秋田がホーム開幕戦に富山を迎える。ボールを保持するスタイルの富山に対し、強気のハイプレスを掲げる秋田がどのようにボールを奪い取って攻めるか。攻守の切り替えが連続するアグレッシブな一戦になりそうだ。
富山は前節、八戸とのアウェイ戦を0-2で落とした。前後半での試合の入りの時間帯に強烈なミドルシュートを決められたことに対し、安達 亮監督は「そのシチュエーションを与えてしまったのが問題」と反省し、「もっと攻撃的に相手ゴールへ向かっていかないと勝てない」と今節への準備を進める。

安達亮監督。開幕戦からの立て直しを図れるか
対する秋田は前節、磐田とアウェイで対戦して1-1のドロー。キックオフ直後にミスが重なって先制を許すも崩れずに立て直すと、61分、自陣でボールを奪ってカウンターを発動し、半田 航也が冷静に決め切って追いつく。最終盤まで両チームに決定機があった激闘の末に勝点1を分け合った。
秋田はプレシーズンから積み上げてきた走力を攻守で発揮したが、飯泉 涼矢は「自分たちはまだまだ足りない。その現状が分かった」と勝点2を落とした結果を悔やみ、さらに引き締めて今節の勝利を目指す。
2025シーズンを振り返ると、秋田の富山戦の成績は1分1敗。同シーズンの明治安田J2最終節ではアウェイで1-4の完敗を喫し、富山の劇的なJ2残留を後押しする結果となったのは記憶に新しい。吉岡 雅和は「秋田サポーターの皆さんに情けない試合を見せたので必ず勝ちたい。『今年の秋田はやれるな』というところを見せたい」と意気込み、古巣の富山と、富山時代の恩師である安達 亮監督に恩返しを誓う。

吉岡雅和はさまざまな思いを持って今節に臨む
J2・J3百年構想リーグで富山は2位、秋田は6位と上位で終えて飛躍を期す2026/27シーズン。両指揮官の戦術を選手たちがピッチでどれだけ表現するのか、チームの成熟度にも注目したい。
[ 文:竹内 松裕 ]