栃木Cは、地域リーグラウンド序盤戦は低迷したものの、徐々にチーム状態を上げてきた。今矢 直城監督も「J2勢相手にも対等に、自分たちらしさを出せるようになってきた」と手ごたえを口にする。
ゴールデンウィーク5連戦の頃から先発メンバーが定まり始め、まず守備の再整備が進み、失点が減ったことが「対等に戦えている」感触につながった。
ただ、チャンスの数に対して得点数は伸びておらず、田中 パウロ淳一が「得点のパターンはまだまだ増やしていける」と口にする点は伸びシロだろう。
今矢 直城監督は、プレーオフラウンドの2試合についても成長するための舞台と捉えており、手にしつつある良い感触を大事にしながら結果もつかみ取ることを選手たちに求めている。この第1戦に向けては「磐田に対してどこまでできるか。名前負けしないように立ち向かっていきたい」と言葉に力を込めた。
一方、アウェイに乗り込む磐田は、監督交代を経験するなど難しい時期を過ごしてきた。コーチから昇格した三浦 文丈監督が指揮を執るようになってからも波に乗り切れず、地域リーグラウンドのホーム最終戦となった第17節では、藤枝に0-3で敗れた。
ただ、アウェイで迎えた直近の第18節・札幌戦では、21分に渡邉 りょうが奪った1点を守り切り、7連勝中だった相手の勢いを食い止める意地の勝利をつかみ取った。
そんな磐田はこのプレーオフラウンドでさらに前進できるか、新興勢力に対し強い磐田を誇示することができるか。
[ 文:鈴木 康浩 ]

