長野は磐田との開幕戦、90分を終えて0-0と善戦も、PK戦の末に敗戦。第2節でも甲府に0-2と敗れ、2試合連続の無得点に終わった。ただ、J3でリーグ最少得点に終わった昨季から改善の兆しは見られる。磐田戦は近藤 貴司と田中 康介のコンビで左サイドを制圧。甲府戦は2バック気味にして前線に人数を割き、クロスに6人がなだれ込むなど厚みを生んだ。しかし、甲府戦のシュート数は4本。藤本 主税監督は「仕組みではない。もっと前に刺せるシーンだったり、前進できるチャンスは明らかにあった」と不満を募らせる。
クロスを上げられるタイミングを逃したり、前を向けるところで後ろに下がったり――。消極的な選択が目立つ中で、仕組みうんぬんよりもマインドを変えなければならない。J2勢との対戦が続くだけに、チャレンジャー精神は忘れたくないところ。次がホーム開幕戦となればなおさらだ。
一方の札幌も2連敗。開幕戦はいわきのハイプレスに苦しみ、0-1と敗れた。それを踏まえて前節・大宮戦はロングボールも交えつつ、鮮やかなプレス回避から得点が生まれたが、打ち合いの末に2-3で競り負けている。昨季J2で失点数がリーグワースト2位だったことを踏まえても、守備の改善は必要だ。
長野と札幌は通算で二度対戦している。2012年の天皇杯2回戦、2024年のJリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦と、いずれも1-1の引き分け。PK戦の末に前者は長野、後者は札幌が勝利した。3回目の対戦は90分で決着がつくのか。
[ 文:田中 紘夢 ]

