鹿児島は第3節・山口戦以降、無失点試合を継続していたが、前節・北九州戦で7試合ぶりに失点を喫した。それでも「守備の形が崩されたわけではないので、ネガティブには捉えていない」と村主 博正監督が語るように、守備面の強固さは変わっていないと言えるだろう。それよりも、力のある攻撃陣をそろえ、厚みのある攻撃から決定機を多く作り出しながらも追加点を奪えないという点が課題だ。
一方の鳥取は前節・滋賀戦が急きょ中止となり、試合の間隔が空くこととなった。この間隔がチームにとって課題に向き合う時間や体力面のリフレッシュの機会となるか、あるいは毎週のルーティンや試合勘の維持に難しさをもたらすか。この1週間のチームマネジメントが、今節の展開にも影響してくるだろう。また鳥取は、前々節・鳥栖戦で2失点を喫したものの、それ以前の4試合は無失点を続けるなど、守備は堅い印象だ。一方、直近6試合でわずかに1得点と、鹿児島と同様に得点力が課題となっている。
同じような強みと課題を持つ両者の対戦は、ほかの試合と比べて1点の重みが増すはずであり、どちらが先制点を奪うかが大きなポイント。鹿児島にとっては、前回対戦で多くの決定機を止められたGKバーンズ アントンの牙城を崩せるかがカギとなる。
[ 文:濱田 英作 ]
