2026/6/6 (土) 14:00 KO
プレーオフラウンド 25-26位決定戦 第2戦
入場者数: 5,475人
天候: 晴れ|気温: 27.5℃|湿度: 49%
エースが作った完勝への流れ。田村翔太、『釜本邦茂賞』に近づく15点目!
奈良クラブ
--ご自身が決めた先制ゴールを振り返ってください。分析のコーチから、向こう(松本)のクロス対応のウィークポイントについて情報を入れてもらっていました。それをしっかり狙ったとおりというか、そのまま出せて決めることができたゴールだったと思います。 自分は(身長が)大きくないので、タイミングだったり、その前のポジショニングを大黒さん(大黒 将志監督)からすごく言われています。それを試合で体現できて、自分の中でもすごくうれしいゴールでした。 --チームとしても最終戦を2-0で勝って、積み上げてきたものを出せた締めくくりだったのではないでしょうか。本当に難しい時期も長かったですし、このサッカーはそんなにすぐ結果として出ない中で、その取り組みを僕たちは続けてきました。この1カ月ぐらいで、少しずつ積み上げているものをピッチで表現できる時間も長くなってきたので、そこは本当にチームとしての成果だったと思います。 --ご自身はこれで15ゴールとなりました。現時点では釜本 邦茂賞が有力だと思いますが、振り返っていかがですか。FWとして大黒さんから本当にいろんなことをたくさん教えてもらいました。厳しいこともすごくありましたけど、しっかりそれを自分でかみ砕けば絶対に良い結果が出ると、最初のキャンプからずっと思って(取り組んで)いましたし、それをこうやって結果として積み上げられたのもすごくうれしいです。(自分は)1人でドリブルして(決める)、というようなプレーヤーじゃないので、チームのみんなにパスを出してもらえているから決められていると思っています。本当にチームのみんなにもすごく感謝しています。 --元日本代表FWの大黒監督に教わったことが、ストライカーとして一気に成長できた要因でしょうか?自分もサッカーを始めたばかりの頃、日本代表の北朝鮮戦のゴールとかを見ていました。「大黒ーーー!」ってテレビの前で喜んでいたし、そういう選手に教えてもらえたのは、本当に最高のハーフシーズンだったと思います。 「自分のタイミングで動いていることが多い」と最初の頃はいっぱい指摘されたんですけど、ボールを持っている人の状況だったり、ポジショニングだったり、タイミングも。本当に細かく言っていただけたので、そのおかげで結果を出せたと思います。
松本山雅FC
監督
プレーオフの2戦目ということで、ホームでなんとしても勝って終わりたかったですが、残念ながら負けてしまいました。今季戦った中で、一番悪い内容のゲームだったんじゃないかと思います。 1失点目のところでクロスを簡単に上げさせてしまう。クロスへの対応が悪い。2失点目も簡単にシュートを打たせてしまう。自分たちの良さである粘り強さが今日はなかったんじゃないかと思います。 相手がボールをつないでくるというところで、前からプレッシャーを掛けていく中で、どうしてもアンカーの深澤(佑太)選手が前に引っ張り出されて、そこをうまく突かれる。なかなかプレスがハマらないところがありました。 それでやられているわけではないですが、うまくハマらないところで焦りがあったのか、前半で2失点という形になってしまいました。本当に残念なゲームだったと思います。 後半はプレスの掛け方も改善して、良い形でボールを奪えていたとは思いますが、なかなかゴールが生まれなかった。チャンスはあるけどゴールが生まれないという課題も、今季を通してあったんじゃないかと思います。 サポーターの方々には大変申し訳ないですが、今日出た課題を次のシーズンに向けてしっかり改善して、目標を達成できるようにチーム作りをしていきたいと思います。 --これでハーフシーズンが終わりましたが、開幕からの成長曲線についてはどう捉えていますか?チームがやろうとしていることはある程度出せたんじゃないかと思います。ただ、そこの完成度というのは、今日のゲームを見れば分かると思いますが、このような内容になってしまう。まだまだ改善しなければいけない部分が多々あると思います。 選手が今日のゲームにどれだけ勝ちたいという気持ちを持って臨んだのか、そこが一番大きなポイントじゃないかと思っています。
奈良クラブ
監督
選手もスタッフも全員がよく頑張ってくれました。なかなか勝てない時期もあった中で、自分たちのサッカーをやり通してくれました。僕はみんなが成長すると信じていたし、トラップとかパスの質はまだまだなところはありますが、徐々に良くなっています。これをしっかり続けてやっていければと思います。 最後に3連勝して終われたことは本当に素晴らしいことだし、優勝を目指してやってはいましたが、いま自分たちのできる最大限の力を出せたと思います。25位か26位かでは違うと思うし、松本山雅さんという素晴らしいチームに勝って終われたことには価値があります。アウェイで、みんなで勝ち切れたことは、選手とスタッフに本当に感謝したいです。来季も継続して、より良くしていきたいと思います。 --田村 翔太選手が15ゴールでシーズンを締めくくりました。本当にひたむきによく頑張ってくれています。僕はJFLから彼のことを知っていましたが、僕からしたらJFLで一番素晴らしいFWだと思っていました。プレシーズンからずっと先発で使ってきたし、それくらい信頼していました。僕の現役のときのことも惜しみなく教えた中で、本人も気づいて点を取ってくれて、本当にうれしかったです。 まだまだ彼のサッカー人生は続くので、これからもっと良い選手になってくれたらうれしいです。成功を願っています。
松本山雅FC
DF 16
宮部 大己
--ホームでの今季最終戦でしたが、なかなかうまくいかない時間が続きました。FWのプレスは行けていたと思います。だけど(深澤)佑太の後ろのところ、僕たちディフェンスラインのところで、空いたスペースを管理し切れなかったのが前半でした。そこではがされてしまったので、もう少しマンツーマン気味でついていけば良かったのか、やっているサッカーには反してももう少しラインを下げるのか。判断が難しかったところはあります。 シャドーがレーンを変えて逆サイドまで落ちていく相手に対して、バランスを崩してまで行っていいのかというところがありました。割り切ってついていくというやり方でも良かったのかなと思います。 --後半は井上 愛簾選手を投入して、相手のボランチを管理させる形に変えられたと思います。佑太がちょっと浮く形にはなったので、前半よりははがされる形が少なくなったと思います。 --成果も課題も見つかったシーズンだと思います。全体を振り返っていかがですか?守備のベースとしてやるべきことは整理されてきていると思いますが、今日もクロスを上げさせないとか、1対1の対応のところで解決できるシーンが何個かありました。あとはセットプレーの守備を改善しないといけないと思います。 --来季に向けてはどのように準備していきますか?強度のところでどんな準備をしていけばいいかは分かりました。短いオフなので、休むことなく続けていこうと思います。
MF 8
深澤 佑太
--アンカーのご自身が前に出る中で、背後のスペースの管理は難しかったと思います。ピッチ上での感覚はいかがでしたか?前から行くのか引くのかみたいなところは難しさがありました。自分が出ないとハマらない中で、前半は3つ、4つと行き方を変えてやっていましたが、うまくハマらないところがありました。 1失点目をしたあとも(ピッチの)中ではプレッシャーに行くのか、ブロックを構えるのかという話はしましたが、チームとしては後ろの選手から「行け」、「つぶせる」という意見がありました。そこで前半は継続してつぶしにいきましたが、後半は僕が前に出るのをやめて構えた部分もありました。 --この試合に限らずですが、前に行かずに構えるという引き出しも必要だと感じますか?基本は行くというのは変わらないですが、構えるべき時間もあります。そういう部分はまだまだチームとして未熟な印象はあります。 --シーズンを通しての課題と成果についてはいかがですか?まだまだですが、積み上げはあると思います。それをベースにして次のシーズンに入っていくだけだと思います。できた部分、積み上がった部分は明確にあると思うので、そこはよりブラッシュアップしていく必要があります。