中山が2発。相模原が熊本との最終戦を制し、17位で大会を終える
ロアッソ熊本
--今日の試合を振り返って。結果が0-3なので、完敗ですね。 --ビルドアップを引っかけられて失点した場面もありました。つないでいくチャレンジの結果でもあったと思いますが。自分たちとしてはしっかりボールを持ちたい部分もあるので、そのトライと、割り切って相手陣に蹴るのかという部分は一人ひとりの判断です。そういう部分を高めていかなければいけないと思います。 --セットプレー時にGKのご自身がゴール前へ何度か上がる場面がありました。チームとして強気にいこうというところでやっていました。いろいろなトライができる一戦でもあるので、次のシーズンに向けて良い材料にしてやっていかなければいけないと思います。 --ゴールを決めたいという気持ちはありますか?そうですね。なんやかんや長くやっているので、1点ぐらい取ってキャリアを終えられたらいいなとは思っています。 --2カ月後には新シーズンが始まります。去年、自分が出ている試合でJ3降格になってしまったので、このリーグを挟んで、次はしっかり昇格を狙っていきます。若い選手みたいに何年もできる年齢ではないので、一つひとつ、1年1年、一日一日を大事にして次のリーグに臨みたいです。
--途中投入された段階では3点差がついていました。片野坂 知宏監督からはどのような声をかけられましたか?攻撃のところは自分の良さを出してくれということと、守備のところは切り替えをしっかりやってくれということでした。あの場面でやることはハッキリしていたので、多くのことは言われなかったです。自分の役割はすごく理解しながら入りました。 --終盤はかなり押し込んでチャンスも作っていたと思いますが、得点にはつながりませんでした。自分の良さはあの場面では出せましたし、そこから違いを出して、3点を追いつかなければいけない中で、3点取れる場面もありましたし、ひっくり返せるチャンスもありました。その中で、最後の質というところが課題かなと思います。 --相模原ギオンスタジアムでプレーするのは、相模原在籍時以来でしたか?そうですね。プロデビューした地でもあります。あそこでの期間がなかったら、ここまで自分もやれていなかったと思いますし、プロの世界を教えてもらった場所です。なんとか活躍している姿を見せたいという気持ちでピッチに入りました。 --当時は縦突破の印象が強かったですが、そこから自分自身はどう変化していますか?ドリブルだけではなく、パスのところもプロの世界に入って成長してきたところだと思いますし、より自分の武器も磨かれていると思います。そういうところを試合の中でもっと発揮したいです。
SC相模原
監督
最後、こうやって勝って、たくさんの人に喜んでもらえて、僕らもロッカールームで騒ぎましたし、怒とうの半年間でしたけれども、特別リーグをポジティブな形で締めくくれたのは本当にうれしいです。シンプルにうれしいですね。 3-0という結果ももちろんうれしいです。ただ、本当にこの結果ほどの差は感じていなくて、ほかのグループのチームとは半年間やる機会がなかった中で、前回(J2・J3百年構想プレーオフラウンド第1戦)の藤枝もそうですし、今回の熊本も本当に強かったです。本当に際どいゲームをなんとか勝つことができたからこそ喜びも大きいですけど、またもっともっとトレーニングを積み重ねていかないと、(来季の)シーズンが始まっても難しい際どい戦いが続くと思います。終わったばかりなのに、次に向かった緊張感も僕の中にはありますけど、ひとまず最後、勝利で締めくくれて良かったです。 --J2・J3を合わせたリーグで、40チーム中17位という最終順位については?もしわれわれがJ2で戦っていたら、ギリギリ残留という順位だと思うので、そういう意味では良かったと言えるかもしれません。この半年の百年構想リーグでは、順位こそ良いものを勝ち取れなかったですけど、最初から順位を求めたリーグではありません。残した順位よりも、僕らが積み上げたエナジーフットボールに一定の手ごたえを感じるリーグでしたし、これをさらにブラッシュアップしていかないといけないと思っています。 --今日の3ゴールは、今季積み上げてきたエナジーフットボールが凝縮されたものに見えました。おっしゃるとおりだと思います。(1点目のような)セットプレーは今年、コーチたちを中心にものすごく力を入れている部分で、選手も一生懸命練習してくれています。おそらく(J2・J3)40クラブの中でも1、2を争う得点率、得点数だと思うので、そこは感謝しかないです。 前線からの、僕らが「狩り」と呼んでいるハンティングプレッシングは、このエナジーフットボールの代名詞でもあるので、そこでしっかり奪ってゴールにつなげられたのは本当にうれしいです。この半年間の積み上げをしっかりこのゲームで表現していこうというところを、選手たちは有言実行してくれたと思います。 --若い選手たちのポテンシャルを引き出していることについては?選手の良いところを引き出すのが自分の仕事だと思っているので、「良い選手がいっぱいいるよね」という声が届くのであれば、それは最高の褒め言葉ですし、正直めちゃくちゃうれしいです。ただ、僕にできることは、ちょっとしたきっかけを与えてあげたり、もう1回自分たちの武器が何なのかを再確認させてあげるぐらいで、あとは本当に彼らの努力です。 この半年間、選手たちはエナジーフットボールを習得して、その中で自分たちの良さや武器を磨くことに専念してくれました。継続するのは難しいので、一人ひとりにはこれからも自分に矢印を向けて、もっともっと良い選手に育っていってほしいですし、自分もみんなをより輝かせられるような采配や指導ができるように成長していきたいです。
ロアッソ熊本
監督
明治安田J2・J3百年構想リーグプレーオフラウンド第2戦、(今季)最後のゲームになりました。われわれはアウェイで相模原さんとの対戦になり、このような結果になって、非常に悔しい思いをしたまま中断期間(新シーズン開幕までの期間)に入るのは本当に悔しいです。ロアッソのファン・サポーターも本当に今日のゲームを楽しみにされていたと思いますし、たくさん足を運んでいただいて、このような0-3という結果になってしまったことに本当に責任を感じています。 相模原さんは、百年構想リーグでJ2が多い(EAST-Aグループの)リーグ戦の中で5位という素晴らしい成果を出され、プレーオフラウンド第1戦も藤枝さん相手に接戦を制して4得点を取って勝ち上がって、われわれとの対戦になりました。やはり力のあるチームだなというのは非常に感じていましたし、相模原さんのいまやりたいフットボールというものが、今日のわれわれに対しても上回ってしまいました。 このような結果につながったということは、ロアッソとしてもまだまだ力が足りないということを感じさせられました。この悔しい思いを、J3開幕に向けて、またしっかり選手と向き合い、中断期間とプレシーズンで、もっともっとわれわれが得点を挙げて、勝つゲームができるようにやっていくしかないと思います。 今日のようにセットプレー、一瞬の球際、カウンター、自分たちのミス、そういうところが起これば許してくれないリーグが待っているとすごく感じました。これを教訓にして、また糧にして、リーグ開幕のときには強くなった、成長したロアッソをお見せできるように、しっかり準備していきたいと思います。 --本日の攻撃の狙い、守備の作戦について教えてください。相模原さんは[4-4-2]で攻守にわたって来る。守備はマンツーマンですね。相手が4枚であろうが3枚であろうが、人に当ててくる。これは分析した中で分かっていたことです。 そのマンツーマンをはがせたり、チャンスを作れたりしても、最後のクオリティーや崩しのアイディアを含めてまだまだだったなというところで、0点というのは本当に悔しいです。 そして攻撃に関しては、本当にシンプルに前に入れて、セカンドを拾って、特に杉本(蓮)選手、棚橋(尭士)選手、中山(陸)選手、2列目の3人のクオリティー、モビリティー、仕掛けが相模原さんのストロングだと思うので、切り替わった瞬間の管理や、ボールを持たれたときの対応、ロストしたときにああいう形で失点してしまうというところは学ばされました。 今日は相模原さんがわれわれに対してやりたかったことを表現できたと思います。0-3という結果に対して悔しさや反省もありますし、0-3のゲームじゃなかったという思いもあるので、それを埋められるように、またしっかり準備したいです。
SC相模原
MF 10
中山 陸
--最後の試合を勝利で締めくくり、ご自身としては2ゴールという結果も残しました。今日の試合を振り返ってください。1点目は、チームでみんながやっていること、自分も含めて誰がどこに入るのかというのがしっかりしていました。その中で良いボールも上がってきましたし、フリックに自分もうまく反応できたので、全員で取れたゴールかなと思います。 --2点目はディフェンスも寄せてきている中で、左スミに流し込みました。あれも本当に練習から美尾さん(美尾 敦コーチ)だったりとやっていたところでした。試合前のアップでも同じ形が4本あって、1回しか決まらなかったんですけど、こういうときのほうが試合だったらいけるんだよなと思いながらやっていました。本当に練習でやっていたことが出て、うまく流し込めて良かったです。 --杉本 蓮選手からのパスでした。彼がボールを持ったので、僕も前に走っていって。(相手が)少し後ろ気味から来ているのと、真ん中から1人寄せてきている感じもありましたけど、良いボールが来ましたし、ファーストタッチも良いところに置けたので、本当に良かったです。 --J2・J3百年構想リーグは通算4ゴールとなりました。EAST-Aグループ地域リーグラウンド第14節・横浜FC戦のゴールなど、今季はああいう場面で落ち着いて決めてきた印象があります。チームとして裏を狙っていくことがあるので、必然的にああいうシーンは多くなります。個人的には決められるシーンがほかにもたくさんあったので、決め切れていないぶんを含めたらもっと点を取れていたと思います。僕個人としては、正直物足りないシーズンだったかなと思います。ただ、最後に決められたので、終わり良ければすべて良しではないですけど、気分よくオフに入れます。 --夏から始まるJ3リーグに向けて、チームとして、個人として積み上げたいところは?チームとして同じフットボールを掲げている中で、夏場になってくると厳しい部分も出てくると思います。行くところ、行かないところのメリハリも大事になると思うので、開幕に向けてまだまだ準備していきたいです。 個人としては前線の選手なので、得点、アシストのところはもっと取れるようにしたいです。背番号10をもらっている以上、責任もあると思いますし、みんなの期待も大きいと思うので、それに応えたいです。
FW 24
杉本 蓮
--J2・J3百年構想リーグ最後の試合を3-0の勝利で締めくくりました。前半はうまくいかない時間のほうが多かったですけど、後半に流れの中で点を取って、良い形で終われました。このハーフシーズンの締めくくりでもある中で、良い形で終われたのは良かったと思います。 --前半は熊本にボールを握られる展開でした。ハイプレスはできていましたし、後ろも弾けている部分は弾けていました。ピンチというピンチで入れ替わられる部分はあまりなかったですけど、自分たちの時間があまりなくて、攻撃の時間も少なかったので、そういう意味ではうまくいかなかったのかなと思います。 --チーム2点目は、杉本選手からのスルーパスが素晴らしかったです。うまくゴチャゴチャしながらも前へ行けたので、そこで(中山)陸くんが見えました。スルーパスは良かったですけど、ほぼ陸くんのゴールかなと思います。 --ご自身が決めたチーム3点目は、前からプレスを掛けて棚橋 尭士選手が引っかけ、その折り返しを合わせました。GKに“ダブルラン”でプレスを掛けるのは、このハーフシーズンを通して前の選手全員がやってきたことなので、そこでうまくいって、尭士くんのところで(ボールを)取れて、ごっつぁんゴールではあるのですけど、点を取れて良かったです。 --ゴール後、棚橋選手にお辞儀するような仕草もありました。パスを流すだけだったので、「ありがとうございます」という感じです。 --EAST-Aグループのベストイレブンに選ばれ、JリーグオールスターDAZNカップにも相模原を代表して出場します。監督、スタッフ、ファン・サポーターの支えがあってこその結果です。僕たちはよく「エナジってる」と言われますけど、応援があってこそ背中を押されて力が出る部分があります。自分たちがフィールドでプレーするんですけど、その部分には本当に感謝したいです。