札幌は前節、アウェイで藤枝と対戦。序盤から互いに攻め合う展開になるも、時計の針が進むにつれてボールを保持する時間を増やし、相手陣でのプレー時間も長くしていった。その中で57分、ハイプレスから攻撃に転じると、最後は原 康介が落ち着いたフィニッシュワークを見せて先制点を奪う。その後は同点に追いつかれてしまったものの、最終的にはPK戦でGK田川 知樹が2本をストップする活躍を見せ、勝点2を獲得した。
第6節・磐田戦、前々節・甲府戦は1-0で勝利しており、これで3連勝。序盤戦は非常に苦しい戦いぶりとなっていたが、完全に復調したと言っていいだろう。ここからさらに勝点を積み上げて順位を上げていきたいところだ。
一方の福島は前節、ホームで松本と対戦。良い形で試合に入っていた中で33分に先制点を奪われてしまったが、その後も焦ることなくボールをコントロールして着実に相手陣に圧力を掛けていった。しかし、そこでスコアを動かせずにいると、後半の立ち上がりに立て続けに失点を喫して苦しい展開に。その後は清水 一雅がPKを決めて1点を返したものの、1-3で敗れて3連敗となった(うち1試合はPK負け)。
チームとしてポゼッションを軸にした攻撃は一定のものを披露しており、3月は4試合で計9得点を挙げているだけに、3連敗中とはいえ中身は決して悪いものではない。ただ、失点後に畳みかけられるなど試合運びには課題があるため、そこが改善できれば状況は大きく変わるはずだ。
3連勝中の札幌と3連敗中の福島。勢いを強めたいチームと、流れを一変させたいチームによる熱い攻防に期待したい。
[ 文:斉藤 宏則 ]

