一転して動いた後半。先制したのは群馬、勝者は金沢
ザスパ群馬
--デビュー戦となりましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか?負けている状況で、自分が絶対点を取って勝たせるという気持ちで入ったんですけど、自分が入ってからまた失点してしまいました。ただ、自分の特徴のターンだったり、デビュー戦にしてはしっかり自信を持ってプレーできたというのは、次のシーズンに向けて自信になったなと思います。 --試合の中でアジャストしていったように見えました。ファーストプレーでボールを取られてしまって、それで「やっぱり練習試合と違うな」という雰囲気を感じられたので、そこから一気にまた自分の中で緊張感を持ってやれたと思います。変に考え過ぎずに、いつもの自分のプレーの特徴をどこで出すかというのが明確になったので、ボールをもらったときもそんなに焦らずにいつもどおりのプレーができたと思います。 --終盤は、ご自身のクロスからシュートにつながりましたが、あそこはイメージどおりだったのでしょうか。そうですね。最初にアップしたときはあまりボールの感覚をつかめていなかったのもありましたし、いつもの練習とも雰囲気が違ったから、「力が入ったら絶対にふかしちゃうだろうな」と思って、なるべく力を抜いて蹴ったら良い感じに通りました。公式戦の感覚というのが少しつかめたなと思います。 --最終戦でのデビューになりましたが、ここまでの半年間はいかがでしたか?ケガしたりいろいろあったんですけど、そこでしっかり自分がやり続けたから、最後の最後でこうやってチャンスを作ってもらえたと思います。負けてしまいましたが、しっかり自分の特徴を出せたので、ここまでやってこれて良かったなと思います。 --プロとしてスタートを切れましたが、来季に向けての意気込みは?百年構想リーグが始まる前に「10ゴール10アシスト」と言っていながら、結局は1試合しか出られずに全然絡めなかったので、次は開幕スタメンを狙って、そこからチームの主力になって、J2昇格という目標に自分が貢献できたらと思います。
ツエーゲン金沢
監督
百年構想リーグの最終戦をホームで戦える中で、複数得点で90分で勝利を届けられたというところが良かったと思っています。いろんな考え方がありますけど、最終戦は結果がすべてだと思っていたので、そういう意味では良かったと思っています。 --最終戦で今季初めて4得点。攻撃面での評価を。結果として4得点を奪えたというところがすべてだと思っています。形だったり回数というところはずっとやってきている中でありましたけど、なかなか複数得点につながらなかったり、決定機はできているけどシュートが得点にならないという形も散々あった中で、最後の試合にはなりましたけど4点を奪えたのは良かったと思っています。また、得点だけじゃなくて、守備のところでもいろんな課題は見られてはいましたけど、なんとか踏ん張りながらというところでゲームを作れたかなとは思っています。 --今までとの違いは感じていたりしますか?特にはないと思います。選手が単純に最後は勝って終わるというところが大きかったのと、あとは先週(J2・J3百年構想プレーオフラウンド第1戦・鳥取戦)、あれだけひどい試合をしたので、そこのリバウンドメンタリティーというところが一番違ったんじゃないかなと思っています。
ザスパ群馬
監督
得点はできませんでしたが、取り組みとしてはそんなに悪い前半ではなかったと思います。ただ、あれくらいの流れであればもっと時間をつかむ力が必要ですし、得点して前半を終えなければいけなかったと思います。 その中で、後半の入りに先制できたところまでは良かったのですが、そのあとの失点の仕方や脆さ、分かっていた形、分かっていた場所、相手のセットプレーで複数やられてしまって、ゲームをラクにさせてしまったと思います。自分たちの技術の使い方に良さがあった半面、1つの球際やボールへの行き方、競り方や飛び方など、もっともっとタフにやらないと来季から始まるJ3には足りないというのがまだまだ出たなという総括になります。 そういう試合をしてしまい、最後の試合に金沢まで来てくれたサポーターの方々に勝ちを見せられなかったので、来季のスタートでサポーターに勝利を届けることを目指して、チームは進化していかなければいけないと思います。 --初出場となったキム グニル選手と原田 高虎選手の評価はいかがですか?グニ(キム グニル)は初めてのJリーグ、日本の公式戦という中で、最初にしてはいろんなものをトライしてやってくれたと思います。ただ、ここまでも少しケガがあって、今日も負傷してしまったので、もう少しタフになってくれたらなと思います。 高虎に関しては、あの若さで「自分の持ち味がどれくらい通用するのかチャレンジするんだ」という意欲とプレーを出してくれたことは良かったと思います。 --24位という結果になりましたが、このJ2・J3百年構想リーグを振り返って。世界的にも類を見ないリーグだったと思いますし、素晴らしい機会を得てJ2チームと何回も対戦させてもらい成長できましたし、進化できた部分もありました。ただ、最後の最後で来季同じカテゴリーを戦うJ3のクラブに連敗したことは、自分ももちろんですが、選手・スタッフが重く受け止めて、次に集まるときはもっともっとやらなければいけないことが攻守ともにあるんだと自覚しなければいけないと思いました。でもやっぱり、トータルとしては良いチャンスをもらえた20試合だったと思います。
ツエーゲン金沢
FW 13
白輪地 敬大
本当にこれまでやってきたことの集大成じゃないですけど、そういう大事な一戦だったと思うので、自分としてもチームとしても、来季に向けてということをイメージした中で、こうやって良い形でシーズンを終えられたのは、1つ良いものが出たかなというふうに思っています。 --自身1点目のゴールを振り返って。セットプレーの中で、コーチからブロックというのは言われていたんですけど、ブロックだけじゃなくて、そこからこぼれ球を狙っていく。富山戦はオフサイドになりましたけど、ああいうふうに折り返したところに自分が詰めていく。そこはFWというか、ストライカーの使命だと思います。ボブ(ブワニカ 啓太)が折り返してくれると信じていたので、詰められて良かったです。 --自身2点目について。今季はなかなかああいうふうに抜け出す形がなかったので、自分の特徴を出せない期間が長かった。最後の最後で(村田)航一くんが頑張ってくれて、自分がしっかり独走してGKを見ながらシュートを打てたというのは、すごく良いアピールになったかなと思います。
FW 9
ブワニカ 啓太
--自身のゴールシーンについて。ここ最近、シノ(四宮 悠成)とずっと一緒に練習していて、ああなったらあの形だよねというのは練習から話して、2週間ぐらいあれを練習していたので、練習どおりうまくいったかなって思います。 --練習してきたことがそのまま出たゴールですか?そうです。松本 大輔くんとかとも本当にずっとコミュニケーションをとっていた。いろいろ話し合って、シノがあそこで持ったときは、自分が点を決めたところに入り込めば点を取れるんじゃないかという話はずっとしていました。シノもそれを意識してくれていたと思いますし、僕もそれを意識していたので、生まれたゴールじゃないかなと思います。