前節は松本との“信州ダービー”に挑むも、0-5でまさかの大敗。8分までに2点を奪われると、その後もライバルチームの圧力に屈し、前半だけで4ゴールを食らった。
「一瞬のスキだったり、一歩の寄せだったり。本当に細かいところだけど、もう1回足元を見つめ直したい」とキャプテンの藤川 虎太朗は言う。球際やセカンドボールの争いもそうだが、カウンターへのリスク管理でも脆さを露呈し、歯止めが利かなかった。
まずは直近2試合で9失点の守備を立て直さなければならない。先制されたあとの連続失点も続いているだけに、まずは堅い試合運びを意識したい。松本と同様にインテンシティーの高さを売りとするいわきに対し、修正力が問われる。
一方のいわきは前節、甲府に1-0と勝利。前半はハイプレスで甲府を相手陣地に閉じ込め、加藤 大晟の2試合連続ゴールで堅守を破る。後半は63分の3枚代えが裏目に出てリズムを崩すも、クロスやセットプレーに対して集中を切らさず、開幕戦以来の完封勝ちを収めた。
PK戦の末に勝利を収めた前々節・大宮戦に続いて、2試合連続の首位撃破。5連勝(うち1勝はPK勝ち)中の甲府にほとんど決定機を与えなかったことは、大きな自信になるだろう。
勢いのままにアウェイに乗り込むいわきを、長野はどう迎え撃つのか。開幕からいまだに勝利がなく、前節の敗戦を受けて最下位に転落。閉塞感を打破するためにも勝点3が必要だ。前節、ホームで味わった悔しさを力に変え、今節はスタジアムを沸かせるプレーを見せたい。
[ 文:田中 紘夢 ]

