前節・鹿児島戦、琉球は開始1分に先制しながらも試合を通じて強度を維持できず、1-3で逆転負け。シュート数は琉球の8本に対し、鹿児島は24本。数字が示すとおり、守備の圧力やセカンドボール対応で後手を踏んだ。平川 忠亮監督が指摘した守備範囲と球際の改善が今節は大きなテーマとなる。
戦術面では琉球、滋賀ともに[3-4-2-1]を軸にする可能性が高く、局地戦の勝敗が流れを左右する。琉球はボール保持からいかに前進し、ブロックを崩してフィニッシュへ持ち込めるかがカギとなる。前節でゴールを挙げた加藤 悠馬の推進力や、浅川 隼人の裏抜けを生かし、散発的なカウンターで終わらせず、組織的な崩しに結びつけたい。
一方、昨季のJFLで2位に入り、J3・JFL入れ替え戦を経てJリーグ参入を果たした滋賀。第1節の大分戦は降雪・積雪の影響で中止となったことから、前節・山口戦が初陣となった。1-2で敗れたものの、終了間際にCKから西山 大雅がヘディングシュートを決め、クラブの歴史に刻まれるゴールが生まれたことは大きな意味があるだろう。セットプレーは明確なストロングポイントで、今節のアウェイ戦でも守備を整えながら粘り強く勝点を狙ってくることが予想される。
ゆえに琉球としては、鹿児島戦で露呈したクロス対応の修正に加え、空中戦の競り合いとマークの受け渡しでもスキを見せるわけにはいかない。ボールを握ることに長けた琉球が90分間の強度を保ち続けられるか。沖縄の地で修正力を示す勝利をつかみ、J2昇格を目指せるチームであることを示せるかに注目したい。
[ 文:仲本 兼進 ]
