2026/4/5 (日) 13:30 KO
地域リーグラウンド WEST-A 第9節
36'
入場者数: 5,079人
天候: 晴れ|気温: 26.3℃|湿度: 34%
守護神・辻の好セーブと阿部の“恩返し”。“伊予決戦”は愛媛に軍配
愛媛FC
--今治を古巣とする中、愛媛の一員として迎えた“伊予決戦”だった。自分としては負けられない戦いだと思って臨みました。今治での2年間があっていまの愛媛での活躍がありますし、成長した姿を見せることはもちろん、愛媛に来た以上、愛媛のために戦って絶対に勝つという思いがありました。 --古巣相手に自身の決勝点で勝利したことについて。正直、めちゃくちゃうれしかったです。言葉じゃ言い表せないくらい。いろんな思いがあった中で今日の試合に臨んだので。こうやって自分の得点でチームを勝たせられたし、(良い意味で)今治の人たちにとってイヤな選手になるという結果で終われたので、すごくうれしいです。 --自身の決勝点の場面を振り返って。練習とかだと思い切って足を振り過ぎてふかすことが多いのですが、前回の試合のときは丁寧に打ち過ぎてゴロでGKに取られた場面がありました。抑え過ぎるのも良くないと思い、今日ボールがこぼれてきたら思い切り振ろうと決めていました。それが思いどおりに飛んでいって良かったです。 --この勝利を得て、今後の戦いにどう生かしていきたいか。“伊予決戦”はそれまでのチーム状況とか関係なく、この試合を経てチーム状態が良くなっていく。大きく変わる転機となる一戦だと思うので、ここで勝てたことはチームとしても自信になると思うし、これをきっかけに連勝していけるよう、次節(・奈良戦)に向けて準備していきたいと思います。
--序盤はかなりチームとして苦しんだが、自身の好セーブ連発でなんとかしのいだ。みんなで守ったイメージがあるし、ゴール前ではみんなが体を張っていました。そうやって体を張ってくれたからこそ、コースが限定されてシュートストップに行ける狙いやすさもありました。それが今日、結果につながって良かったです。 --先制後、チームとしての良さを出していけた要因は。自分たちがボールを持てているときは(今治に)怖さはなかったし、途中からは試合をうまく運べたのではないかと思います。相手は前線が外国籍選手で、そこのプレスの強度はそれほどではなかったし、そこは落ち着いてやれました。それも、僕たちの良い守備があって、良い攻撃があるからだと思います。守るときはゴール前で集中して守れた。もっとやらなきゃいけない場面もあったけど、良い場面も多くあった。それは次節(・奈良戦)に向けて良い課題としてより良いものにしていければと思っています。 --チームとして自信を持ってボールをつないでいけば好機を作れることも証明した。やはり強気でポジティブな気持ちを持ってプレーすれば、ボールはそういう選手の下にやって来る。その気持ちを90分間持ち続けたことが勝てた要因かなと思います。 --この“伊予決戦”での勝利でチームに勢いはつくか。つきます!
FC今治
監督
“伊予決戦”ということで、ここで勝って勢いに乗って(J2・J3百年構想リーグの)後半戦に臨みたいゲームでした。前半は良い形が作れて、狙いどおりの試合運びでしたが、なかなかチャンスで仕留め切ることができなかったことと、一瞬のスキを突かれて失点をしてしまいました。その中でズルズルと後半へ進み、決定機は作りましたけど、追いつくところまでいかず、敗戦となってしまいました。 選手たちは一生懸命頑張ったんですけど、結果に結びつけられなかったのは私の提示や交代のタイミングなど、反省すべき点はたくさんあったと思います。 “伊予決戦”ということでたくさんのサポーターの方々が良い雰囲気を作ってくれた中、勝ち切れなかったことも反省しています。 --序盤はカウンターなど、良い守備からチャンスを多く作れていた。守備のところで言うと、相手が細かいパスワークで突破してくるので、それに対してしっかりスライドし、奪ったら逆(サイド)、前というところは試合の中で出せたかなと思います。 --今治を古巣とする阿部 稜汰選手に“恩返しゴール”を許す形となった。(誰に得点を許したかは)関係ないですけど、素晴らしいゴールでした。 --後半は前半のように勢いが出なかった。1試合トータルで前から奪いに行くのはなかなか難しいので、頃合いを見て、潮目を感じながら交代選手を送り出し、決定機まではいきましたけど、決め切るところまではできなかったです。
愛媛FC
監督
(アウェイの中)愛媛のサポーターもたくさん来てくれましたし、今治さんのサポーターもいつものようにいっぱい入ってくれました。今治のサポーターさんには申し訳ないですけど、ウチが勝ったのですごく良かったという感想です。愛媛のサポーターにはなかなか勝ったところを見せられなかったので。ただ、まだまだ試合は続きますので、しっかりやっていきたいと思います。 --序盤は苦しい展開になった。その要因は。技術がない。それからそこに立ち向かう気持ちがなく、その弱さがあったと思います。まずは落ち着いてやれと。そしてセカンドボール。自分たちがボールを動かせば落ち着くからという話はしましたけど、なかなか伝わらなかったし、そんな状況でもなかったです。2、3点取られていてもおかしくなかったですね。 --阿部 稜汰選手の決勝点の場面について。セットプレーは河原(和寿)コーチがうまくやってくれていますので、その中でうまく取れたというところですね。まあ、阿部ちゃんはいつもふかしちゃうんですけど、今日は決めてくれましたね。 --最近はゴール裏から厳しい声が飛ぶことも多かったが、今日、勝利を決めた瞬間にゴール裏が沸いた姿を見てどう感じたか。何はともあれ、選手たちがよくやってくれたことが1つ。勝とうが負けようが私は見ている。でも、勝たないとサポーターには(思いが)届かないけど、その中でサポーターが勝って喜んでくれる。こんなうれしいことはない。だからこの商売はやめられないですね。ぜひこういう瞬間を増やしていきたいと思います。
FC今治
MF 8
駒井 善成
前半は良い形でのチャンスが多く作れましたし、決定的な場面は僕も含めてたくさんありましたが、決め切れず、前半に相手のワンチャンスで仕留められるという典型的な悪いゲームにしてしまったという印象です。ダービーは試合内容どうこうじゃなくて、勝利というところを意識して取り組んでいましたが、その中で敗戦してしまったのですごく悔しいです。 --セットプレーで失点してしまったことについて。セットプレーでああやってペナルティーエリアの外でフリーの選手を作ってしまうというのは仕方がないところなので、そこへボールがこぼれてしまったらみんなでボールにアタックし、ゴール幅に入って体に当てていくことを常にやっています。ただ、あそこにボールがこぼれるまでにもちょっと怪しいところはありました。そういうところの対応も含め、もう少し練習からやっていかなければいけないと感じています。 --思うようにベストの状態に持っていけないチーム事情もあるが。監督も苦しみながらやっているのは僕にももちろん伝わりますし、なかなか監督に勝星をあげられていないことにももどかしさはすごく感じます。
FW 17
持井 響太
トータルで見たら、愛媛が勝って、今治が負けた。この試合はその結果だけが残ります。自分たちの時間帯もあったし、前半はまさに自分たちのゲームでした。準備してきたモノ、プラスαの判断のところに自信を持ってプレーができていたし、迷いなくやれていました。 --持井選手、加藤 潤也選手らが献身的にプレーし、エジガル ジュニオ選手を孤立させない戦い方もできていた。エジ(エジガル)を軸にして自分たちがポジションを取り直したり、攻撃だけでなく守備でもエジのタイミングを考えながら、彼がプレーしやすいように自分がコースを限定したり、2列目の3人も前へとプレスに来てくれました。攻守において5人が連動してつながっていたと感じています。 --一方、先制を許したあとは攻守で出力が落ちてしまった。まさにそのとおりです。自分たちのペースのときに失点して、流れが悪くないのにパニックになってしまって全部が後手を踏んでしまうことは今季も多いです。そこはまだ改善されていないという印象。それはメンタリティーのところなのか。相手に余裕ができたことも要因としてはありますけど、それでもやめずに人にアタックしに行くサッカーをしなくては。外から言われるのを待つのではなく、自分たちから改善できたことなのではないかと感じています。