好機を作るも、スコアは動かず。熊本、二度目のJ3降格に
ヴァンフォーレ甲府
MF 18
--最終戦となった今節では出場機会がなかったですが、もう1年半やれると思っています。コンディションが上がってきた中で、このまま引退は残念です。甲府で満了になったら辞めるつもり、決めていたことなので……。 --気持ちとしては、もう1年半?もちろん、それは。なんのために甲府に戻ってきたのか。年齢はいきましたが、(大学を卒業してから)キャリアをスタートさせてもらった、拾ってもらったクラブなので。まだまだできる自信と、プレーはもちろんですが、山梨県全体、自分の経験を甲府の若い選手に、という思いで甲府に戻ってきたので、その意味では……。病気になってしまい、試合こそ出られなかったですが、その中でも自身はプロとしての仕事はまっとうしましたし、だから短い1年間で周りの人たちが自分のことのように悔しがってくれたのは……。自分自身、そういう姿を見せられたのかなぁと。 プロとしてどんな状況でも自信を持ってやれた。僕らしいと思いますし、闘病しながら、あれだけの薬を飲んでできたのは自分だからこそという自信はありますし、ほかの選手がやれと言われたら多分無理だと思う。薬はもとより、メンタル的にも非常にキツい、普通の選手がやるにはキツいと思うので、そういう意味ではしたくない経験をしたことで残り1年、選手としての幅も広がったし、これから生きていく上で自信につながりますし、病気と戦う人の指標になれたと思うし、良いキャリアになったと思います。
ロアッソ熊本
監督
試合の総括の前に、いつもなんですけど、これだけ応援してくれる皆さんがいるにもかかわらず、ゲームに勝つことができず、J3降格という状況になってしまったことを、本当に深く深くお詫びしたいと思います。いくら私が謝ってもどうにもなるわけではないのですけど、気持ちとしたら、そんな気持ちでいっぱいです。 ゲームとしては相手の状況(残留を争っているライバルの状況)を見ながらというのもあったのですけど、やっぱり相手の褌で相撲をとるんじゃなくて、自分たちが勝ちにいくということ、もちろんそれは初めに言っていたのですけど、それがなかなかできなかったですね。それが今日の試合のすべてだと思います。 --自分たちの褌で相撲がとれなかったというのは、具体的には?要は、相手の結果を見ながらというか、要するに引き分けでも良かったりとか、そういうことですね(※他チームの結果によって、引き分けで残留を確定できる状況ではなかった)。 --引き分けで終わらせるというメッセージがあったということでしょうか?そうですね。このままでいいと。引き分けでいいというよりも、下手に自分たちから崩れていくようなことはしなくていいという話をしました。 --今後の去就について。プレスリリースが出ると思いますので、ちょっと待っていただければ。もう決着はついています(※試合後、クラブより退任が発表された)。
ヴァンフォーレ甲府
監督
最終節、今日の試合というよりここまで苦しいシーズンを過ごしてきました。最後の最後、みんなで笑って柏(好文)を送り出そうとしてきた。最後、引き分け……勝って終われなかったことで残念な思いです。 --甲府の監督として昨季からの1年半のキャリアは終わりますが、振り返ってどう感じていますか?一言で言うと、悔しい1年半になりました。監督としてもっとクラブの力になりたいという強い思いでやってきました。ラスト10試合で上昇していく思いでしたが、そこで下降していった。そういったところで自分自身の至らなさを強く感じました。 --柏選手をベンチに入れたものの起用しなかったことについて。チームが勝ちにきていて、ゲームの内容、展開で柏を出すのか、小出(悠太)を出すのか。佐藤 恵介が最後、足がつりましたが、荒木 翔もウイングバック2枚とも良いパフォーマンスだったので、交代枠の5枚をどこに使うのか、優先順位をつけていく中でウイングバックにならなかった。勝つための決断でした。
ロアッソ熊本
MF 6
岩下 航
--J3降格という結果になりました。富山は終盤に2点を取っているみたいで、自分たちもそれは予想していませんでした。でもそれがサッカーだし、それ以前に自分たちには前半に決められるチャンスもあって、勝てばいい話だったので。富山と山口の状況も気にしながらやっていましたけど、富山さんのほうが得点を取る気迫があったのかなと思います。 --富山が3点差になったと知ったのはいつ頃でしたか?試合が終わる直前に知ったので、そこから点を取りにいくというのは。それまでに時間稼ぎもしていましたし、そのときは分かっていなかったのでなんとも言えないです。試合が終わって、そうなったことを聞いて最初は整理がつかなかったですけど、切り替えるしかないなと。 --ご自身の思いとして、自分がもう一度熊本を上げるという気持ちはどうでしょうか?どうなるかまだ分からないですけど、残ってプレーするのであれば、今季も試合に出ていましたし、責任を持ってプレーしないといけないですし、しっかり活躍できるように良いスタートを切りたいと思います。
MF 8
上村 周平
--得失点差で富山を下回り、J3降格という結果になりましたが、試合中はどの程度状況を理解していたでしょうか?ハーフタイムに状況を確認して後半に入って、後半の途中でも自分たちが失点をせずに進めれば、という感じでした。リアルタイムではないですけど、合間合間で伝えられているときには0-0でいければ、ということだったので、終わってから周りの反応を見て初めて、中では「あれ、違うのかな」という感じになったので。状況を見ながらやりましたけど、やっぱり最後まで、勝って残留するということを目指すべきだったのか、それは終わってから分かることなので、難しかったと思います。 --今日のゲームの結果だけが理由ではないと思いますが、ご自身が感じる降格の要因、足りなかったと感じるものは何でしょうか?最後の攻守においてのゴールのところに尽きると思います。やっぱりどれだけ自分たちが納得がいくサッカーができても、点が取れなかったり勝てなかったりすれば、それをそのままにするんじゃなくて、どうそこから勝ちにつなげるかを突き詰めなきゃいけなかったと思うので、最後、得失点差でやられてしまったということは、得点だけではなくて失点も含めての結果で、そこがすごく大事な部分だったと思います。