明治安田J2・J3百年構想EAST-Bグループ地域リーグラウンド第16節、いわきがホームに迎えるのは、勝点差1で追いかける首位・甲府だ。グループ首位争いが激しさを増す中、「残り3連勝したチームが(グループ)優勝」と田村 雄三監督は言い切る。直接対決を制するのは果たしてどちらのチームとなるか。
いわきは前節、大宮と対戦し、田村 雄三監督が「今年一番内容が良くなかった」と振り返った90分を2-3で終えた。14分に先制を許したが、24分に
山中 惇希のFKに
遠藤 凌がヘディングで合わせて同点に追いつく。しかし42分に勝ち越されると、後半開始早々にも追加点を許し、1-3と突き放された。80分に
山中 惇希がネットを揺らして1点差に詰め寄ったものの、反撃はここまで。大宮の連係と個の力に屈した。90分間で勝ち切れない苦しい状況が続いているが、2試合続けて開始15分以内に先制点を許している試合の入り方は、中2日という過密日程の中でも修正すべき課題だ。
対する甲府も、前節は磐田を相手に1-2で敗れた。35分に
荒木 翔のゴールで先制したが、終盤に立て続けに2失点。今季初のシーズンダブルを喫する屈辱を味わった。2位・いわきや3位・大宮などライバルとの差はわずかで、連敗は“陥落”の危機となる。
極限の緊張感の中で迎える首位攻防戦。いわきはホームの大声援を背に、コンディションの整った選手を起用する“総力戦”で挑む構えだ。相手を上回る強度で甲府を圧倒し、再び頂点へと返り咲くことができるか。運命の90分が始まる。
[ 文:近藤 健多朗 ]