、守備に関してはセットプレーの守備も含めて、全員が組織的に、かつ個人でもファイトして球際を戦う。セカンドボールの回収と徳島の強烈な外国籍選手をしっかりと個人とグループで抑え込むことができたと思うので、そこはしっかり評価してあげたいと思います。 課題は攻撃ということで、もう一度見直したいんですが、そこで上回ることによって残り3試合、自分たちで可能性を広げることができると思います。今日できたことに関しては継続して、課題については全員で成長していけるように取り組んでいきたいと思います。
徳島ヴォルティス
監督
この遠い鳥栖の地まで300人以上のファン・サポーターの方々が駆けつけてくださって、旗を振って選手を後押ししてくださいました。前節(・いわき戦)、ホームで負けても大勢の方々が駆けつけて後押ししてくださったことに感謝します。 試合の内容については前半、自分たちが準備してきたハイプレスのところ。鳥栖さんが非常にボールの動かしで最終ラインと中盤が距離感近くうまくやってくるところに対して、自分たちがどう前進させないかを今週しっかり準備してきました。2回ほど(プレスを)外されたところはありましたが、非常に良い守備から良い攻撃のところはできていたかなと。ただ、今週取り組んできたボックス内へのランニング、あとはボールをそこに運ぶというところに関しては、もっと大胆にハッキリと後半に向けてやっていこうということを伝えました。 後半、セットプレーも非常に多い中で、あそこで決め切る力やもうひと手間加えてボックス内に入るところはやり続けていくしかないかなと。終盤になって内容も重要ですが、やはり結果の部分が大事だと思うので、勝点3が取れるように次の甲府戦まで準備していきたいと思います。 --良い守備が機能し、相手陣でプレーする時間も長かったと思います。それがうまく機能した要因は?相手の3バックが非常に横の距離が近く、ボランチとの5枚での動かし方がJ2の中では特殊というかあまり見られない。そこで逆に言うと、よりプレッシャーを掛けたときに西澤(健太)くんやシャドーの選手がそこを助けにいく。そうなれば裏のスペースが空いてしまうので、台形やひし形になる流動性というのはなかなか捕まえづらかったんですが、まずはボランチをマンツーマンにすることと、シャドーが開いたときと中に絞ったときの受け渡しのところを昨日、おとといで準備してきたものを選手たちと一緒に話し合いながら思い切ってやれたことは非常に良かったんじゃないかなと思います。
サガン鳥栖
DF 13
井上 太聖
--相手がかなり人を意識したマンツーマンで守備を展開してきました。相手がマンツーマンで来るということは、そこで1つはがすことができればひっくり返せるとは思っていたんですが、自分のところでハメられている感覚はありました。それもあってなんとかしようとは思っていたんですが、チームとしてやってきたことを忠実にやるだけでは相手を崩すことができなかったので、そういうときに自分がいかに出口になるのかというところは課題に感じました。内容自体はそこまで悪くは捉えていないですが、自分のところで止まってしまっていたなという感覚はあります。 --勝点3が必要な状況だった中で、終盤まで0-0で推移していました。どこかで得点を奪うために無理をしたいというようなイメージは持っていたのでしょうか?後半はオープンになってきて、相手も前から来るぶん、うまくボールを拾えればチャンスにできるところもありました。勝点3が必要でしたし、それも分かってはいたんですが、後ろとしては相手の一発を消すことも意識していました。こちらから(バランスを)崩すというよりは慎重になっていた部分はあったと思います。 --守備自体はうまく運用できたという手ごたえでしょうか?クロスの対応に少し課題はありますが、全体としては無失点で抑えられたのは自信になります。シーズン終盤に来て、チーム全体として組織化された守備ができるようになってきたなとは思います。
DF 32
小川 大空
--相手がかなり人を意識したマンツーマンで守備を展開してきました。攻撃ではルーカス バルセロスがあまり守備をしないというスカウティングがあって、自分が後ろで引きつけてその背後でのスペースを拡大させるという狙いはありました。そこで良い場面もありましたが、ほとんどうまく回せなかったなという印象があります。 --全体的にチャンスが作れないまま時間が経過していきましたが、攻めにかかるところのバランスはどう意識していましたか?今日の試合に関しては、僕のところは上がることよりもリスク管理のタスクを与えられていたので、守備の意識のほうを強めていました。個人的にはFWに(新川)志音が入ってからはもう少しラフに長いボールを入れることももっと意識しようと後ろでは話していました。つなぐだけではなく、そういうところ(セカンドボールの回収)に人をかけることも意識していたんですが、相手のマンツーマンにしっかりハメられてしまって良い状態でボールを蹴ることができなかったし、攻撃については反省点が多かったと思います。 --勝点3が必要な状況で、最後までバランスが整い過ぎていたと見られる部分もあったと思います。リスクをかけて点を取りにいく意識についてはどうだったのでしょうか?リスクをとる場面というよりも、いつもだったら後ろで3+2とか、シャドーも絡んで組み立ててしっかりはがせて自分たちが上がる場面が作れるんですが、今日はまず回す位置が低過ぎてリスクをかけるための場面がそもそも少なかったのかなという印象です。
MF 7
新井 晴樹
--相手はかなり人を意識したマンツーマンで守備を展開してきました。個人的に相手の出方でやり方を変えるところはなかったんですが、相手の右ウイングバックが(西澤)健太くんに食いつく場面があったので、背後というのは意識していたんですが、出し手のところもマンツーマンで来られていたので、なかなかボールが出てこなかったと思います。それでも、中盤からうまく経由して自分のところに出てくる形は作れていたんですが、その回数が少なかったと思います。 --勝点3が必要な状況で、なかなかチャンスが作れていませんでした。どこかでリスクをかける必要もあったかと思いますが、その点についてはどうイメージしていましたか?攻撃になったら、逆サイドのタファ(長澤 シヴァタファリ)が背後に抜け出したら、自分はゴール前にしっかり入ることやゴールは常に意識していました。守備がしっかり機能していたのは良いことだったんですが、攻撃ではどうしてもスイッチが入り切らないところがあったし、ボールを失うことが多かったので、そこは改善点だと思います。 --終盤、得点が必要な状況でも最後まで整い過ぎていた印象があります。無得点で終わったことは攻撃陣としては課題ですし、必ず勝たないといけない試合だったので、反省点は多くあります。試合中も何度か感じたんですが、自分が個のところで優位性を生み出せればチャンスは増えると思いますし、残り3試合はリスクをとってでも勝点3を取りにいかないといけないと思うので、そこは意識してやりたいと思います。